こんなこと、あんなこと

Change mother2011.9

백강 문정사랑 2013. 9. 9. 10:11

以前、英語のネイティブの先生達と付き合っていた頃の話だ。


 

   

  週末一緒に遊びに行く約束をしてたので


 

  時間確認のため、私に電話がかかってきた。



 

  彼らは契約制の語学教師として韓国に来る。


 

  彼らの韓国語が上達することはあまりない。



 

  日常のこと、学校でのやりとりは簡単な英語で済むし

 

  英語で話した方が人に喜ばれるので


 

  韓国語を学ぶ必要がないというのが大きな理由だと思う。



 

  だから当然、彼らと話すときは、英語で話していた。



 

  うちの子たちも、知ってる英語を駆使して、なんとかコミュニケーションしていて


 

  意思の疎通に困ったことはなかった。 


 

  困るようなレベルのことは話してないし。



 

  ボブの電話をとったのは、うちの長男だった。


 

  「ハーイ、ボブ ヘロー!!」 と元気よく挨拶し


 

  「お母さんに電話代わってあげるよ」 と言ってあげたかったらしく


 

  大きな声で

 

  「Change mother!!」 



 

    電話の向こうのボブは


 

   「Change mother!?」 


  と仰天した。


  というか驚いた振りをしてくれた。


 言いたいことは分かってたと思う。



  つまり長男が言ったことは


  「おかあさんを交換する


 

  という意味になってしまったわけですね。 (数詞がついていませんが)



  「電話かわってあげるよ」って

    正しく英語で言うと何でしょうか?


   私今全然思いつきませんが、どなたかコメントにいれてくださいませ。


  賢い方がたくさん見てくれてるようですので。




   それ以来、うちでは「Change mother」は家族共通の冗談になった。



  私がうっかりしてコップを割ったりすると

   

    「 Change mother!!」


  おかずが少ないと


   「やっぱり Change mother」 


  私が夫を足蹴にすると


  「 Change wife、ヘルプミー!」



   冗談で使ってますが


   考えてみると結構意味深な言葉ではないですか?




  子供というのは基本的に 「Change mother」が出来ないですから。


   嫌な親から大きくなって家出するってことはあっても


   子供のうちはできません。


  

   簡単に「Change mother」ってありえないです。


  ママは、交換不可能、 「Changing mother is インポシブル!」


   

   自分では選べない最初の人間関係。 ママと子供たち。


 

   心理学系の学者さんたちによると、この最初の人間関係がすごく大事らしい。


 

   うまくいくと、あとあといろいろ子供の人間関係は楽で


 

   親との関係がこじれてると、あとあとの人間関係にも難しいことが


 

   というのは、あると思う。


 

  でも、変えることはできないからねえ、親は。



 

   そういえば、先日あるお母さんが


 

  「いいですねえ、 お宅のお子さん。 


 

   なんかお利巧そうでよく言うこと聞きそうで


 

   うちのと全然違うわ。


 

   よかったら


  うちの子と、そちらの子を交換してくれないかしら


 

   どうも私は子供のあたりが悪かったみたいだから!!!」



 

  

  といった人がいた。



 

  びっくりした。



 

  自分の子がどんなに出来が悪かろうが、そのことに関しては


 

  ずっとかかわって引き受けて、見守っていこうと思うのが普通だと思ってた。


 

  

 なのに彼女は 「Change baby!!」


 

   それも自分の子供の前で!! すごいぞ!!


 

  これはちょっと変わった人だと思うけど


 

  

  「人間」 と「モノ」を


   同列に 扱ってはいけません!!

     


 

   

   って、ことをでかい声で言わないといけないのか???



 

     もしかして



 

  「なんでダメなの?」 とか聞きかえされたら怖い。 (えみこ)