汽車でまわる自然公園2011.5
これで最後です。済州島観光地
エコーランド -林の中の汽車旅行ー
この列車で回るコースは、去年出来たばかりだそうで
まだ済州島の方達がわれもわれも と詰め掛けている状態だそうです。
ハンラ山の山沿いの原始林30万坪を抜けて汽車を走らせています。
森の中には地理的に独特な植物か生育しているそうです。
風車小屋もあり
次の列車がやってくるのを待ちます。
次に乗せてもらったのは赤い汽車
なんか、いきなり言葉少なくなってしまったのは
私がこういう「自然に親しむ」ツアーがあんまり好きじゃないからなんです。
どっちかっていうと「エコ」の反対で「自然破壊」に近いのでは?
私の現在の居住地域がど田舎で
山好きの夫に引きずられて、しょっちゅう林を掻き分けて
山に登っているせいで、こういう自然公園を見たときに
つい「つくりもんくさい」 と思ってしまうのです。
森深くに入っていくと、蛇も虫もいます。
そういう田舎のマイナス面を除外して
都会人や外国人が 都会のままの格好で
なんとなくヨーロッパ風に作り変えられた自然に触れるために
こうして森林を切り開いて、鉄道を通して見学しているのであって
ほんとに自然と戯れたかったら
ちょっと勇気を出して山に入って行けばいいと思うのですが。
こういうスタイルって、手もぬらさず、靴も汚さない
「なんとなく自然体験」だよなあ と思い
あまり教育効果は高くなさそうだ と
ちょっと斜めに見てしまっているんですね。
でもこんな素敵な列車に乗れるってのは、韓国の子供達にとっては
めったにない経験だと思うので、そこのところは否定したくないんですよ。
これに乗ったら子供達は嬉しいと思う。
醒めた目で見てるのは世間ずれした私であって。
この島は、観光が最大の資源だから、
どんどん新しいアイテムを作り出していかないといけないわけです。
リピーターあってこその観光産業ですから。
でも、山ほどの博物館も、ロケ地めぐりも、乗馬体験も、なんというか
どれもこれも似てるんですよ。 やたら箱ものが多いし。
済州島でも博物館という名称にするときは補助をだして奨励しているそうです。
一回やったらもういいかっていうか、 そう何度もしなくてもいい というか、飽きがきちゃうんです。
自分と観光地の間にストーリーが作れないんですよ 、この手の観光って。
東京ディズニーランドに学べ! じゃないですが。
なんかこういう旅って一味足りない感じがして、
またこようという気になってもらうには、どうしたらいいのか?
もう一度行きたくなるところってどんなところでしょうね?
私も自分の現在居住している地域に観光客に来てもらうことを考えているので、
済州島旅行は いい勉強になりました。
とにかく済州島旅行記 長々とおつきあいありがとうございました。
来週はソウルでのイベントをアップします! (えみこ)
これは済州島の庭園にあるレストランの柵、 なかなかいいと思いませんか?