2012年9月上海観光(9)2012.9.25
上海行きに利用した飛行機会社は
中国南方航空という会社です。
行きは正午12時発の便だったので
食事がでました。
エビ味のお弁当と
ビーフから選びます。
帰りの便は午前8時半発だったので
「軽食」がでました。
スパゲッティです。
これも「チキン?」 「ビーフ?」で選びます。
でも麺が伸びきっていて
お世辞にも美味しくはない、、
小豆色というか
なんともハッキリしない色の制服を着た乗務員さんたちが
サービスして回ります。
たぶん韓国人の目には絶対に
「美しい」とか「洗練されている」とは見えない制服です。
デザイン、生地、丈の長さ。
行きかう彼女たちを見ながら
私は横に座った韓国人のアガシとささやきあいました。
「なんであの丈?野暮ったいというか、
もうちょっと長いか短いかにすればいいのに」
「そうなんですよ。、なんなんでしょうねえ、あれは
しかもあのヘアスタイル、なんであんなスタイル??」
「しかもあの色?」
「ヘンですよねえ」
「メイクもみてよ」
「私も気になってたんですよ、あれはなんなんでしょうねえ?」
つまり全部気に食わないんだった、、、
ここのスタイルが。
制服の色ははっきりしないが
女性の意思ははっきりしている。
私がカメラを向けると
この方ははっきり
「撮らないで!」と声を上げる。
すみません。もう撮っちゃいましたよ、、、
私はこの仕事は「見られるのも商売のうち」だと思ってたので
本人の確認もなしにカメラ向けちゃった。
そうか日本や韓国の場合は、
乗客に「撮るな」とは言わんが
ここではこんなにはっきりというのか、、勉強になったな、、
そしてお茶やコーヒーを頼むと
「こんなもん こぼしたら重度の火傷するぞ!」
というぐらぐらに煮えた
口もつけられんような熱いのがでてくる。
子供に持ってくるのも
ぐらぐらである。
そのためにコップをいくつか重ねてあるようだけど
このコップからして
大きくひび割れてる、、、、
すごいぞ!中国の飛行機会社!
韓国人の乗客たちは
「アシアナだったらこんなに揺れないのになあ」と
ぶつぶつ行ってる。
こんなぐらぐらの茶がでるのに
確かにこんなに揺れたら
別の意味で事故が起こりそうだ。
行きの飛行機にはかろうじて
韓国語を理解するスタッフが一人いたけど
帰りの飛行機には一人もいない!!
乗客がこんなにも韓国人だらけなのに
うちの娘が「りんごジュース」とオーダーしたとき
乗務員さんが首をかしげた
「アップル」といえば理解してくれたけれど。
これは中国ー韓国ラインなんだから
簡単な韓国語の単語くらいは
中国人でも分かると思ってたけど
分からない乗務員さんのほうが圧倒的だった。
行きの飛行機ではたった一人の韓国語理解者の乗務員さんが
ひとりでまわしていた。
「りんごジュース」
「オレンジジュース」
「サイダー」
「コーラ」
「コーヒー」
「お茶」くらいのもんだろう
ドリンクメニューは
これくらい韓国語で覚えられんかなあ??
うちの息子が「サイダー」とオーダーしたときにも
中国人乗務員さんが、韓国語ができる彼女に助けを求めた。
そしてうちの長女と末っ子が隣あわせに座ったとき
肘掛がどったらこったらで揉め始めた
これは自分の領土!だというのだ。
竹島問題かよ!!
通路を通り過ぎようとする
エビ茶色の乗務員をよびとめて
私は英語で話しかけた。
どうせ彼女たちは韓国語も日本語も出来ない。
「あの~子供用になにか用意してるものはありませんか?」
「なんですか?子供用って?」
「例えば、お菓子とか、飛行機のオモチャのようなものです。」
「ありません!」
彼女は当然のように
さっさと通り過ぎたのでした、、、、
日本や韓国の飛行機サービスが良過ぎるんだろうな、、
とくに日本。
私は中国にちょっとだけ
こうやってきてみて
なんだかイキナリ
「韓国ってむちゃくちゃ良い国なんじゃないのかしら!」
と思ったのでした。