こんなこと、あんなこと

長男の担任との個人面談2012.9.25

백강 문정사랑 2013. 9. 30. 15:01

昨日の午後、私は長男の担任との個人面談がありました。



  特に長男に関して気になることはないのですが


  こんな機会でもないと


   先生の顔を見ずに一年が終わりそうで


   一学期の個人面談に引き続き今回も申請しました。




   30人前後のクラスで


   個人面談申請者が5人


   そのうち電話相談が二人なので


   先生と顔をあわせるママは三人ということですね。



   

    時間の五分前に教室についた私に


   先生は「有機農ハーブティー」を淹れてくれました。



   

    うちの息子だけがガタイが異常に良いのかと


    思ってたら、このクラス男子も女子も


   相撲取りみたいなのが


   ごろごろいるわ!


  

    先生に聞くと


    「なぜかうちのクラスのコたちは


     体格が良いのが揃ってて


     ああいうのが6人くらいおります」



    日当たりがええんやろうか?


    ここは




    私はこういうところに来ると


    子供たちがどういう服きてんのかなあ


    カバンとか靴とか、


    学用品とか、、そういうのが気になって


    観察する。


    先生のマイカップは、、とか


    あ!メガネが一学期と違うとか。


    

     ん?この机の配列の意味はなんですか??


    とか聞きたいことがいっぱい溢れてくる。


     子供のこと聞きにきたんだから

  

     ちょっとだまっとらなアカンやろ、、、

   




    いつもお世話になっております。


    ご挨拶もなく失礼しておりますと


    話が始まった。



    小学五年生の二学期って


    子供たちが思春期に入るコが多くて


    なんとなく女子と男子の境が広がって


    教室の雰囲気が一学期と全然違いますと先生は言う。



    あまり特別困ったことをしないうちの息子ネタも


    お互い尽きたので


    

    なんでこんなに個人面談にしろ


    授業参観にしろ


    ママたちこないんでしょね?


    と先生に聞いてみた。



  

    先生はちょっと正直な面白い人だ。



   「あー!やっぱあれじゃないんですか?


    一応、お知らせには規則で


    『ジュース等をお持ちくださってもお返しいたします』


     とか書かれてますけど


     手ぶらでくるってのがちょっとというか、まああれでしょう


     あの四角い封筒に入った束のあれ、、、


     あれを持参せずには先生の顔を見るのはちょっとどうも


     っていう人がたくさんいるんじゃないんですかねえ


     別にもってこなくていいんですけどねえ。」




    「ふーん。 なかなか意識が変わらないですねえ


     その辺。


     それが変わるのって、ここで勉強してるこのコたちが


     パパ、ママになるくらいでしょうか?


     (っていうと20年後くらい?)」




    「そーですねえ。きっとそれくらいになったら


     変わってると思いますけど


     まあ、いまのところはこんなんですよね」




    と、たわいもない話をした。



  一応竹島問題についての話も触れといた。



  「いろいろ騒がしいですけど、


  私も日本人やめるわけにいきませんしねえ


  ここでこれからも生活しますし


   先生、歴史問題どういうふうに教室で指導してらっしゃいます?」



  と聞いてみたら



  「ああ!五年生って歴史でそういうこと


   いーぱい出てくるんですよ 実は。


   自分はまあ、秀吉の朝鮮出兵とかになっちゃうと


   「日本は悪いことしてない」とか


   それはいえませんけど


    日帝時代に関してはねえ


    あの時代のおかげでうちの国が発展した部分も

 

    確かにあるわけですから


    感情で教えてはいけないと思ってます」



   ということだった。



私は


 「うちのコたちの感覚って

 

  自分は韓国人だ!なんですよ。


  母親は日本人だけど


  別に自分が日本人であるなんて


  まったく思ってないみたいですよ。


  なんか言われたら「なんでオレが?」と


  びっくりするかもしれないですね。



   韓国で育てていく以上は


   今後もいろいろあるかもしれませんが


   その分こころ強く生きていこうね 


   と母親としてはいうしかないので


   まあよろしくお願いいたします。

 

   なにかあったら連絡してください」



  ということでお別れした。



  私の次に来たママは


  農協かどこかの制服を着ていた。


  仕事の途中で抜けてきたようだ。


  どこのママも忙しい。


 


   お互いに軽く会釈をして、私は帰り道を急いだ。


   末っ子が帰って来るまでにダッシュだ!   



   家に帰ってきた息子が「先生となんの話したの?」と


   寄ってきた。


 

   「なんか世間話で終わっちゃったよ


    でも先生がとってもあなたのこと褒めてたよ(これはホント)」


    で、かわした。



   韓国のママたちは、


   学校に行くのが「負担だ、、」という。


   それはただ行けば良い訳じゃないという刷り込みが


   強いから。




   しっかし、そんなモン、一点が順位を左右する


   激戦区の学校ならともかく


   こんなド田舎で、公立の小学校で


   一番になったところで、なんぼのもんじゃい!


   

   私はこういうときは、韓国のアウトサイダーの顔をして

 

   そういうルールを「知らないフリ」して


   どこにでも行きます。



   こういう私を夫は


   「おまえはずるい!


   韓国人以上に韓国のことを知ってる部分もあるくせに


   都合が悪くなると


   私は外国人ですから!で逃げる!」


    と笑います。


   

   違うよ!こうやって時と場所によって

  

   それなりに顔を使い分けるような知恵も使いながら


    環境に順応して、


   「生きてく道を広げよう」とする態度は


   実は


   「日本人ですから~!」とか言ってるようでも

  

   ほんとは朝鮮半島的な態度なんだよ。


    あなた言ってる意味わかる?