韓国の農村村おこし(1)2012.4.13
昨日は取材にでていました。
過疎の村 村おこしのための行事です。
この市場 中にはいると
薄暗い、、、
店もまばら
今日は行事があるのだから
普段よりも出店が多いはずなのに
この有様、、、 店の数はかろうじて10数件。
本日だけ店を出している人もいるはず。
裏通りは
完全なシャッター街
しかし ちゃんと営業している店もある
ここは「ニワトリ」をその場でさばいてくれる店
こっちは 「パンアッカン」
お餅を作ったり
いろんなものを粉に挽いてもらう店だ。
ごま油なんかもここで抽出してくれる。
田舎の場合、お餅を作ってもらうとき
預けたお米からお店の手間賃として「米」をとって
それを料金とみなしてくれる。
私はこれを韓国の田舎で何度もやった。
ソウルの「パンアッカン」では
駄目だということを知って
死ぬほどびっくりした。
世の中にそんなことがあるなんて!! と。
ソウルと韓国の地方ではいろいろ違うことがある。
果物を売る店
しかしよく見ると魚の干物も売ってたり
マッコリもあり
棗や栗まで見えるところからすると
「祭事に必要なものがすべてそろう店」って感じ。
今はこんなにさびれてしまった商店街ですが
この村は以前は交通の要所として栄え
コチャンの中心部の邑についで
大きな市場を誇っていたそうです。
1968年、朴大統領がヘリ機でこの村に降り立ったとき
あまりの平野の広さに驚いたそうで。
しかしどの山も全く開発の進んでいない野山でした。
1973年から野山開発が始まり
その結果、この地域は
韓国のスイカブランドとして名高いコチャンスイカを生み出し
現在も白菜と大根の大量供給地になっています。
牧畜も発達しました。
今では韓牛のブランドを作っている
お隣の井邑という地域の牧牛もこの村からの
流れをうけているそうです。
しかし、、今は商圏は完全に他の町に移りました。
村の若者はどんどん大きな町に出て行き
完全な高齢化社会の村。
嫁の来ない農村となって久しいので
外国人嫁の数は異常に多く
今やこの町の保育園のママの半分近くが外国人。
この町の最盛期を知っている年配の方々は
なんとか村にもういちど活気を取り戻したい!
彼らの熱意で
今回の村おこし祭りの運びになりました。
皆さんの元気、まるで青年のようでした!
私に「見に来てね!絶対来てね!」と何度も念を押したのは
その村おこし委員会の中心メンバー
こういう「村おこし」には一応地方自治体から
補助金が出ますが、それだけではとても運営できないので
村の有志が寄付金を出したそうです。
これも村の人々の寄付
商品の山!
農楽のリズムが、開会前の会場に響き渡っていました。