韓国農村の村おこし(2)2012.4.13
ちょっとお祭りの話から外れますが。
取材は夫と一緒に行きました。
ハルモ二たちに挨拶するうちの旦那
うちの夫は「市場愛好家」です。
「市場」で
あまり売れてないお店の前を通るとき
「かわいそうに、、、、あのおばあさん」と言って
つつつー と近寄って
おばあさんと世間話を交わし
「それ一つ下さい!」といって
いらない野菜や果物を一袋買って帰る。
私にも
「マートか市場か迷ったら 市場で買えよ!」という。
市場のおばあさん店主たちに
うちの夫はとても同情的だ。
買い物をしながら、この人はハルモ二達に
いろーんな話を振る。
おばあさんたちも嬉しそうだ。
しかし! 「市場好き」を自他共に認めるウチの夫でも
この市場の店主たちの愛想のなさには絶句
魚を売るお店
ウチの夫が小エビを見て
「わーエビまである!これはどこでとったエビですか?」
と店主に聞いたが
店主「、、、、、、、、」 無言!
無視かよ!
人だけ呼んでも、これでは売れんのでは?
この花屋さんでも写真を撮ろうとした。
店主らしきアジュンマに「写真を撮ってもいいですか?」と
たずねたところ
「いーよ」と答えたのでパチリ!
ところが中からホントの店主が飛んできて
「あんた、何でうちの写真撮ってんの?!」と
怒ってる。
主人じゃないなら返事するな!店主の友達!
もしくは客よ!
それからホントの店主!
商売しているんだから
人に文句いうにしても
もっと上手くいおうよ!
田舎の「市場」でカメラを向けると
こんな感じで
露骨に嫌がられることが多くて
げんなりしていた。
私がそこの常連でも断られたことがあって
それには心底びっくりした。
ここはソウルの「南大門」や「東大門」
みたいな観光客慣れした市場じゃない。
「わたしゃ 生まれて初めて外国人見たよ!」
というド田舎の市場である。
頼むから21世紀に
「日本人初めて見た!」って騒がないで!!
どこの国だよ!
うちの夫は花屋の奥さんに
「取材に来てって頼まれたんですよ。
村の委員会から。
だからこの商店街宣伝するために写真を撮ってるんですよ
だからそんなに怒ったらだめですよー
写真撮ってくれる人ってのは、
他の人に宣伝してくれる人なんですよー」
とこれ以上はないほど、やさしく親切に言った。
それでも店主のアジュンマは
顔がひん曲がったまんま。
私はこういう人が商売に関わっている理由が分からない!
韓国で良く目にしたが
ほんとに分からない
この韓国の商売人さんたちの気持ちが!
私の実家は商売屋だったが
「宣伝をしてくれる」という人だの
「写真を撮らせて」なんて人がいたら
「こっちも撮って!」
「これもどうぞ!」で大歓迎だった。
ノリやすい家族だったので自分の写真まで撮らせていた、、、
村おこし委員会の方々。
人を呼ぶ前に、こっちに手を入れたほうが、、、、
と私は思うんですけどね。
でもこの人たちの認識を変えるのも難しそう。