図書館の蔵書2012.2.1
今日、高敞にある男子高・高敞高校の先生に
呼ばれて行って来ました。
この学校は1919年頃、(日帝時代)に
日本人が創設した学校が元になっています。
当時、私立高校がほとんどなかった時代に
この田舎町に建てられました。(あったとしても他は大都市)
現在でも高敞高校は進学校として有名な名門校です。
ここでは日本語を教えていないので
私が呼ばれたことは一度もないのですが
今回学校からお呼びがかかった理由は
「蔵書にある日本書籍の整理をお願いしたい」
ということでした。
創立以来の日本語書籍が学校にたくさんあるのだが
一体何の本だか、手がつけられないので
仕分けてほしい。
ということで、朝行ってまいりました。
まあ、まあ、
とんでもなく古い日本書籍!が、2000冊くらい。
それもすべて1945年の敗戦以前のものなので
すごい本の題名だったりするのです。
一番ビックリしたのが
「ナチスの教育 -民族教育の効果的な実践方法ー」
もちろんナチスの教育を肯定して薦めている内容です!!!
すごい!!!
ということで、来週から一日何時間か割いて
この古い本たちの
書籍名や内容を記録していくことになりました。
しかし、 「いままで捨てられてなくて良かったー!!」
と思いました。
誰かがこの本に価値があると思ったから
今までこうして残されていたわけで。
ええい!日本帝国主義め、こんなもの捨ててやるー
とどこかの韓国人が思っていたら
すでにここになかったのですから。
資料的には掘り出しものが隠れています。
日本の古書専門の古本商なんかつれて来たらウハウハでしょう。
ということで、
またたくさんの本とお付き合いすることになりましたが
今回のはちょっと年配の御本たちですね。
(明治何年とか大正何年とかに発行されてるから
人だったら100歳超えてますね)
なんとなくこの本に
「ちょっとえみこさん、来て手入れしてくれる?」
と呼ばれたような気がしています。
「本の神様」 に今日も感謝。 (私はなんとなくいるような気がして)
本にはあちこちに赤線が引かれ、書き込みがされていました。
当時の学生達が読んだのでしょうか。
襟を正して、学校に向かっていかないといけないような気がして
身がひきしまります。