教育の話

小学生って大変2011.9

백강 문정사랑 2013. 9. 9. 10:03

私は今、時間さえあれば韓国の小学校の教科書をめくっています。



 

 (大体の内容をつかまないといけないので。)



 

  (って、こうやってブログ書いていますが、、、)


 

 そして思うのは



 

 「むずかしー」!!! 





 

  最近の記事に写真がついてないのは


 

  私が忙しくなってしまったせいもありますが、


 

  我が家のpcちゃんが、機嫌を悪くして入院しているせいです。



 

  韓国の教科書のことについて書くときは


 

  写真つきで書いたほうがいいだろうと思い


 

  あまり書いてなかったのですが


 

   もう、「字」だけで書いてしまいます。




 

  例えばこの詩。


 

 

  小学二年生二学期の教科書です。




 

    よく見るとかわいい。



   

    じっと見てると愛らしい。




    おまえも そうだね。 (ナ・テジュ)



 

         (純粋な直訳ではありません。日本語の語呂にあわせて訳しました)



 

  という詩がでてきます。



 

  そしてこの詩にぴったりのタイトルを想像してつけましょう! という学習内容です。



 

  これって韓国語で育った韓国の子供がやっても難しいと思いませんか?




 

 また、「なぜ主人公はそうしたのでしょうか?」とか



 

  「主人公の気持ちになって次の台詞を考えて見ましょう」


 

 

   式の問題が教科書にすごく多い。


 

    これが最近の韓国の教育課程の特徴でもあります。



 

  

   外国から来た子供たちには


 

  いっそ昔のような、詰め込み式の問題の方が楽だ思います。



 

  今は「考えてみよう、調べてみよう」が授業の流れですので


 

  韓国語が分からないとほんとに致命的です。



 

   これは、、、ほんとに子供たちにとっては大変なことなんだなあと


 

   いまさらながらに思いました。



 

  韓国語で育った韓国の子供たちでさえ、知らないこと、あやふやなことを


 

 確認している時期なんですね、小学生の課程って。 


 

  大人になるまでに、一度は学んでおかないといけないことを


 

  学ぶ期間なのに、語学が障害になって、それを学ぶことができないってのは。


 

 

 なんの準備も無く、日本の学校から韓国の学校に移した彼らの保護者は


 

  子供たちの人生における教育機会を奪ってしまっているのだなあと思いました。



 

  


 

  子供なんだから、そのうち覚えるだろうと、大人たちは軽く思うかもしれませんが


 

  「国際的お引越し」には十分な準備があったほうがいいだろうと思います。


 

   「軽く」覚えちゃう子もいるにはいますが。



 

  私はソウルから地方に二年前引っ越しましたが


 

  子供の年齢が高いほど、田舎に慣れるのに時間が掛かりました。


 

  母親としては、一番それが辛かったです。


 

  同じ韓国内での移動だったんですけどね。




 

  

  外国からの移住で、韓国の学習内容にまでついていけないとなると


 

  子供には大きな苦痛ですよね。




 

  韓国から、子供さんをつれて一ヶ月の短期留学のようなことをしている


 

  日本人ママさんたちがたくさんいます。


 

  日本語が出来ない状態で日本の学校に入っても


 

  日本の学校ではかなり先生が配慮してくれる部分があり、


 

  それなりにみんなついていけるようです。



 

  韓国では、今こういう「学習についていけない多文化家庭の子供」というのが


 

  大きな問題になっています。


 

  そして韓国の現場の先生たちを見ていると


 

  総じて、日本の小学校の先生のように、マメな対応を求めるのが難しいところがあります。



 

  生徒が学校で不適応を起こしたとき


 

  学校は「親が無責任だ」といい


 

  親は「学校がちゃんとしてないからだ」といい


 

  その妥協線が見つかりません。



 

  しかし、どちらを責めて憎みあっても、子供の環境が改善されることはないし


 

  お前が悪い!といわれて「そうですか、改めます」という人っていないと思います。



 

  しょうがないので、


 

  「親も学校ももうどっちも変わってくれなくていいよ」と思うようになりました。



 

  私はとりあえず個人的に


 

「勉強ってすんごく楽しいことだ!!」と心から思っています。



 

  


 

  そのすんごく楽しい勉強ができるようになる楽しみの入り口まで


 

 なんとかみんなで近づけるように、お手伝いをしに小学校に通っています。



 

 

 たとえぜんぜん韓国語が分からない子が、いきなり教室に入ることになっても



 

 そのコのレベルに合った指導法をある一定の期間継続して続けることができれば


 

 

 必ず結果がでると思っていますので


 

 

 毎日毎日、地味なことの繰り返しです。



 

あまり子供たちには楽しくないかもしれません、私は結構厳しい先生.


 

 

 でもそれが一番効果があると思ってます。 (たまには外で縄跳びをしてもいいと思いますが)


 

  


 

  

  でももともとムシが良いので、どっかに


 

 「一日で韓国語がぺらぺらになるブック」とか「ディスク」を


 

 神様が私の足元に落としてくれてるんじゃないかと思って


 

 いまでも馬鹿みたいにきょろきょろして歩いていたりもします