キムパプ(韓国のりまき)にまつわる事件2011.6
韓国ののりまき、 韓国語で キムパプというか キンパップというか
正確な日本語表記は難しいですが、まあ、 直訳すると 「のりごはん」です 。
私は子供の遠足には、これを作って、お弁当箱に詰めて送り出します。
お店で買っても、1巻き100円くらいから買えるものだから
子供一人が遠足にいくくらいなら、買ってきて詰め替えたいところですが、
我が家の子供達は「お母さんが作ったキンパプ」を頑なに要求するので
4月から6月の行楽シーズンは、月に2.3回は ノリマキ 巻き巻きです。
キンパプと 日本ののりまき 何が違うかというと 、
まずご飯につける下味が違います。
韓国のは ごはんに塩とごま油を入れます。ゴマを混ぜ込む人もいます。
キンパプの命は ご飯ですから、ちょっと硬めに炊いて
下味を程よくつけることさえできたら、後はもう 何をいれても
失敗することはないと思います。
フライパンの中にある赤いのは刻んで炒めてごま油を振った白菜キムチ。
きゅうりに、炒めたにんじんに、ハムにカニかまぼこにシーチキンに 細長いたくあんに
あとここには移ってませんが、 卵の細ぎりと、ゴマの葉と、はんぺんの細ぎりのようなものも
私は入れます。
海苔の左下にあるのは、ごま油です。
これを海苔のはじっこにぬって、糊の役目をさせます。
ごらんのとおり、この料理、手間と時間が掛かるのは下準備です。
ここまで出来たら、巻く段階になると、さっさっさっさ
手には使い捨てビニール手袋をはめています。
辛いものを抜いているところをみると
これは末っ子用のキンパプですね。
まな板の上で、口に入るサイズにスライス
私はこの日、朝6時におきて、このキンパプを 20本ほど巻きました。
私がソウルに行く予定があったので、
こうして作りおいておきさえすれば、
学校から帰った子供達のおやつになるだろうと。
ところが夕方、娘から電話が掛かってきました。
「おかーさん、 大変、大変! キンパプの 中身だけがなくなってる。
たくあんだけ残って、 ハムとかカニカマとか おいしいの全部なくなって
スカスカの ご飯だけが残ってる!!」
というのです。
理由は、このコでした。
上を向いて布団を被って眠る我が家の飼い犬 クララ
食卓の上にキンパプをおいて、上からボールで蓋をしてあったのですが
蓋を払いのけて、
家族がいない間に、つい食べちゃったみたいです。
このコは食卓にあるものには、手をつけないのですが
なんかいいにおいがして、つい食べてみたらおいしくて
結局一つも残らず、おいしいものだけ抜き出して食べちゃったということでしょう(x_x;)
クララは ものすごーく うちの夫に怒られて
それは、ほとんど折檻と言ってもいいほどで∑(゚Д゚)
まったく、もう。 クララも 旦那も。
ということで、帰ってきた子供達の口には満足に入らなかったということでした。
死ぬほど怒られたので、おそらく二度としないだろうと思いますが、
ノリマキのおいしいところだけ抜いて食べるなんて、、、
私も幼い頃、同じことして、怒られました。
だって卵だけ食べたくて、かんぴょうはおいしくないんだもん!! (と小さい頃の私が申しております。)
結局は飼い主に似たんでしょう、、、、
私はとても怒る気になれない。