こんなこと、あんなこと

済州島の結婚式(新婦待機室)2012.10.23

백강 문정사랑 2013. 10. 1. 13:40

式場に早く着きすぎた私たち家族


  夫は「海辺に散歩に行こう」といいますが


  私はハイヒールなのでホテルに残ってました。



  夫がこどもたちを連れて


  海辺に行った後


  ホテルをぐるりと見渡しました。




 


 

それほど大きなホテルではありませんが


 シックな調度品がよかったのでした。


 



 

 これ、素敵。


  
ソウルの教育ママ


 家に飾りたい。



 祝い客がつぎつぎとタクシーで乗り付けます。


 


 夫たちが海辺から帰って来たので


  式場に移動。




 
ソウルの教育ママ


 新婦のママとうちの旦那さん



 この二人は実に仲がいい。



  というかうちの旦那さんはこの年代の女性に


  絶大な人気があります。


  

 


 まだ新婦の到着しない「新婦待機室」


 私たちはここで主役の登場を待ちました。



  この裏には「ペーべク」が準備されてました。



 



 新婦の友人たちと たのしく話すうちの旦那さん


  



 うちの夫はアガシたちに


 「あんたたち、早く嫁に行かないと。


  人の結婚式にばっかり出てないで。」


 「だれか良い人紹介してくださーい!」


 「どんなんでも良いの?」


 「そんなわけないでしょう!!」



 彼女たちは新婦と同じく学校の先生たち。



 不況の今「嫁が学校の先生」というのは


 大変男性に望まれる立場なので


 いろんな縁談がもちこまれる。



 しかし、、売り惜しみしていると、干乾びてくるのも避けがたい事実。


 自分に結婚する気があるなら、


 ほどほどの時期に文句言わずに


 心を決めちゃった方がいいよと私も余計なことをいう。



 



  
ソウルの教育ママ


 ヒマなので、主役でもないのに


 ここに座って夫婦で写真を撮る。



 

 スンギくんは


 夕べのトリックアートのつづきで


 鳥の足を引っ張ってみる。


 けど写真が全然違うわね。 

 



 ようやく待ちに待った新婦登場


 


 朝の光を浴びて


 輝やく清楚な花嫁さん。





 

ソウルの教育ママ



 新婦のお友達も どどどっと


 この「新婦待機室」になだれ込んできて


 一緒に写真を撮る。


 この日のスターになる。


 

 
ソウルの教育ママ


  うちの子供たちもいっしょに記念撮影


 この花嫁と私たち家族は、


 

 ほとんど親戚のように付き合ってきた。





 

 うちの長男の小学校入学に


 

 彼の手を引いて


 

 一緒にデパートに


 

 学校用のカバンを買いにいってくれたのもこの子。


 

 去年までそれは大切に使った。



 

 この子は、先生になった初めてのお給料で


 

 私たちにプレゼントを贈ってくれた。



 

 うちの子供たちを引き連れて「ロッテワールド」に


 

 遊びに連れて行ってくれた。


 

 ほとんど家族のように付き合ってきた。



 

 彼女の済州島のご両親も、私たち夫婦を


 

 大学時代の彼女の後継人のように思って信頼してくれ


 

 親しく付き合ってくださった。




 

  この日一番忙しかったのは花嫁。


 

  ようやく式がおわって


 

  彼女と話ができたとき


 

  この子は私に涙目で


 

  「遠いところを本当にありがとうございます」と言った。


 

  


 

  「あんたの結婚式なら宇宙で


 

  やったとしてもいかないとね」


 

  私たちは式場の片隅で抱き合って泣いた。



 

  この子は私にとっては


 

  韓国で出来た妹。


 

  

  私は新郎に頭を下げた。


 

 「どうかこれからこの子をよろしくお願いします」


 

  まだ泣いてる顔のままで。 



 

 「お話はたくさん伺ってます。


 

  こちらこそどうぞよろしくお願いします」



 

  ふかぶかと頭を下げた彼は


 

 さすがに彼女が結婚を決めただけあって


 

  とても誠実で真面目そうな人だった。




 

  これからのキミに幸せあれ。




 

  私は長く縁をもったこの子の結婚式で


 

  心からそう思った。



 

  彼女にはこれから新しい生活が始まり


 

  新しい家族ができる。


 

  それはもう私の手の届かない場所。


 

  



 

  この子は結婚前に


 

  「もう今までのように、こちらに気軽に遊びにくることは


 

  出来なくなるかもしれません」


 

  と私にいう。とても申し訳なさそうに。



 

   それでいいんだよ。


 

  お嫁に行ったら、それは当たり前のことだから。


 

  私もあっちこっちに不義理をして


 

  こんなにずぶとく生きてるんだよ!



 

  でも私が幸せなら、私のことを大事にしてくれる人も


 

  いっしょに喜んでくれるんだと都合よく思って生きてるんだ。


 

  あなたがそんなことまで心配する必要はない。


 

  これからは自分のことと、自分の家族のことを


 

   心配しなさいと彼女を、送り出したのでした。