韓国伝統結婚式2011.10.4
えみこです。
昨日、町で毎年行われるお祭りがありました。
モヤン城(コチャン邑城)で行われるので
モヤン城祝祭と呼ばれております。
そのお祭り期間中のイベントとして
「韓国伝統結婚式」というのがありました。
知り合いの日本人女性が、この結婚式の主人公になったので
出かけてきました。
彼女も韓国在住10年を越え、
子供も小学4年生を筆頭に3人いるのですが、
「結婚式は挙げてなかったから」
ということで、こうして晴れの日を迎えました!
おめでとう!!
お客さんは、親戚友人に加えて、
お祭りを見物しにきた方々。
花嫁行列です。
先頭は地元の農楽団
新郎をのせた籠が続いて。
その後ろに新婦の籠
籠を運んでいるお兄ちゃんに聞いてみました。
「重いですか?」
「いや、重くはないんですけど、
高さがね、低くて腰が痛いです」
ということでした。
提灯をもって韓服を着込んだ子供たち
このご夫婦の長男の僕と長女のお姉ちゃん
暑くて、疲れて、「ふー」
取材に来たカメラマンがい─っぱい
階段を上がって、式場に向かいます。
これはさっきの籠
良くみると座布団がレノマ
(細かい演出にまでこだわりましょうよ!
伝統結婚式なんじゃなかったの?)
前でプロのパンソリ歌手が歌って待っています。
ちなみに,この鶏(赤い風呂敷と青い風呂敷に包まれた台の上の二匹)
生きてます!!
式の最後に自力で脱出しましたが
横にいた女性にガシッと捕獲され
戻されました。
上半身自由に動けるので
首だけ動かして、米をついばんで散らかしていました。
式のあとに振る舞われるマッコリが準備されてました。
式場に入る先頭役の方の手には対になった「キロギ」
(一度ツガイになったら、最後まで添い遂げるといわれているらしい、おしどりか?)
新婦はもうずっと腕を90度の角度に保ったまま。
両脇の女性たちが支え役ではあるけど
大変そうです。
観客のお年よりたちから
「最近の新婦は顔を随分と外にむけてるなあ、
昔の婚礼ってのは、式の最初から最後まで
新婦の顔なんか見えんもんだったが」
という揶揄と笑いが起ります。
新婦が日本人だと分かると
「日本から来た在日韓国人に違いない」
と私の回りのお祖母さんたちは噂してました(←間違い)
男性が東、女性が西に位置するということが決まっているので
午前中の太陽はまともに、新婦を直撃!
あの新婦服の中身の重装備を知っているだけに
私はとても
伝統結婚式素敵だわーなんて
うっとりできない!!(/TДT)/
今週中に今回の新婦に会う用があるので
「式がおわった頃に、貧血起こさなかった?」と聞いてしまいそうです。
司会者が子供たちに向かって
「お父さんとお母さんにお祝いの言葉を」とマイクを向けたものの
お嬢ちゃんは終始 無言
お兄ちゃんも何も言わないので、仕方なく司会者が
「お幸せに」と言ってと囁いたのですが
お兄ちゃんは、ものすごーく投げやりに、まったく感情がこもらず
ぺっと「お幸せに」。
これは、感情レベルで翻訳すると
「さっさと終わってくれよ!!」
と私には聞こえました。(えみこ翻訳)
いや、いろいろありましたが、
たくさんの礼を夫婦がお互い交して (一つ一つに意味がある)
お神酒のような役割のお酒を飲んで。
30分ほどで婚礼はおわり、披露宴に移りました。
私は来年のお祭りの新婦役をしないか?
とある人から言われたのですが
「結構でございます!!」 と即座に断ってしまいました、、、