こういうものがうられています
- 暗算・算数に遊びながら強くなる びっくりサイコロ学習法―変形12面体&20面体サイコロつき/松永 暢史
¥1,680 - Amazon.co.jp
私は去年の暮れ、これを購入しました。
子どもがやりたがって、毎日相手するのがしんどかったです。
苦しいのでちょっと隠してみたりしました。ははは。
「子どもを親より賢くする本」の中に
この『サイコロ学習法」に関する話が出ていました。
教育に関わって長い松永氏が「最高の算数勉強法」だと自負し
大手教育出版社に「製品化しましょう!」と持ち込んだそうです。
その出版社もこの教育法の効果に興味を示し
「ほほう!これはすごい!」
だったのですが
出版社からの返事は
「うちではできません」
松永氏は大変驚いたそうです。
その理由は
「このメソッドで勉強すると
子ども達が教師を追い抜いてしまうので
教師が好まない」
だったそうです。
このことを通して松永氏は
「国家の教育の目的として
『コンプレックスをもった人」や『あまり賢くない人」を
作ろうとする意図があるんじゃないか」 と思ったそうです。
そういう人間は「わたしなんか」とガマンして
悪い状況にも甘んじてくれますから。
私はこの話を読んで
実は親の心中にも
「子どもに賢くなってもらっては困る」という
潜在意識が隠れている場合がある
のではないかと思いました。
いつまでもダメな存在。
自分が優越感をもてる存在
自由に権限を振るって馬鹿にできる対象
これを手放したくないという気持ちがある場合
口では「優秀な子」になって欲しいと願いながら
本当に「優秀な子」になられたら
「愚かな親」「人間として低い」ということが露見してしまう。
とすると、「子どもを壊すような教育」にも
親が加担する可能性があるのでは
ないかと思います。
教育関係者の場合はもっと露骨ですよね。
だって子ども達が「勝手に優秀」だと
家庭教師も塾も要らなくなってしまうのですから。
「子どもたちが適度に出来が悪い」くらいが
都合がいいのかもしれません。
私はあんまり「深層心理」を探る系のものは
好きではなくて
「なんであれ深く潜ってるには
もぐってる理由があるのだから
あまり掘りかえさなくてもいい」 と思ってます。
自分の深層心理も人のも。
しかし韓国の異常ともいえる教育熱
そして親達の強すぎる子どもへの期待をみると
本当にあんた子どもに優秀になってもらいたいとおもとるんか?
といって根のところを掘り返したくなってしまいます。
子どもを優秀にする為のレースというのは
自分が動かずにアイテム同士戦わせる
ポケモン勝負のようです。
韓国では今でも「おとな」の権威が強いです。
「こども」は立場が弱いです。
「おとな」だからという理由で
間違っていても許されることがあったりします。
嫁の立場でそういう場面を目にしました。
締め付けられた「こども」の時代が長かった彼らが
「おとな」になった今、
今度は逆に「こども」を締め付けたいと
思うのは当然のことではないかと思います。
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