大根に手をいれる（キムジャン）2012.11.27

さて、全部終わったかと思った頃に

　遅れて大量の大根が到着しました。

もともと、白菜の間に挟みこんでいくために

　注文したものですが

　遅くなっちゃったんですね。

　　

　幸いなのか、不幸なのか

　まだまだヤンニョンは残っていますので

　別に大根キムチを漬けることに。

　

　またたらいに水を張って

　洗います。

　　そして大根の汚い部分を包丁で削って

　大きめの細長い形に切りそろえます。

　一般に「カクテギ」と言われてる角切りではなくて

　こちらでは、そうですね、

　

　大根を縦に一センチくらいの厚さで

　５等分したような形です。

　この形にして、残った薬味だらいに放り込みます。

　見たところ、手袋をまだつけているのは

　私だけだったので

　結局私が大根に薬味をもみこむことになりました。

　

　　この大根がまた重くてですね、

　　これを満遍なく行き渡らせるのに

　　肩は痛いわ、腰は痛いわで。

　　夫がいたらやってもらうのですが

　　昼から来客がとかで、すでに横にいません。

　　何度も何度も大根にタレをもみ込んで

　　上下にひっくりかえしたら

　　またタッパーに移します。

　　なんでこれこんなに重いんだ、、、

　　さあて、次は後片付け

　　キムチに使ったたらいをはじめとする用具を

　　綺麗に洗っていきます。

　　ほとんど給食室なみの清掃です。

　　器具が全部大きいので。

　　しかも夫の姉さん、白菜くずの一つでも落ちてたら

　すんごい嫌な顔する、超綺麗好きの潔癖症です。

　　全過程の中で

　　一番気を使うのがそうじかもしれません。

　　

　なんどもなんども

　水で洗い流す。

　落ちた唐辛子粉はブラシでこそげ取る。

　　終わった頃は

　曇り空

　

　テレビの天気予報では

　「明日から全国的に雪」！

　　（外れましたが）

　それから１２月の大統領選

　大統領候補が、ようやく二人に絞られて

　とうとう一騎打ち！

になったというニュースを

　あっちもこっちもせわしなく流していました。

　とにかくおわったあー～～～

　家のキムチが片付いたということで

　夫の姉さんも大変機嫌がよい。

　どうもこれが終わらないと、

　なんとも気持ちが悪いものらしいです。

　韓国のある程度の年齢の主婦

　キムジャンの肉体疲労と、

　なれない我慢で辛くなった私は

　神経ハリネズミ状態になり

　帰宅後も、夫につんけん！当てこすりまくり

　「あんたの家庭のせいよ！」

　結局最後には

　夫婦ケンカになりました。

　しかし夫にあれこれゆったところで

 

　夫の家庭の習慣がイキナリ変わるわけでもなし。

　夫の家族の中で、

　男でキムジャン真面目に手伝う人って

　うちのだんなさんしかいないのです。

　あとは？「オレの仕事じゃない」って感じなんですよね

　なんとなく。

　

　もうさっさと寝よう！

　たくさん食べてたくさん寝てから考えよー！！

　

　というのがこういうときの私のスタンスです。

　今日はかなり回復しました。　　

　キムジャンは韓国の伝統行事なので

　嫁という立場で

　その中にいると楽しいことばかりではなく

　「不条理だ！」と思えるような葛藤もあるのですけど

　別に毎日そういうわけではなく

　

　この程度だと、「韓国不条理体験」くらいなモンなので

　まあいいか

　という感じでこれらの行事と

　

　それなりに付き合ってます。　　　　　

　今朝、仕事先の夫から

　　

　「和解コール」が二度。

　　私はまだ機嫌が悪いので

　　「どちら様ですか？ふん！」　で対応しているのです。