済州島って微妙、、、
私は実は差し迫った講義の準備で
かなり忙しくて
頂いたレスにお返事もしてないのですが、ごめんなさい。
(コリアンババアネタに
レスがたくさん入っててびっくりしました!)
その中のまきさんのレスにあった済州島って
「日本並みにきれい」の言葉に
ふっと思うものがあってかいてます。
私の知る済州島出身の人って
普通の韓国人の人たちと性格上違うところが
いろいろあるのです。
そのむかし済州島は島流しの地でした
(チャングムの誓いでママ二ムが流されちゃいましたね)
島の人たちは、
半島の人たちに対する信頼感が薄い部分があるようです。
島で恐ろしく悲しい事件も起きてます。
そういう話を聞いたことが
あるかたもいるかもしれません。
それは「沖縄の人」が「日本列島の人」を信じられないのと
少し似ているような気がしました。
私の知り合いで今年中に結婚する
済州島出身の女の子がいます。
(マリークレールさんちにも連れてった彼女ですよ)
彼女がなぜ結婚を決めたかという話を
聞いたばかり(のホヤホヤ)なんです。
彼女が結婚しようかと思った相手は
7才年上でした。
そしてしかも長男でした。
とくに韓国で長男の嫁になるってのは
とにかくハズレくじを引くようなところがあります。
しかも彼には嫁に行ってない妹が二人もいて
年齢もかなり高い。
条件悪いといえば、悪い。
家に小姑が二人、、、
ところがです、彼女のパパは
彼女にこういうことを
言ったそうです。
「長男の嫁ってほんとにしんどいよな。
お父さん自身が長男だったから
お母さんに苦労かけたのはよく知ってる。
だけど、お父さん自身が、長男だったから
娘のお前は長男の家の中の苦労ってのが
他の人より良く分かるはずだし
他の人よりも立派に嫁の務めが果たせると思うから
他の人がやるより、お前がやった方が
ずっとラクにできるのは間違いないだろうな。
お前にとっては他の人が思うよりは
『長男の嫁』が苦しくないだろうと思うぞ」
とか、彼の年齢が
少し年上であることに対しては
「男が30代半ばまで、結婚もせずに
なにやってたんだろうって、疑おうと思えば
いくらでも疑う材料ってある。
だけど、それはもう考え方の問題であって
立場を変えて考えてみたらなんでもないことなんだ。
おまえだって、女が30近くになるまで
何やってたんだって言われたら
すごく嫌だろう。
べつに特別悪いこともしてないのにって。
ただ、年齢だけが過ぎるってことはあるんだから。
すべては考えよう。
それで状況は全部かわってくるんだから
今ある材料だけで見て
将来を深く考えて苦しむ必要は無いぞ」
と。
うーん。
自分の娘が
長男の嫁になるかどうかってときに
こういうことを
自分の娘にマジで言えるお父さんが
現代韓国にどれだけいるでしょうか??
いや、日本だって難しいぞ。
私の日本の父親は、
私が韓国人と結婚するといったとき
私にこういいました。
「お前のお相手には
なんの不足も文句もないが
お前が家から遠くに行ってしまうのは
ものすごーく嫌だ!
結婚はやはり国内でしようよ!!」
私は
「おとうさん、ごめんねー!!」
とさっさと出発の準備を着々と始めました(笑)
私の父親はそれからしばらく
ずっと不機嫌でした。
うちの父は日本人としてはちょっと変わっている人ですので
日本人としてのサンプルにはなりえないかもしれませんが。
まあ、そういう済州島の人たちの話を聞いていると
なんだかとても
「日本人に近い」ものを感じるのです。
『損得で考える」よりも
「呼ばれたものに応える」「ご縁を信じる」という意味で
現代の韓国人らしくない。
また、「結婚することによる人間的成熟」を
素直に信じている部分も強いのだろうと思います。
済州島の人のなかには
『日本に親戚がいる』人たちが、
石を投げれば当たるくらい
わんさかいます。
もうすぐ結婚する彼女のおばあさんも日本で稼いできて
一財産作った人です。
済州島人の性格って
とても日本に近いものがあり
気候なんかもそうですね。
韓国でミカンのなる島ですから。四国並み。
済州島は
町並みの清潔感に代表されるように
たぶんなにか日本と精神的に近い部分、
重なっている部分が
多いのだろうと思います。
「一見、損に見えるかもしれないけど、大丈夫
飛び込んだらお前ならやれるよ」
と娘の背中をぽんと押したパパの
言葉を聞いて、 ますますそう思ったのでした。
これは、一時的な
『男のがーっとくる瞬間的な強さ」より
長期的に持続する「しぶとい女の強さ」を
実感している人の言葉だと思います。
嫁ってのは、行くときは一人で
ヨソのお家に行くのですが
何年か住んでるうちに、子供も生まれ
結局家族全部が嫁側の人間になってしまい
全部の実権を握ってしまうというすごい強さを
もってるのですから。