そうだ!葉っぱを売ろう!(1)2012.4.3
2012年のお正月に日本で買った本のひとつです。
私の地元、徳島の田舎町
上勝町のおばあちゃんたちの大活躍
町おこし大成功の話
徳島そごうの紀伊国屋で
平積みになっていたところから一冊抜いて購入しました。
これも「奇跡の教室」と同じく
ずいぶん前から「買おう!」と思ってた本のひとつだったのですが
「豊臣秀吉」や「日帝時代」関連の本との優先順位争いに負けてしまい
入手が遅くなっていました。 ははは。
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- そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生/横石 知二
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
これなんですが
この上勝町には、今や一年単位で数えると
人口の倍の人間が視察に来るそうです。
日本ではこの町のドキュメンタリー番組が
たくさん作られたそうですから
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
NHKスペシャルにもでたし、金スマにもでたみたいですが。
本には『韓国からも取材班が来た」と書いてありました。
田舎のおばあちゃんたちのビジネスツールは「葉っぱ」
都会の料亭のつまもの として出荷されています。
現在、日本での「つまもの」における上勝町のシェアは90%
他の地域でも「葉っぱ」ならこっちにもあるぞ!と
手をつけたそうですが、
うまくいった地域はほとんどないそうです。
ただ、山に自生している葉っぱをつめて
市場に送ればお金になるのではありませんでした。
いったいどんな「葉っぱ」が
いつ、どこで、どれだけ必要なのかということを
丹念に市場調査した
横石知二さんの長年の努力が
実を結んだ成功でした。
この上勝のおばあちゃんたちの稼ぎはすごい!
ホンマか?? と思えるような金額を
「葉っぱ」で稼いでしまいます。
この本に書いてあることを私が読み間違えてなければ。
おばあちゃんたちは、パソコンに入れば
自分の売り上げだの「現在のランキング」だのが一目で見られるので
パソコンの簡単な操作まで習得してしまったそうです。
この町のおばあちゃんたちは
「暇だから」といって病院に行くこともありません。
葉っぱを集めて出荷する!ということを
楽しんでいるのです。
そのため「足腰」は資本です。
セルフケアを怠りません。
「病気になっとる暇がない!」 そうです。
しかも、このおばあちゃんたちを頼って
都会に出て行ってしまった息子夫婦だの孫夫婦だのが
ユーターンして町に舞い戻ってきてしまうという
すごい現象を起こしてしまいました。
そんなこんなで、あれもこれもが話題になった
上勝のおばあちゃんたちなのですが
前述の横石さんの努力なしには
彼女たちの商品がお客様の手元に届くことはありませんでした。
この葉っぱビジネスの立役者
横石さんに注目しての別記事をあげます。