こんなこと、あんなこと

韓国伝統結婚式2011.10.4

백강 문정사랑 2013. 9. 10. 09:43

えみこです。

昨日、町で毎年行われるお祭りがありました。

モヤン城(コチャン邑城)で行われるので

モヤン城祝祭と呼ばれております。



 

そのお祭り期間中のイベントとして

「韓国伝統結婚式」というのがありました。



 

 

知り合いの日本人女性が、この結婚式の主人公になったので

出かけてきました。

彼女も韓国在住10年を越え、

子供も小学4年生を筆頭に3人いるのですが、

「結婚式は挙げてなかったから」

ということで、こうして晴れの日を迎えました!

おめでとう!!



 

 お客さんは、親戚友人に加えて、

お祭りを見物しにきた方々。



 

花嫁行列です。



 

先頭は地元の農楽団



 

新郎をのせた籠が続いて。


 


その後ろに新婦の籠



 

籠を運んでいるお兄ちゃんに聞いてみました。

「重いですか?」



「いや、重くはないんですけど、

高さがね、低くて腰が痛いです

 

ということでした。



 

提灯をもって韓服を着込んだ子供たち

このご夫婦の長男の僕と長女のお姉ちゃん



 

暑くて、疲れて、「ふー」




 

取材に来たカメラマンがい─っぱい


 

階段を上がって、式場に向かいます。



 

これはさっきの籠



 

良くみると座布団がレノマ

 (細かい演出にまでこだわりましょうよ! 

  伝統結婚式なんじゃなかったの?)



 

前でプロのパンソリ歌手が歌って待っています。



ちなみに,この(赤い風呂敷と青い風呂敷に包まれた台の上の二匹)

生きてます!!



式の最後に自力で脱出しましたが

横にいた女性にガシッと捕獲され

戻されました。

上半身自由に動けるので

首だけ動かして、米をついばんで散らかしていました。





式のあとに振る舞われるマッコリが準備されてました。



 

式場に入る先頭役の方の手には対になった「キロギ」

 (一度ツガイになったら、最後まで添い遂げるといわれているらしい、おしどりか?)



 

新婦はもうずっと腕を90度の角度に保ったまま。

両脇の女性たちが支え役ではあるけど

大変そうです。

観客のお年よりたちから

「最近の新婦は顔を随分と外にむけてるなあ、

 昔の婚礼ってのは、式の最初から最後まで

新婦の顔なんか見えんもんだったが

という揶揄と笑いが起ります。

新婦が日本人だと分かると

「日本から来た在日韓国人に違いない」

 と私の回りのお祖母さんたちは噂してました(←間違い)

男性が東、女性が西に位置するということが決まっているので

午前中の太陽はまともに、新婦を直撃!

あの新婦服の中身の重装備を知っているだけに

私はとても

伝統結婚式素敵だわーなんて

うっとりできない!!(/TДT)/

今週中に今回の新婦に会う用があるので

「式がおわった頃に、貧血起こさなかった?」と聞いてしまいそうです。

司会者が子供たちに向かって

「お父さんとお母さんにお祝いの言葉を」とマイクを向けたものの

お嬢ちゃんは終始 無言

お兄ちゃんも何も言わないので、仕方なく司会者が

「お幸せに」と言ってと囁いたのですが

 お兄ちゃんは、ものすごーく投げやりに、まったく感情がこもらず

 

 ぺっと「お幸せに」。 

これは、感情レベルで翻訳すると

 「さっさと終わってくれよ!!」


と私には聞こえました。(えみこ翻訳)

 いや、いろいろありましたが、

 たくさんの礼を夫婦がお互い交して (一つ一つに意味がある)

 お神酒のような役割のお酒を飲んで。

 30分ほどで婚礼はおわり、披露宴に移りました。

 私は来年のお祭りの新婦役をしないか?

とある人から言われたのですが

 「結構でございます!!」 と即座に断ってしまいました、、、