こんなこと、あんなこと

おめでたい人は長生きする2012.12

백강 문정사랑 2013. 10. 2. 14:46

 実は〆切りのある原稿が迫ってるので

  

 そっち書こうと思いながらも


  もう一つだけ

  

 これは『書いとこ!」と思って。




  ここに以前に書いたのかどうか覚えてないんですけど


  100歳老人の特徴ってのがあるそうです。


 

   この人たちに


  子供の頃、勉強できましたか?と


  聞くと、「クラスで一番だった」とか

  

  「自分はすごく人気があった」とか


  そういう答えを返してくる人が多いらしいんです。




   で、ウラをとると


  そんなことはなかった~(笑)


  という事実が出てきたりするのですが


  大事なことは


  『自分ではかたくそう思ってる!」ことなのです。



   客観的事実がどうであれ


  「自分はとっても勉強が出来たし」


  『モテモテだった!」とか


  思ってるのですね。


   そういう人たちの寿命が長い、、ってすごいと思いませんか?




   私はこれをヒトゴトだと思えません。



   私は、自分のことを「親にとっても可愛がられた」と


  思っているし、もう一度生まれ変わるなら


  同じおうちに産み落としていただきたいくらい


  ありがたい家だったと思ってます。


  お父さんお母さん、ありがとう、ホントに感謝!!



   しかし、同じ家に育った年の離れた弟は昔、


   「僕は世界一不幸な少年だ、、、」と


    言ってたのです。 


   

   今も彼がそう思ってるかどうかは分かりませんが。


   とにかく10代の頃も私は実家のことを


   「実に変わった家だ」とは思いましたが


   「不幸だ」とは思ったことは決してありません。


   客観的事実より、本人の捉え方の方が影響が大きいのです。



   タイムマシンで遡ったら


   自分の記憶と食い違うことが


   ボロボロでてくるかもしれません。

 

   ひどい目にあっとるやないか


   ちょっとおとーさん、おかーさん!とか言ったりして。




   私は、「犬」をはじめとした動物が大好きです。


   見ると必ず近寄って触ろうとする癖があり


   猫でも牛でも馬でも、触れるものはすべて触ります。


   そのことに関して「嫌な思い出」や「恐怖」は


   記憶にないのですが


  

   数年前、高校の同級生と


  ばったり帰省中に会ったとき

  

   彼女がこんな話をしました。



   「今でも忘れられんわ!

 

    あんたが、犬や~!といって


     嬉しそうに野良犬に近寄っていったら


    あの時、その犬に手をガブっとかまれたやろ。


    いつも犬は犬好きには手を出さんから~とか


    口癖のようにお気楽に言うとるアンタが


    ガブっとやられた瞬間を今でもおぼえとる!

 

    あほやな~と思うたわ」



    あー、そうだった。そうだった


   そんなことが確かにあったわ。


  あれは確か高校のそうじタイム。


   言われてみたら、あったなあ、そんなこと。



   でもそのことを記憶しているのは


   なぜか彼女であって


   噛まれた本人である私は


   すっかり忘れて


   その後も変わらず野良犬を追いかけていたのです。



   忘れていたというより


   正確にいうと、そのことを通して


   私は


   自分の手の痛みを超えて


   「好き」ってことのすごさを感じてました。


  



   「そうか、私はこんなに犬が好きだから


   噛まれても、たいしてショックじゃないんだな。


   そういうこともあるかってくらいだな、


   だから、女の人が好きなおじさんは


    奥さんに怒られても怒られても


   たまに浮気相手の女の人に


   がぶっとやられても


   性懲りもなく、また追いかけるんだな。


   あの心理がちょっとわかったぞ。


   好きってすごい力なんだな」


 

   という印象だけを残して、


   あとは忘れて捨てちゃったんです。




    えみこ。危険を全く学習してません。


   動物嫌いの私の叔母は

 

   ムツゴロウさんの番組をみると


   「あのおっさん、いつか熊に頭からがぶっと


    やられるで


   えみちゃん、あんたもその仲間や!」



  と不吉なことをいうのですが


   私が思うに


   ムツゴロウさんは


   いつか熊にがぶっとやられることがあっても


   ムツゴロウさん


   そんなに後悔しないんじゃないかと思います。



   「熊よひどいじゃないか~」じゃなくて


   全然別のことを考えながら

 

   あの世に行かれるのではないかと。



   「好き」の力はすごいのです。

  

   ふっふっふ!



   私は100までは無理でも、


   ちょっと長生きするほうかもな、、、と


   自分のおめでたさを愛でています。  



   いまでも小さい頃から


   『人に褒められたこと」ばっかりが


   脳の中にどかんと居座って威張って


   「けなされたこと」を小さくさせています。


   客観的にはもしかして後者のほうが


   多いのかもしれないのにね。     



   私がここで書いてること


   韓国であったいろんなことも


   えみこの「自分ええとこどりモード」フィルターを


   かけて書かれている文章なのかもしれませんので

 

   ご注意を!