新一年生でもこんなに違う2013.3.6
うちの末っ子スンギくんが小一になり
最初の一週間が半分すぎました。
私は入学式の翌日だけ
スーパーのビニール袋ニ袋分の学習準備物を
もって学校に送っていき
その日のお昼だけ、学校に迎えに行きました。
給食を食べて、12時半に下校なのですが
迎えにきているオンマが
私をふくめて三人だけ!すっごく少ない!
、多分ソウルでは今でもそうではないかと思うのですが
授業が終わるちょっと前から
オンマたちが、廊下にひとり、ふたりと集まり
少なくとも一クラス、10人くらいのオンマが
昼食後の新一年生の下校を待っています。
子供たちはオンマに手を引かれて家に帰ります。
私は上の子二人をソウルで育ててるのですが
二人とも最初の一ヶ月くらいは
そうやって来ました。
学校と家の距離も近く
通学路も車の通行のほとんどない安全な道でしたが
それでも学校と家の送り迎えをしました。
日本の小学校みたいに
集団登校」したらいいのになあ、、と
めんどくさく思いながらも。
といってもそれは私の子供の頃の話
いまでもあの「集団登校」ってやってるのでしょうか?
近所のお寺や神社を集合場所にして
そこにさえ子供が行けば
高学年の子供たちといっしょに団子になって
登校させてくれるという
あのすばらしい田舎の小学校の「集団登校」
いや、日本でも都会の小学校では
そんなもんなかったと聞いたこともあります。
さて、ソウルの小学校の新一年生のときは
そうやって子供をマメに送ったり迎えたりしたのですが
どうも、この田舎では同じ韓国でも様子が違う。
昼に迎えにくるオンマもほとんどいないし。
ここで私がマメに迎えに来てたり
マメに世話やくと、かえってスンギくんに良くなさそう。
スンギくんに聞いてみた。
「一人で学校行ける?」
「うん」
「一人で帰ってこられる?」
「うん」
というので、一人で行かせることにした。
朝の登校のときは、
うちの長男がヤダヤダといいながらも
一応連れて行ってくれることになった。
しかし!末っ子の力というのは恐ろしい。
兄ちゃん姉ちゃんのやっていることを
見て、すでにいろんなことを学習しているので
学校前にある文房具店を見つけて
(食べるもの・着るものなど大変多様に売っている)
「ぼく、あそこでほしいもの買ってくるわ」
といって入ろうとする。
上の子達は、この年齢のとき
一人で『モノを買う」という行為ができなかった。
というかほとんど「知らなかった」
親の与えたもので、生きていたから。
一人で街中を動く自由を知ったスンギくんは
帰宅するなり
「ちょっとスーパーで買いたいもの買って来るわ」
と財布をもって出て行った。
おーい!!
田舎でたくさん走ってるアウトドア車の
車高が高くて子供には危ないので
スンギくん一人での外出というのを
ほとんどさせてこなかった。
(どうせ幼稚園はドアツードアでの送り迎えつき)
自分で歩いて学校に行ったことで
「親に手を引かれなくていい自由」を知った彼は
いきなり街中を一人で歩き始めた。
まあ、車にだけ気をつけてね。
ということで、
うちの末っ子には「新しい世界」が
入学と同時に広がったようです。