こんなこと、あんなこと

2012年9月上海観光(15)2012.9.25

백강 문정사랑 2013. 9. 30. 14:50


 観光ツアーのメンバーの中に


 80代のご夫婦がいました。


 この方たち、どこに行くにも手を繋いで


 とても仲睦まじげに旅を楽しんでいました。



 みんなが「年取ったらあんな風になりたいわ」と


 思うような素敵なご夫婦でした。



 


 子供さんは二人。


 お嬢さんはアメリカ留学した後


 会計士になってLGに入社。


 息子さんもいいところにお勤めです。


 

 ところがお嬢さんは結婚しないと言い張る人で


 息子さんのご家庭には子供ができないそうです。


 つまり孫がいないんですね。



 うちの子たちを見て


 目を細めていました。


 

 こちらのご主人は英語が出来るようで


 私が外国人だと分かると


 英語でしゃべろうとしていました。


 あ、いえいえ 大丈夫 韓国語できます!


 

 


 あ!そうだ、ツアーには韓国人のフリして座っていようと

 

 思ってたのですが


、最初から全員に部屋割り表というのが渡され


 そこにはうちの家族の日本人名がでっかく載ってました。


 最初からもうバレバレ。隠すどころじゃない。



 ところが、ツアーの皆さん


 私が日本人じゃないのか?と


 直接聞いてくることもありません。


 うちの子供たちにはこっそり聞いてたみたいですが。


 なんというか、「余裕のある人」たちの集まりでしたね。



 会社経営者の方が


 ちょっと三日くらい奥さんと上海でもいくかって


 いう感じで参加したようです。


 経営者なら自分の都合で休めますから。




 二日目くらいになって


 あるご主人が私に向かって


 「奥さんはきっと漢字能力が高いんでしょうねえ」と


 やんわりほのめかしたり、



 うちの子供たちが日本語がしゃべれると分かると


 うちの子たちに向かって


 「あなたたち、ホントに良いお家に生まれた。


 韓国人の家になんか生まれたら


 色々大変なんだから


 お母さんが外国人で素晴らしいわ!」と褒められたり。



 私があまり子供に小言を言わない様子、


 それでも子供たちが、それなりに自分のことは


 自分でやってる姿を見て


 

 「お宅は大変上手に子供を育てている。


 子供たちが自分で何でもやろうとする意欲がある。


 うちの親戚の子なんかもうすぐ40になるってのに


  まだ親にああしろこうしろって指図されて


  生きてるんですよ!」



 と色々好意的に見ていただいた。


 

  何しろ子供なんか連れてるのは

 

 私だけで、あとはほとんど


 ちょっと若い「フルムーン旅行」ってな感じの


 お連れ様たちである。



 子供たちはツアーのメンバーにとても大事にしてもらった。


 こんなんである。


 

 ここのご夫婦は日替わりでの


 ペアルックだ。


 靴までおそろい!


 ソウルで人材派遣会社の社長さんをやってらっしゃる。


 コチャンにはゴルフのために


 来る機会があるそうだ。


 


 ツアーに


 若いアガシたちが三人いた


 就職準備中という身分だそうだ。


 彼女たちもうちの末っ子をみると


 すぐに 「スンギー!!」


 と抱っこしにくる。


 



 とっても可愛がってもらってありがたい。



 スンギくんも旅行中、


 一度も「抱っこ」だの「おんぶ」だの

 

言わずに自力で歩いてくれたので


 私が助かった。この人はまだ小さいけど


 「大変立派な5歳児」なのです。


 ありがとうね。


 

今回の旅行が子供たちの良い思い出になったかな??


 

 


 

 そういえば


 中国で子供三人連れて歩いてたら


 絶対に外国人か、中国の少数民族です!

 

 だってここはまだ「一人っ子政策」の国だから。


 (少数民族には産児制限がありません)


 


 ショッピングセンターですれ違う親子づれも


 子供はいつも一人。


 兄弟はいない。



 いつも大人の中に、ぽつんと子供がいる風景だ。


 そしてなぜか「男の子」がやたら多い、、、


 これはそれなりの理由があるのでしょうね。



  道端ですれ違った男の子


  


 頼んで写真を撮らせてもらった。



 


 これからまだまだこの街は発展していくんだろうなあと


 思わされるような勢いを感じる街でした。



 私は今はママですから

 

 何より子供を育てる環境を重視していますけど


 私がアガシだったら、


 今から中国語勉強してさっさとマスターすることに力を注ぐでしょう。


 ここでビジネスパーソンとして


 生きていくのも面白そうだなあと思います。



 現地では多分中国人といろいろぶつかる事も多いでしょうね。


 現在の中国のマナーレベルでは。


 

 でも今でも韓国のド田舎で


 近所のアジュンマたちとやりあってるので

 

 これがちょっとパワーアップするくらいのことでしょう。


 いや、かなり??




 うちの娘はまだそれほど複雑なことは言えませんが


 中国語を話します。



 あなた高校くらいから中国行ったら?と薦めると


 「私は大学までコチャンでいるつもり!」だといいます。


 うちの郡に有る大学というのは


 農学部なんですけど、、いいのか??


 「私はお母さんのそばを離れないから!」と


 この人小さい頃から良く言ってるんですけど。


 

 おかーさんは今から上海住むのは


 全然オッケーなんだけど。


 毎日油ギトギトの現地食でも平気だよ!


 全部美味しい!


 言葉もきっとすぐしゃべれるようになる。


 なぜか私は中国語の音が好きだ。



 中国人に言わせると、うちの娘の中国語の発音は


 ほとんど「現地のコ」なんだそうだ。


 私には良く分からないけど。



 娘と二人で中国に高飛びしたいわねえ。


 私たちはどこでも暮らせるのに、、


でも後に残った男がついてこれないと

 

 可哀想だから


 韓国に住んであげるわよ。



 仁川空港から

 

夫に電話して

 

 「あー!キムチチゲ食べたい。作っといてね」

 

 


 と家に帰ってから


 「ちゃんと帰ってきてあげたわよ!」と


 偉そうに言って


 夫製のとっても美味しいキムチチゲに

 

 手をつけたのでした。




 

 なんかずいぶんたくさん書いてしまいました。


  私の上海の旅にお付き合い下さり


  ありがとうございました。