こんなこと、あんなこと

zainiti74さんをお送りして2012.6.26

백강 문정사랑 2013. 9. 25. 11:09

 2泊3日の旅が終わりに近づき


  私たちはzainiti74さんをバスターミナルにお連れしました



  
ソウルの教育ママ


 これはコチャンから光州(クァンジュ)行きのバス


  一時間に一本くらいの割合で出ています。


   長城(チャンソン)経由ですが。




   別れ際に、zainiti74さんはうちの子供たちに



  「元気でね。 勉強はちょっとだけするように」


  というアドバイスを残していました。



   うちの娘にも


   勉強云々も同じことをおっしゃっていたようですが


   それにプラスして


   「あなたは大きくなったらきっと美人になると思うよ。


    あなたの人生はこれから先悪くないと思うよ」


    うちの娘は笑っていました。



   あっという間の2泊三日だったのですが


   この期間、私は二時間くらい夫抜きで


   zainiti74さんとお茶をはさんで話をしました。




   この方は生まれたのが韓国。


   赤ちゃんの時に家族が日本に渡ったそうです。


   奥様もまったく同じ状況の方。



   子供のときに受けた教育は「日本人」になる教育


   そして日本の敗戦、その後「韓国人」としての

  

   アイデンティティを取り戻す期間



    その間に考えたこと、通過した気持ち


    日本で生まれて日本語で生活して


    でもルーツは韓国にある。


    特にzainiti74さんなんかは韓国語まで流暢ですから。



  

    その「日本人」でもなく「韓国人」でもないそのどっちつかずな


    気持ちの揺れ、というかそういうところを通過して


    到達した現在の考え方。 そういう貴重なお話を伺いました。



    そして出来るだけ「地に足の着いた考え方をしよう」


   「頭でっかちになって、思想だけに走ってはいけない」


    というようにzainiti74さんは


   ご自分を諫めて来たように私には見受けられました。




   私「えみこ」の場合、日本生まれの日本育ちで

  

   韓国に嫁にいって、段々と韓国人化していく部分が多くなり


   (といっても私はもともと日本人としても疎外感が強かったのですが)


   どっちの人だかわからなくなってる状態ですね。



   韓国人に近くなってるんだけど


   といっても完全な韓国人じゃない。


   で、このさきも完全な韓国人になれるとも思えない。


   というか、完全な韓国人って一体なに?



   という迷いや、戸惑いや、まあ時々怒りなんかも


  交えて、かなり正直にブログに書かれていることに


   好感を持ってくださったということです。



   そして私の場合、生活周りのこともかなり書いていますので


   そういうことも含めて


   「この人のこういう生活が、この考え方の根底にある」


   というのも分かって、説得力があったというのです。



    私はこんなにしっかりした考え方の方が


    こんなにちゃんとした方が


    私の書いたものを支持してくださり


    褒めてくださるということに感動し


    そしてここまでわざわざ足を運んでくださったということが


     本当にありがたくてですね、、、(涙)



   

    そしてzainiti74さんは


     この2泊3日の期間何度も


    「私は運がいいですから、、、」を


    口癖のように繰り返しました。



    実際にzainiti74さんが、


  韓国籍の戸籍関係で経験したことは


  ちょっとありえないような幸運なハプニングの連続だったそうで


  他の在日の方から


   「一体どうやったらそんなことができるんだ??」と


   不思議がられたそうです。



  今回いらしたのも


   「いつか行きたい コチャンまで」と言ってたのが


   なんだかんだであれよあれよと


   実現の運びになったということです。



   とにかく私にとってホントにありがたい方で


   こういう方が


   訪れてくださったことに感謝しているのです。