えみこ書評(2010年以降)

11匹のねことあほうどり2012.2

백강 문정사랑 2013. 9. 16. 11:09

今年の日本帰省の時

 「11ぴきのねこ」シリーズのなかで


 

  うちになかったものを買い足しました。


 

   そのうちの一冊がこれ。

   

11ぴきのねことあほうどり/馬場 のぼる
¥1,260
Amazon.co.jp

  11ぴきのねこたちが

  コロッケ屋さんを開店する。

  最初は良かったが、だんだん売れ残りのコロッケを食べるのに飽きてきたねこたち。

   (このねこたち、あまりまじめじゃないのが、チャームポイントです)

 

 「あまりものの、コロッケを食べさせてもらえませんか?」

  と、はらぺこのあほうどりが、お店にはいってきた。

  いいかげんコロッケじゃなくて

  鳥のまるやきでも食べたいなあ 

  と思っていたねこたちは

  あほうどりをみて

  唾を 「ゴクリ」 うまそう、、、、

  「おいしい!おいしい!」 とコロッケをほうばるあほうどり

  「故郷の兄弟どりたちにも、これをたべさせてあげたいなあ」

  このあほうどりには11羽の兄弟どりがいるらしい!

  ということは、ねこ11匹にとり11匹!

   そこに行けば、鳥のまるやきを一匹ずつたべられる!!

  ということが分かったねこたちは

 「行ってコロッケをつくってあげましょう!!」

 と善意を装い、したごごろ満載

 気球の旅にでるのです。

  その期待の表情が

  表紙のねこたちです。

  このねこたちのたくらみとか 浅知恵は

 大体いつも上手くいかないのが

 このシリーズのおもしろさ

 結局ねこたちの 「とりのまるやき お腹いっぱい食べる計画」は、、、、

 なのですが、

 この絵本に出てきたコロッケを見て

 うちの長男ハンギくんが

 「おかあさん、コロッケつくろう!」

 

 ということで

 昨日は一緒にコロッケを作りました。

 

  ご存知のように、コロッケは非常に手間の掛かる料理です。

  ジャガイモを洗って、皮を剥いて、ゆでて、つぶして。

 一方では中にいれる野菜を切って、いためて。

 それを混ぜて、味付けしたら、成型して。

 

 そこからまた小麦粉つけて、卵つけて、パン粉つけて

 ようやく揚げる。


  昨日はハンギ君に買い物から行ってもらいました。

 いっしょにジャガイモを洗って、皮を剥かせて

  茹だったジャガイモをつぶさせて

 味付けもさせて。

 「塩ってこんなにいっぱいはいるの?」

 「ぱらぱらっていれる程度じゃ味にならないのよ」



  成型して、小麦粉、卵、パン粉をつける。


 そのときは子供全員呼ぶ。


 流れ作業でやると速くてキレイ。


  こういうときは、子供が三人いてよかったと思う。



  

 私は「日本のコロッケ」の小判型に作りたいのに


 子供達は「まん丸ボール」型を好む。



  「11ぴきのねこたちが作ったコロッケも小判型なのよ!」


  「でも丸がいい」


 ということでほとんどボール型。




  出来上がったコロッケは


  皮がパリッとしていて


  中身のジャガイモが甘くてふんわり。


  それはそれはおいしいコロッケに仕上がっていた。



 「おいしい!!」 

  ということで、家族全員無言で食べ続け

 あっという間に食卓から消えた。 

  (料理がおいしいと家族は無口になり、食べる作業だけに熱がはいる)

 調理時間2時間(子供と作るから時間が掛かった)

 摂取時間10分前後。

 そして油ものなので、調理後に床と壁の拭き掃除がついてくる。

 

  ねこたちの苦労が身に沁みたのでした。

 

 でも、本当においしいかったので

 「また作ろう!」 「別のものもつくろう!」

 とハンギくんと約束したのでした。  

 次はなんにしようかね?

 「ぐりとぐら」にでてくるケーキもいいね。