覆分子フェスティバル(ポップンジャ・フェスティバル)2011.6
私の住んでいる 高敞(コチャン)という町には
以前、マキさんが記事をあげてくれたコインドル(古代ドルメン)の他に
いくつか代表的な産物があります。
なんといっても、まずは覆分子(ポップンジャ)
これはアメリカ産ブラックベリーの変種なんですが、女性ホルモン増強に聞く、免疫向上などの
効果が高いということで、体にいいもの大好きな韓国人の間では有名な果実です。
そのまま食べることもありますが、多くは、つぶしてジュースになったり
お酒になって出回っています。
その次に、 高敞スイカ これもスイカ界のブランドです。
そして、あとうなぎの養殖が盛んでしてね、この町。
あとピーナッツとか、麦だとか、他にもあるんですけど
とりあえず上記の三つが、代表的産物と認識されてるので
うちの町の街路灯のデザインを見てくださいよ
うなぎです。ライトが
うなぎと スイカはすぐ分かりますね。
うなぎの尻尾の下の丸の中に描かれているのが、覆分子(ポップンジャ)です。
今、この覆分子(ポップンジャ)の実が色づき始めていて
おそらく来週くらいから3週間くらいの収穫期に入ります。
毎年収穫期直前に、ソヌン寺という有名なお寺の側で、
覆分子フェスティバルが開かれます。
今年からはなぜか名前が フードフェスティバルになりましたが
やってることは同じです。
町の特産品を一同に集めて、いろんな催し物と抱き合わせ、三日間続きます。
都会からたくさんの観光客がやってきます。
覆分子の化粧品、覆分子のお菓子、
お酒くらいは結構目にするのですが
今回は 覆分子配合の ソース!とか
覆分子での 足湯!!
「 高敞覆分子 足湯体験 」
あと、スイカのデコレーション?
スイカに模様を刻みます。ナイフで
この技術は、結婚式の引き出物なんかにも使われます。
それとこれも毎年恒例 「うなぎのつかみどり」
成人男子以外なら誰でも参加できます。
みんなスイカの帽子を被ってますね。 今まだ みんながプールに入りきってないところです。
最後はイモ洗い並みの混雑になります。
うちは長男が参加。
「おかーさーん。 僕うなぎ足で踏んづけて捕まえたのに、後ろから誰かに押されて逃した!!」
と、何度も悔しそうに言いますが、息子よ、そんなもんだよ。
足で踏んづけたなら、決して逃してはいけないのだよ。
来年は完全装備で頑張ろう!
お母さんはうなぎを待ってるよ (^O^)/
このソヌン寺というお寺は、この催しがなかったとしても、
非常に有名なお寺で、一年中韓国全土から参拝客が途絶えないのですが、
このお寺のあるソヌン山という山で、時代劇大河ドラマのロケがバンバンあるものですから
そっちのほうで有名になってしまい
お寺はすどおりして、ロケ地だけを見に来る日本人観光客がたくさんいるそうです。
いろいろ撮影したそうですが
一番有名なのが「チャングムの誓い」でしょう。
チャングムのお母さんが亡くなった洞窟とか
これがチェ・サングンが 自殺した場所や
チャングミに愛の告白をした場所のお茶畑もあるそう。
うなぎは逃したとはいえ、 いろんな体験行事がたくさんあり、
スタンプラリーなんかでも
商品をもらってきたうちの子達は満足したらしく
「楽しかった!!」といっておりました。
この行事はたいてい6月あたまの 金・土・日にあるそうです。
朝は涼しくても昼はすごく暑かったです。
帽子をもって、それから水は多めに持参しましょう!!!
もう子供達は三人とも 「水!水!みずーう!!」の大合唱。 それくらい暑かったですね。
夫は帰り道、これは!! と思う松の木を見つけて山にはいり
松の新芽を嬉しそうに採集していました。
10キロ入りの砂糖を買ってきて、昨日は松エキスをいそいそと漬け込んでいました。
なにしろ田舎ですので、ちょこっと山に入り込めば、いろんなものがあります。
野生の桑の実なんかも簡単に取れます。
桑の実を食べまくった私達家族は、
全員手と口をマムラサキにして帰ってきたのでした。 (えみこ)