今週の頭にあった
うちの娘の話です。
学校が終わって、『ホットク」の屋台で
娘が友人と買い食いをしてたとき
日本人だと思しき4人の男女が
屋台に近づいて
ホットクを買おうとしたそうです。
娘によると、多分大学生くらい。
大きなカメラを胸にぶら下げた人もいたそうです。
彼らの中に韓国語がうまくできる人は
誰もいなかったみたい。
全羅道まで足をのばした観光客でしょうね。きっと。
人数分のホットクを買って
立ち去ろうとする彼らに
屋台のオバちゃんが
おまけのホットクをひとつ
「ほいっと」差し出したそうです。
でも言葉が通じなくて
その日本人グループは、
「え?なんで?なんていってるの?
もう一つ買えって言ってるの?」
ってかんじで、状況が分からず
もらって良いのか
それとも、もらったらいけないのか
、その場が固まってしまったそうです。
成り行きを横目で
見ていたうちの娘が
「それ、そのまま持っていっても良いって
言ってるんですよ。おまけですって」
と日本語で彼らに言ったので
その人たちが、すごくびっくりし
その次には
「すっごーい!!」といったそうだ。
しかも娘の横にいた友人が、それを見ていて
「すっごーい!
あんた、日本語うまいってうわさはガセじゃなかったのね!!」
と。
うちの娘、かなり日本語話します。
でも性格が『前にでる」タイプの性格じゃないので
自分からそれを人に言うことはあまりない。
今回の観光客にも多分、ホットクが
お客とアジュンマの間で
宙ぶらりんに
なってなければ、そのまま通り過ぎただろう。
うちの娘はホットクが大好きだから
ほっとけなかったのだろう。
日本に帰って
おばあちゃんとしゃべるときは
彼女はかなり饒舌だ。
うちの日本の家族が
「まーったく韓国語を理解しない!」のが
すばらしく役に立っている。
こういう場合、語学力の高いほうが
低い方にあわせることになる。
「一日に数時間も韓ドラみてるのに
なんであんなに韓国語全然できないのか、、、
不思議だねえ、、、」
といつも娘と言い合っている。
ジュモン(朱蒙)なんか三回もみたんだって!!(驚)
この正月、日本のおばあちゃんのために
シンク台のもの入れを手作りしていた横で
「うちのおとうさんは、頭が子どもだから。
ああいう感じで、
毎日好きなもの作っては喜んでる
しかも、自己満足がひどいから」
みたいな話を、おばあちゃんにさらっとして驚かせた。
「まあ!あなた、オトナみたいなこというわね。
しかも日本語も全然間違ってなくて、すごいわね!
いま、もしかして自己満足って言った?」と。
だから日本のおじいちゃんとおばあちゃんに
「帰省しても孫たちと
言葉の面でなんの不自由もない」と
喜ばれている。
長男は大してできないのに
コミュニケーション意欲が高いので
知ってる日本語を駆使して、「通じちゃう」
末っ子は、聞き取りはほとんどできるが
恥ずかしがってあまり話さない。
「ぼく、、韓国語みたいに日本語上手にしゃべれないし、、、と」
でも言ってることを理解しているのは
その喜怒哀楽で分かる
「●●までいくと、時間が掛かるね
スンギだけおいていこうか、おじいちゃんに頼んで」
と、母と、こそこそいってると、むちゃくちゃ怒って
「絶対ついていく~!」と言う。
日本人と電話してても、ほとんど内容は子どもたち分かるので
秘密の話はできない。
うちの夫が日本語が大して
できないことに関しては
夫が決してうちの親の意向(日本語できるようになってくれ!)
に歯向かわず
「お父さん、ごめんなさい、でもできることは何でもやります!」を
おとなしく繰り返すので、放免されたようだ。
娘は、こんな感じで、
小さい頃から
日本に行けば流暢に日本語を話してきた。
といっても長期滞在したことは
ほとんどなく、長くて一年に二週間だったけど。
それでもこんなに理解できるようになった。
彼女は「日本語能力検定」の試験の級を
とるために勉強している。
聞くと話すはかなり自然なんだけど
「書く」と「読む」はちゃんとやらせてこなかったので
苦しいらしい。
うちは私の知り合いの日本人がたくさん来るので
日本語を勉強する環境としては悪くないかもしれないけど。
まあ、家庭以外で、日本語使うところって
あんまりない。
こうやって、他人さんから
「すっごーい!」って褒められて
それを友人が見ていて
「すっごーい」と感心してくれたことで
娘の顔は赤く上気していた。
誇らしそうで、嬉しそうで、大急ぎで帰ってきて
私に話してくれた。
おかーさんも嬉しいよ!!
バイリンガルになるってね、
いい仕事につけるとか
広い文化に触れられるとか
そういうのをおいて置いても
「すっごく楽しい!」ことなんだよ!!
あなたなんか中国語もできるじゃない!
中国の人口は13億(?)か?
すっごいなあ!キミの未来はきっと楽しいぞ!
いやがる娘に語学をやらせたことは
一度もないと自負しているつもりですが
娘が「語学が上手」と自分で自信をもち
それが『世の中で通用する」ことがわかってくれ
自分で「もっと学びたい!」と
思ってくれたら、どれだけ良いか!
どこの誰だか知りませんが
うちの娘の日本語教育にとって
絶好のシチュエーションをご用意くださった
ふらりと、コチャンに立ち寄った日本人観光客の方
大変ありがとうございました。
うちの娘は、あれでも一応中学生です。
きっと高校生、制服でなければ大学生くらいに
見えたことでしょうが
まだ13歳です。
母からお礼を。ありがとうございました!
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