こんなこと、あんなこと

地下鉄の中での物売りおじさん 2011.6

백강 문정사랑 2013. 9. 3. 15:14

 韓国のソウルは、隅々まで地下鉄が張り巡らされています。



 

 駅の名称は数字でも表記されていて


 

 乗換えもしやすくなっているので、


 

 日本人観光客の方が3.4人のグループで乗り込んでくる姿をよく目にします。


 

 最近では地下鉄内での日本語アナウンスも流れていたりします。



 

 そして韓国の地下鉄では 日本では見られない ある人たちが往来しています。


 

 それは大きくわけて、「ザ・物売り」と 「寄付お願いします」の二つのグループがあります。



 

 「寄付おねがいします」には


 

 身体障害者の方が、杖を付き、ザルを携え


 

 キリスト教の聖歌を流しながら、回ってくるものと。(目の見えない方が多いようです)



 

 「自分達には両親がいません」 とか「施設でくらしています。」の類の紙を


 

 乗客にばーっと回して、それを回収がてら、やはり何かの箱に


 

 「お金をお願いします」というタイプがあったりします。



 

 

 寄付と似たような「ザ・物売り」として、お年寄りが、ガムを売って回っているというスタイルもあります。


 

 チョコレート売りなんかも、以前はあったそうですが、


 

 私はガムしか知りませんね。



 

 「ザ・物売り」の方がうっている製品は


 

 音楽のCDだったり、排水溝のつまりとりだったり


 

 日焼け防止の腕カバーだったり


 

 ストッキングだったり、雨の日は傘だったり


 

 健康食品だったり、実に多様です。



 

 ただみんな同じ時期に同じようなものを売っているようです。


 

 あんたはCDで、こっちは靴下というバリエーションはあまり見えないので。



 

 ラッシュの時間ははずして、午前中10時くらいから午後4時くらいまで


 

 この方々をソウル内の地下鉄全線で見かけます。


 

 あと夜のラッシュ以降の時間も。


 

 

 だれか買うのかなー と思っていつもみてました。


 

 私は一度もものを買ったことは


 

ないのですが、(寄付はなんどか)


 

 結構売れてたりします。



 

 

 はい 、この方は何売りさんでしょうか?


 

 答えは夏用帽子売り。


 

おじさんの頭に巻かれた帽子は 小さく折りたたんでバックに入れられる便利モノ。


 

 色も7色くらい用意されてまして


 

 値段は5000ウォン (400円弱)


 

 私の車両で3つくらい売れてましたよ。


 



 


 

はい 、契約成立で御購入。


 

品物を入れているカートを写すことができなかったのが残念!



 

 このようにソウルの地下鉄ではじっとしていても


 

 いろんな方が入れ替わり立ち替わりやってきます。



 

 ほんとうはこういう行為、地下鉄では禁止されているんですが、、、


 

 厳しく取り締まられてはいないというのが現状です。


 

 買いたくなければ、じっとしてればいいし、


 

 大きく認めることは出来なくても、なくす必要はないんじゃないかと思います。


 

 

そういえば、地方行きの高速バスには


 

 するめとか、お餅とか ゆでとうもろこし とか 


 

 のりまきとか を持ったおばあさんが


 

 「買ってくれー!!」と出発前に乗り込んでくることが。


 

 最近ではだいぶ減りましたが。


 

 

 渋滞する道路の局所には、食べ物やコーヒーを


 

 もって「買ってくれ」と車ぎりぎりまで近づいて


 

 販売する人も存在します。



 

 韓国の盆正月はどこの道路も渋滞するので


 

 この人たちはものすごく儲けます。


 

 私は知っている学生がこのアルバイトをしてたので


 

 金額を知ってるのですが、普通の日でも一日一万円以上は軽く稼ぐし


 

 そういう特別な日になると、一日5万円くらい行きました。


 

 売るものがなくて、売れないって行ってました。


 

 たった2.3時間くらいの商売ですが。



 

 なんと彼の家族は彼があまりにも設けてくるので


 

 彼のお兄さん、お父さん、お母さんまで同じことをはじめてしまいました、、、、




 

 ちょっと危ない感じがするのですが


 

 いつも元気に売っている姿をみると


 

 ああ、無事故でよかったと安心したりしたものです。


 

 


 

 商売においても、全然じっとしてられない


 

 実に積極的な国なんですよ ここは。