ほめケチ2011.9
日本からの転校生、韓国語能力向上のお手伝いのため
毎日一生懸命学校に通う。
すでにやってる家庭教師の時間をやりくりしての移動なので
もう時間がキツキツだ。
いきなり生活が変わっちゃったなあ、、、
私はどうしてこういう生活をしているのかしら??
流されるタイプなのである。そうは見えないが。
昨日、教頭先生が子供たちに、「日記をかいてらっしゃい」と言いつけたらしい。
私は知らんかったが。
一人がノートの一面にびっしり書いたものを
教頭先生に見せた。
蛍光ペンを使ったせいで、字がよく見えなかったが
それでも最後まで書いてあった。
私はそれをみて、
「わー、すごいねー こんなにいっぱい書けたの!」と思わず口にしたのだけど
日記を書かせた教頭は
「ふーん。」 といったきり、内容を読みもしない。
「蛍光ペンで書かずに、次は鉛筆でね、内容はえみこ先生にみてもらいなさい」
とすごくそっけない。
ほめてやれよー!!! 内容はともかく約束守ってきちんと書いてきたんだから。
こういう人を私は 「ほめケチ」 と呼んでいる
減るもんじゃないだろう。 誰かを褒めて自分の価値が下がるわけじゃなし。
この日記をみたほかの女の先生が
「小3の基準には全く満たないわね、、、」
おーい! この子たちはこの春から全く知らなかったハングルを習い始めたんだぞー!!
外国人なんだぞ。 わかってますか?
ということがあった。
なんかなあ、 私の母親は褒めまくるような人でもなかったし
気の利いた褒め言葉を、タイミングよく投げてくれるような人じゃなかったけど
私がすることを、何をしてもにこにこと笑ってみてた。
なんかやさしかったのだ。 うちの母も、出会った日本の先生たちも。
ああいう全方位型の包容力と比べると
韓国の女性は、、、
彼女たちにも彼女たちの良さが当然あるし
日本女性と違ってどうだとか、どちらが上だとか、そういうのでもない。
ただ、ただ、私は日本の女性に育てられて良かったなあって思っただけで、、、
疲れてるときは特に、ダダ漏れの愛情に無条件に包まれたいなあと思うのでした