こんなこと、あんなこと
ハルモ二どこに行くの?(1)2013.3.18
백강 문정사랑
2013. 10. 5. 11:57
こんな韓国の絵本があります。
ポリ(麦)という
質の高い絵本をつくることに
定評のある出版社から出ているのですが
「ハルモ二、どこに行くの?」シリーズです。
四季の季節ごとに四冊あります。
春は、よもぎつみに
夏は、エンドゥという小さなさくらんぼのような赤い実とりに
秋は栗広い
冬はなにかとるものあったっけ?と
思いきや、
海辺の町という地の利を生かして
冬は牡蠣をとるハルモ二!
なのです。
このハルモ二
日本の絵本では「ばばばあちゃん」シリーズに匹敵するかな?と
思いますが
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韓国のハルモ二のパワーはすごい!
この手で、ハルモニは
できることすべてやる
よもぎ
のんびり摘んで終わり!じゃなくて
そっから
よもぎを使ったあれこれをつくる
よもぎを混ぜ込んだ御餅をつくって
市場に売りに行く
よもぎだけじゃない
これは「コサリ」(蕨)です。
とれるものは何でもとる!
そして手を加えて、『金稼ぐ!」
そして稼いだ金でばーっと遊ぶ!
自分も楽しむ
人にも振舞う
最近、こういうハルモ二
韓国で見なくなったなあ、、
このハルモ二みたいな人は、ちょっと前まで
ごろごろいた。
うちのシオモ二もこれに近いところがあった。
たった、20年、30年前の韓国の様子のようなのですが
その変化の激しさを知っている私には
まるで『トラがタバコを吸ってた時代」の
昔話のような美しく楽しい絵本でした。