それでもあなたの道をゆけ2012.3
こんな本があるそうです。
あるそうです。
というのは私がこの本の日本語訳を読んでないからなのですが。
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- それでもあなたの道を行け―インディアンが語るナチュラル・ウィズダム/著者不明
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なぜかというと韓国語版から手にしたから。
それがこれ
韓国語のタイトルも日本版とほとんど同じ
内容はアメリカインディアン達からなどの知恵のメッセージです。
何でこの本を紹介するかというと
なんと!
この本のイラスト
これですが。
このイラストを描いたのは
在韓の日本人女性です。 (本では韓国人ペンネーム使ってますが)
結婚で韓国生活をして、十何年、現在ソウル在住で子供さん3人という
専業主婦の日本人女性です。
ソウルを離れてからも
たびたび電話で通話して
励まされたり励ましてで(かな?)
ずっと交流してきた大切な友人の一人です。
彼女は美大をでているわけではないし
美術を専門に学んだ人ではありません。
美術の道に行きたいけど
反対された人って多いんですねー
私の知り合いに同じような方がいるんですが
やっぱりその人も今絵を描いてますよ。
魂のやることは止められない。
彼女はただ、小さいころからとても絵を描くことが好きだった。
そして素敵な絵を見ると、何で書いてあるのかな
どうやったらこんなふうに書けるのかなの実験を繰り返してきたそうです。
彼女は以前から私に
「私は多分本当は絵を描く人なのよ、、、」
といってました。
去年の息子さんの夏休みの美術の宿題に彼女が手をいれて
完成させて学校に送ったところ
美術の先生がその絵をみて
「君のオンマは画家だったんだね」
といったそうです。
彼女の中ではそれが、なんとなく自分の思いを後押ししてくれる
自信になったそうです。
そして、たまたまこの本のイラストを書くという
機会が降って来た時
彼女は毎日台所のテーブルで絵を描き続けました。
「 今日はこれ書いたわー!」
と携帯で取った写真をそのまま送ってくれたことが何度かありました。
私は彼女が何年も前から時々口にする
「私は実は画家なのよ」 という言葉を
疑ったことはありません。
この人がそういうんなら
きっとそうなんだろうなと思っていました。
そういうことで見栄を張るような人ではないし
作品はまだ出てなくても、それは本当のことなんだろうと。
この2月の中旬。
完成した本になって彼女の作品が私の手元に届きました。
これどうやって書いたの?
材料はなに? 方法は? と聞くと
「えー実はね、、」
といって台所にある爪楊枝だったり、救急箱の中のガーゼだったり
これって「キッチンアート」かい?
と思えるようなビックリ裏技で書かれていたのでした。
「美術を専門的に習わなかったからこそ、
そういう方法で書こうかって思えるんだと思う」
と彼女は言いました。
多分そうなんでしょう。
彼女の娘さんが学校の放課後教室で美術を習っているそうなのですが
その先生が
「いい絵を描いてる本をみつけたんだ。
それでも自分の道を行けって本なんだけど」
というので
娘さんは
「それうちのオンマが描いた絵なんですよ」
と本当に本当のことを言うと、
「そーかそーか」 と軽く受け流されたそうです。
しかし三人の子持ちの専業主婦で
しかも外国人が、このレベルで絵をそれも台所で余った時間を活用して
描いて作品に仕上げてしまったって!
すごいと思いませんか。
なによりも美術を専門的に学んでない彼女が
ここまでのレベルで作品を世に出せるということと
それになぜか韓国人が心惹かれているということが
私にはすごく希望的で全部が
「本当に嬉しい!」
ので、先日電話で喜びを分かち合いました。
彼女は言いました。
「多分みんな生まれたときから
『自分の名前』をもっているんだろうね。
だけどその自分の名前」が分からないから
迷ってしまう。でも自分の名前が分かれば
自分のやることがわかるんだと思う」
おお! すごいなあ。
あんまりにも嬉しい出来事だったのですが
でも忙しくて記事をアップできないのが
この期間心にひっかかってました。
やっとお見せできます!