韓国文化関連

また、韓国のお墓をつくる(2)2012.4.30

백강 문정사랑 2013. 9. 17. 09:28

ソウルから早朝に出発して来た遺族たち。


 この3日間、葬式で大変だったことでしょう。



  


あれ?棺がないぞ。 今回。



 



 前回の叔母の葬式はそのまま遺体をここまで運んだのですが


 今回は、ソウルで先に「火葬」にして


 そのお骨だけを持って来たそうです。


 

 去年はあの大きな棺をえっちらおっちら


 山の上まで上げたというのに。



 いろんな事情があったのか


 故人の願いなのか、今回は「火葬」にしたのですね。



 お墓の穴が小さかった理由はこれだったようです。



 「土葬」と「火葬」では

埋葬の大変さがまるで違います。



  去年の記事には、土葬の場合の


 あれこれが書いてあるはずですが


 今回は「火葬」なので


 穴に骨壷というか骨箱のようなものを安置して


 すぐに遺族が土をかけ始めました。





 


 女性たちも土を掛けます。




 

 スコップを持つ前に、白い手袋をはめます。



 お別れがすんだら


 

 フォークレーンで土を掛けていきます。



 

 ぎりぎりまで人夫さんが近づいて

 

 木の根っこや石ころを取り除きます。


 

「火葬」の場合はあまり関係がないのですが


 これは遺体に「木の根」が


 絡まりつくのを良しとしないためでもあります。


 


 そうとう人がスレスレまで近寄って


 しかもフォークレーンが


 結構なスピードで動くので


私は見ていてひやひやしました。



 


  このくらいでいいだろうか? と親方がチェックします。



  

遺族は横で見ています。



 山を上がってきたのは「故人」と遺族だけではありません。



 ここで食事もするので


 ご飯も上がってきました。


この女性たちはご飯を用意するために


 ここにいます。



 

 


  

墓づくりの横で食事のセッティング



 



 

 

ここに、各自、ご飯とユッケジャンが配られます。



 


土饅頭の方は人夫さんに任せて


遺族はその間に食事を ということで


 みんなが食べ始めます。


 焼酎、ビールも配られて。



 遺族の方、本当にお疲れ様。


 数日葬祭場にカンヅメだったから、


 ホントに大変だったことでしょう。


 しかもこの家庭、息子が成功した事業家なので

 

 弔問客がどれだけたくさん来たことか。




 私は韓国の葬式って


 あまりにもあまりにも大変だと思っているので


 「お悔やみ申し上げます」よりも先に


 「体壊さないで頑張ってくださいね」が


 先に口から出ちゃいますよ。   


 

 自分の義父の葬式で思いましたよ


 「生きてる人間まで殺す気か!


  韓国の葬式って生きてる人間にやさしくない」と。