夫婦になっても話をしよう2012.8.13
夫婦ネタをもう一つ
昨日、久しぶりの来客がありました。
この三月くらいだったでしょうか。
まだコートが必要な時期、
うちの夫が仲介して会わせた若い男女がいます。
彼らが結婚することが
本決まりになって
彼の方が、昨日我が家に挨拶しにきました。
彼女は午前中はキリスト教教会の礼拝に出席するから
あとから遅れてくるということで。
旬の葡萄を一箱を手みやげに。
そういえば、韓国で家庭訪問の手土産というのは
日本みたいに「ケーキの詰め合わせ」とか
「和菓子の詰め合わせ」っていうのは
メジャーではありません。
「果物を箱で一箱」というのは
韓国ではかなり無難な手土産だと思います。
手ぶらでやってきて
「ソトでメシ食おう!」もよくあります。
彼は夫の後輩です。
彼女と会わせた春よりも
ずっと「いい顔」になっていました。
自信が出たというか。
瞳に艶がありました。
二人がうまくいってるってのが顔を見て
分かりました。
この期間、向こうの親にもあい
自分の親にも会わせ、、という段階を踏んで
式は多分今年の年末か、来年の頭だなという
ことで、じゃあ新婚旅行は??と聞くと
「多分ヨーロッパになりそう」と
いうことでめでたい限りです!!
彼とも久しぶりに会ったので
いろんな話をしたのですが
彼が言った言葉の中に
私たち夫婦にとって
とても嬉しいものがありました。
彼女がこういうんだそうです。
「勤め先の上司の家庭見ても
彼氏もちの友達の会話を聞いてても
旦那さんや彼氏と、深い話をするなんてことは
ほとんどないみたいだ。
でも自分は結婚しても、
オッパと(年上の彼氏のことをこう呼びます)
ずーっといろんなことを語り合いたい。
私たちを紹介してくれた、あのご夫婦は
いまでもほとんど毎日一時間くらいは
お茶を間にしゃべっているっていう。
私もできることならあんな夫婦になりたい」
と。
(彼女は銀行員なのですが
意味のない残業!が多く
その理由の一つとして
家に居場所のない上司が、
おそくまで退社しないこと!!
だそうです。)
だから、彼らはほとんど毎日電話でも一時間
長くなると三時間 (遠距離恋愛です、現在)
いろんなことをしゃべていて
それがとてもとても「楽しく」て
特別「どこかに行きたい」とか
「なんかを買いたい」と
いう話にはあまりならないそうです。
ふたりでいることが「楽しい」んですね。
これだけ二人がしゃべっているのを見て
周囲の韓国人の友人たちは
「あんたたち信じられないわ!
一体毎日電話で一時間もしゃべることって
ナニがあるの??」と
驚いているそうです。
夫婦になることで
こういう「楽しみ」を分かち合えるってこと。
そういう可能性が「結婚」って
いう形態の中にあるってこと。」
一人の人の深さをじっくりと知っていけるということの豊かさ。
今の社会の流れでは、
「結婚のマイナス面」ばかり大きく報道されて
あまり取り上げられることはないけれど。
私は自分が「結婚する」こと「家庭を持つ」ことで
性格が落ち着いたなあと思いますので
「結婚」って悪くないと思うのです。
同じ時期に結婚した友人は
「結婚したら毎日好きな人と
いっしょにご飯食べられるんだよ!
そんなたのしいことないよね えみちゃん!」
と言っていて、今でもその路線で生きています!!
あそこもすごい!
うちの夫は
もう一組、
「あいつとあの子を会わせて見よう!」と目論んでいます。
日本と同じく
おせっかいばあさんがナリを潜めてしまった
現代韓国でも、
誰がしゃしゃり出ないと、
引っ込み勝ちな韓国の若者は
なかなか結婚に踏み切らないので
うちの夫みたいなのは貴重な存在だとおもいます