こんなこと、あんなこと

サプライズのプレゼント2013.3.12

백강 문정사랑 2013. 10. 5. 12:27

 先日、私はソウルに行ってきたのですが


 目的は二つ


 一つは体調管理のための治療を受けるため。


 もう一つは、先日記事にした


  「情けは人のためならず(2?)」で

 

 書いた彼女と


 「正社員になったお祝い」をするためでした。



  私は治療院で体の治療をしてもらって

  

  夕食時間、仕事帰りの彼女と


  近場で待ち合わせしたのですが


  彼女は私への「プレゼント」を手に待っていました。



  彼女が電話で私に何がいい?と聞いたので


  断りながらも


  私はちゃっかりと。


  「Tシャツ一枚でも服がいい。色は白ならなんでもいい!」


   と言ってました。



   服も入ってたのですが


  それにあわせて

 

  彼女はこれを準備してくれていました。



  
ソウルの教育ママ



 オードトワレの瓶でした。



  フランス製で、自分が日ごろ愛用しているものだといって


  自分の小さなアトマイザーを出して


 私に香りを嗅がせてくれました。



  それはこの瓶の色から連想できる


  さわやかな涼しげな香りでした。


  箱には、シトラス・レモンとフランス語で書いてあるようでした。


 


  オードトワレの名前は



   ICED by cafe



   私、韓国に来てから、自分のための(香り)なんて


 買ったことないぞ!



 日本で仕事してた頃は、


 アルマーニのユニセックスな香りが好きだった。


  一番身近だったのはこれだった。


 

ソウルの教育ママ



 あと、これも好きだった



 
ソウルの教育ママ



 ニナリッチのものは、ちょっと甘い。


 香りよりも


 瓶の形の美しさに惹かれて。


 私は実は、とっても「香水」がすきだった。



 これも使わなくても


 ドレッサーにしまってあったディオールの「毒」


  
ソウルの教育ママ



 そんなのもう、韓国に来てから


 とっくに「忘れてた!」わよ!!


 貧乏学者!の韓国人夫


 (あんたよ!あんた!分かってんの!


  わたし貧乏生活、性に合わないのよ!


  私相当豊かに育ったの!)


  にひっかかって、貧乏生活にお付き合いして!



 「自分の香り!」なんてものと


 まったく無縁の生活をしていた私に


  10数年ぶりに


 素敵な形の瓶に収まった「香り」を送ってくれたのは


  え~と数年前まで


  とっても「大変な人」「救済不可能」だと


  人にみられていたはずの彼女だった、、、、



  私がそのサプライズに


  とっても嬉しかったのは言うまでもない。



  香水にも、


  そして彼女が、デパートに行って


  あの香り、この香りをつけてみて


  「自分の香り」を選ぶことができる生活をしているという


  その心の余裕にも。


 

  私は冗談半分、本気半分で彼女にこう言った。


 

  「わたしがちょっと韓国でがんばったところで


   えみこさんだから出来たんだろって


   人に言われて終わりなのよ!



   去年の本の出版だってそう!


   日本の恩師に本を送ったら

  

   どの人もこの人も、口をそろえて言うことが


   『ああ、えみこさんならこれくらい当然ですね


    次回作をお待ちしてます』


   って軽くいうのよ~!!!私、学校の優等生だったから。」


  

   (ホンマです、、、、

    私は中・高と入学生代表でもらったり読んだりしてます。)




  嬉しいような、、、なんか残念なような、、、、


  私は私ですごーくがんばってるんだけど


  異国の地で、外国語で奮闘してるって、結構大変なんだけど


  私の頑張りって人がカウントしてくれないのよ!!!


  それくらい楽勝でしょって見られんのよ!!(涙)



  だから、数年前まで、


  「なんにもできない人だ」って言われてた


  あなたが頑張るほうが


  人に勇気を与えられるし、世の中の力になる!


  だ・か・ら頑張って!!!


  

  と、いいんだか悪いんだか

 

  これまたあげてんだか下げてんだが


  分からないような励まし方をして


  二人で笑って楽しく食べて


  おいしいコーヒーを飲んで田舎に帰って来ました。




  彼女が「大変な人」だったときも


  私は「大変な」彼女に


  「自分の言いたいこと」を言っていたそうです。



  「私も子育てしてて、忙しいからさ。


  あんまりしょっちゅう電話とか掛けてこないでくれる?


  ホントに大変なときだけにしてよね。迷惑だから!」


  と言ったんだそうです。言ったような気がする、、、、


  覚えてないけど。


   

  私は、そんな「大変な人」に


  そんなことを言ってたようです。(汗!)



  しかしそれで彼女は


  「えみこさんは自分を偽らないし、無理に犠牲にならない」


  と思ったそうです。


 


  私が無理に「いいひとになろうとしない」姿勢から


  この人は、嘘をつかない、二心がないということで


  彼女に逆に信頼感を与えていたということが、分かりました。





   こうして私が「言いたいことを言っている』態度というのは


   ここだけに限ったことではなく


   彼女だけでなく、同じくソウルでのママ友にも、


   『オンニ、そっちに遊びに行っても良い?」


   と聞かれたとき


   「来るな、めんどくさいから」


   と数年前言っていたことが、


   第三者をとおして最近判明し、、、、



   しかもその相手に


  「あんた馬鹿じゃないの?」


  連発していたそうで、


  それが実は彼女を傷つけていたことが今になって分かった。


  

  私が人に『馬鹿」というのは、


  よっぽどその相手に対する


  信頼関係を感じてる場合なんですが


  それは「関西人」の私の勝手な考え。


  日本全国的には「馬鹿じゃね?」は


  言葉どおりの「馬鹿にしてる」態度ですね。はい、ごめんなさい。


  私が悪かった。



 


   いまになって、ようやく


  「ごめん、ごめん、遊びにきてよ!


  私がそっちいくからご飯食べようか??」


   と取り繕っている私です。


   人間関係は、きっと修復可能!なはず、、、、





  とにかく、「氷」をイメージしたトワレの瓶


  この香りを吹き付ける度に


  こんなこと、あんなこと、


  ふわっと蘇って、


  ソウルでこの香りを纏いながら


  頑張ってる彼女のこともきっと一緒に浮かび上がる。



  香りって素敵。



  次、海外行きの飛行機に乗るときには


  自分用の香りを一瓶、

 

  ちゃんと選んでこないとね、、、、、


   と思ったのでした。


  

  ずいぶんそんなこともしてないから


  トンチンカンなことをいって


  店員さんに


  「そのお品は廃盤です!」とか

 

  言われそうで怖い。



  なんたって、私はスキニーを見ると


  スパッツといいたくなるもん。



  そういえば、先日読み返したこの本


  阿川佐知子さんの対談本


  

阿川佐和子のこの人に会いたい〈8〉 (文春文庫)/文藝春秋
¥700
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 ここに小沢ガールズの一人と呼ばれた


 

福田衣里子氏の話がありました。


 

 


 

 彼女が小沢さんからもらったアドバイスで


 

  『選挙のときは、ズックとパンタロンがいいよ」

  

  と言われた。


 

  ということでした(大笑)

  

  日本を離れて10年以上になる私であっても


 

  いくらなんでも、そこまでは、、、、と思いなんとなく安堵したのでした。


 

  ずっと日本にいてもこんな言葉使ってる人がいるのだ!


 

  ということで。