高敞高校枡富さん関連

日本人が建てた学校2012.2.26

백강 문정사랑 2013. 9. 14. 11:54

私はこの一週間


 

 頭からにまみれていました。



 

なんの埃かというと


 

日帝時代に高敞高校が所有していた


 

日本語図書から出てきた埃です。



 

 一週間古書の整理に没頭していたのです。




 

 最初数えて、600冊から700冊だと考えて手をつけ


 

 金曜で「終わったー!」と思っていたのですが、


 

 何気に、「他の書籍はなにかな?」と書庫を見て回っている時


 

 「日本語書籍の書棚」を新しく発見し!


 

 てしまったので


 

 来週もひきつづき古書の整理をします。



 

  


 

  やっててなかなか楽しいのですが

  

 ホントに埃の量が半端じゃなくて


 

  その部屋にいるだけで


 

 涙が流れ、鼻水が出てきます。


 

  

以前にそれに関する記事をアップしていたと思います。





 

 これが、日帝時代の高敞高校 (当時は中学校と呼ばれていたはずです)


 


 



 

 歴史資料館に保存されている当時の校旗と


 

 関連資料


 

  



 

  植民地時代


 

 内地(日本)から訪問した見学団による


 

  朝鮮での教育視察写真

  

 



  高敞高校の歴代校長の写真が陳列されていますが

 



 

 一番最初


 

  初代校長が 日本人のますとみさん  


 

   私が今漢字の資料を持ってないので、ひらがな表記ですが。



 

  福岡で生まれた方で早稲田出身のようです。




 

   写真に「あんざえもん」とかいてあったのを読んだうちの息子は 


 

   「この人はドラえもんとどういう関係があってこういう名前なの?」


 

   と聞きました、、、、

 


 

   「当時は何とか衛門って名前がまだ使われてたのよ、、、」


 

  


 

 この方はキリスト教の伝道師だったそうです。



 

 韓国側のネット記事では「まつとみ長老が」 と書かれています


 

  


 

 高敞の田舎で、8人の生徒を集めて始めたのが


 

  この学校の始まり。




 

 まつとみさんが学校を個人で運営することが難しくなり


 

 経営が他の方の手に渡るのですが


 

 そのときにもまつとみさんが相当額の寄付をしています。



 

  1995年にまつとみさんは


 

  日本人初の韓国国民勲章・モランジャンというのを受賞なさったそうです。


 

 もちろんまつとみさんご本人はすでに故人ですが。


 

  


 

  数年前にまつとみさんの子孫の方が、


 

  高敞高校を訪問なさったようです。


 

 

  このモランジャンって何?と思ってネットで調べてみたところ


 

  金・ヨナも同じ賞をもらっていました


 

  韓国人の誰かが「モランジャンってなに?」との質問を上げてくれていたので


 

  その部分を抜粋します。



 

  国民勲章は


 

  大韓民国の政治・経済・社会・教育・学術分野において


 功を建て国民の福祉向上と国家発展に大きく寄与した者に授与される、、、


     そうです



 

  そういうヒジョーに歴史深く意義深い学校で


 

   100年近く前に購入された日本語書籍のデータベースをせこせことつくっています。



 

  古書の整理は実に 


 

  意義深いんだけど、面白いんだけど


 

 この埃の量ってのが殺人的で


 

  

 これは「ああ野麦峠?」 「女工哀史?」


 

  私、これをずっとやり続けたら肺病でやられるんじゃないかしら???と


 

 思うほど。


 

  一冊触ると埃、 本を開けると埃。


 しかも乾燥がすごくて


 

 肌も髪もバリバリです。


 

 私はローションとオイルを持ち込んで


 

 一時間後とに塗りなおしていますが


 

 それでも、乾く乾く。


  娘と息子が空いた時間に手伝ってくれているのですが

 

 彼らもずーっとくしゃみ、と鼻水です。


 


   「 ここは、すごく体に悪そう、、、、」


  「おかーさん、かわいそうに」


 


   


   肺の弱いうちの夫は、無意識に危機を感じてなのか全く寄り付きません。


  いっしょにやろうねと約束してたのに、、、 この裏切りモンが。


  今週中にはなんとか終わりそうです。