恵実子の書評

ひとの役に立つ人間になりなさい 「徳は才に勝る」

백강 문정사랑 2010. 4. 6. 00:50

 

 

ひとの役に立つ人間になりなさい 徳は才に勝る」

                 コウ チョン ヘソン

 世のため、人のために生きればまわりまわって自分にかえっ
てくる。
 それはそうだと思うんだけど、自分の生きているうちに返っ
て来るの?誰かのために使われちゃってなくなるんじゃ
ないの?
 いやいや人のために生きたら自分も良くなるってそれ自体嘘
じゃないの?
 そんなこと思ったことありませんか?

 結婚したときは100%本当だと思ってた理想が
 年月とともに磨り減って 10年たった今じゃ10%も残っ
てない! 何てことありませんか。

 少なくともわたしはそうでした。
 人のためにやっても自分はぜんぜん豊かにならない
 むなしい 子供の教育に関しても、人の子供の面倒をみても
自分の子供の面倒見てくれる人なんていないじゃない。
 はい さびしい声ですね。
 
 でもちゃんといるんですね そんなことないよって
はっきり否定してくれるようなすごい人が。
 
理想100%で子育てして、その子供たちがものすごく優秀に
育って、普通のエリートどころじゃない。スーパーエリートに
なった人が。それもアメリカで。


 6人の子供を人もうらやむスーパーエリートにしちゃった

お母さんの子育て哲学なのです。


 お母さんの人生哲学から、日常生活から、

かなり細かく描かれています。

 この女性は一体自分自信ををどういう目で見てきたか
 ということが分かります。
 子供に対する態度は自分への態度の反映ですから。

 そして東洋人の子供をアメリカで育てるにあたって
子供のプライドをどうすれば守ることができるのか
ということを研究しまくったというのが見事です。
韓国で子育てする日本人が見習う点です。

 ノウハウ本としても十分に読み応えがある本です
これは一冊読んでおくと良い本だとおもいます。

 これは今子育て中のお母さんたちにもいいのですが、
これから出産、育児を経験していく若い世代の女性たち。
こういう意識の高い本を読んでもらいたいものです。

 私は20代にこういう本全く読まなかったですね、

もったいなかった。

 こんなの読むくらい意識が高かったらまた別の人生だったかも。

 

 じゃあ一体何を読んでいたのかというと

 あのころは自分がお母さんになるなんて

 実感が湧かなかったので、

 人生哲学みたいなものばっかり読んでて

女とか母というカテゴリーに焦点が合ってなかったような気が。


 母親になったらなったで、自分が幼い母親だってことはすぐ分かったんですが

 子育て中わざわざ本読んでる暇ってないですよね

 付け焼刃っていうんでしょうか。
 そういう意味でこれ漫画にして欲しいくらいです。
 そしたら読める人もっと増えますよね って。