えみこのひとりごと(2010年~)

男前に関する考察2012.10

백강 문정사랑 2013. 10. 1. 14:13

まだまだ韓国は休日のさなか。


 本日は平日ですが


 昨日と明日が祭日なので


 学校等は休むところが多く


 結局子供たちが家にいます。


 

 私は週末に原稿の締め切りがあるので


 子供たちに


 「近くに寄ってくるな!」と宣言して


 朝から書き物をしています。



 

 なぜか最近娘が部屋にこもって


 パソコンに向って長時間なんかを書いています。


 「小説」を書いているそうです。へえ~!


 

  おなじ「書き物」をしているもの同士


  理解してくれるのか


  末っ子が私に寄ってこようとする度に



  「お母さんはアンタと違ってものすごく忙しいんだから


  書くことの邪魔をするんじゃない!」


 とそれはそれは恐ろしい顔で怒り


  強制的に末っ子を別の部屋に連れて行ってくれます。



  「おか~さ~ん!!」 


 連れ去られる末っ子の叫びが聞こえます。




 勢いにまかせて午前に原稿一本は書きあげたのですが


 さて、これで行くかどうするかはまだ考えどころ。


 今回のは日本語で書き始めたので

 

 韓国語に直さないといけないし。

 

 (最初から韓国語で書くときもあるのですが)


  


 さあ、昼ごはんは何にするべ??と


  頭の片隅にこのテーマをはさんでおいたのですが


 長男が


 「あ、お母さん、僕 お昼いらないから


  外で食べてくるから、お姉ちゃん連れて」


  という。



 「へ? お金は?」と聞くと


 「こないだ秋夕でもらったのがたくさんあるから

 

  これでおねえちゃんまでおごってあげるよ」



 といって私にせびることもない!



 すごいぞ この人、小学生なのに!



 「あんたお金持ちねえ」 と私が感心して言うと


 「そう、僕はお金持ちだから!」と胸を張る。




そしてなんかうちの息子の顔はたしかに


 「お金持ちっぽい」



 この人、赤ちゃんの頃は


 「お釈迦さまに似ている」とよく言われた。


 中国に行ったら


 なぜか料理店に必ずおいてある

 

 「恵比寿様?なのか大黒様?」みたいな


 おそらく商売繁盛用の人形に


 「よく似ている!」

 

 といわれ続けた。 





  うちの息子たちが『家事をする」ということだけでも


 

 大変褒めてくださる読者の方がいるのに

 

 こんなこと書いたら


 さらに「親ばかまるだし」なのかもしれませんが


 まあ、つくりばなしでもないので、


 こういう風に住んでいる家もあるということで


 さらりと受け止めてくださることを期待します。





先日中国に行ったとき彼の手にあまった中国元も

 

 朝、自分のパスポート片手に銀行に行って


 さっさと韓国ウォンに両替してきたようです。



 「使えないお金持ってても仕方ないから」と



 小学生が一人でパスポートもって


 銀行に両替にいったんだったら


 さぞびっくりされたでしょう。



 

 彼はまだ小学五年生ですが


 やってることは


 たいへんカッコいいではありませんか!



 僕がたくさんお小遣いもらったから


 僕がおごるね!


 


 わたしはこういうとき彼らを


 「男前!」と褒めますが


 なんか息子たち


 この褒め言葉はとても好きみたいで


 ふふんと、すごく誇らしい顔をします。



 できるかぎり息子たちには


 「男前」に育って欲しいなと思います。



 もちろんここでの『男前」の意味はイケメンではなく


 「きっぷのいい男」 、そこまでいかなくとも


 せめて「ケチではない男」であってほしいものです。



 なぜかというと「ケチな男」というのは


 女性の助けを受けにくいと思うからです。


  


 私が仕事をしていて


 ものすごく嫌な人というのが「ケチな人」です。



 先日イヤ~な社長の話を少し書いたと思いますが


 私があの人のことを


 「もう付き合わんでもええわ!」


 心から思ったのは


 この社長のケチさがすごいからです。


 ご飯をおごってくれないとかそういうケチじゃないんですよ。



 この人は私に用があるとき


 「連絡ください」

 

  の文字メールを一本おくってきます。



 

 時間に余裕があって


 私の連絡をゆっくり待つのなら


 それでいいのですが


 緊急のときでも大体これです!




 私が別の仕事をしていて


 携帯の文字メールに気付かないことってありますよね。


 そうすると


 携帯が鳴るのですけど、


 なにしろ自分が電話代を払うのがイヤなので


 ワンコールだけで切れるのです!


 ワン切り!というやつです。



 つまり


 「文字メールおくったんだから

 気づけよ!」というやつです。


 

 自分が緊急の用があるなら

 

 電話一本掛けて来れば良いでしょうに!!



 それを来る日も来る日も


 私に用があるときは


 「連絡ください」+ワンキリ。


 それも会社の経営者なのに、、、


 親に携帯料金をきめられてる高校生じゃあるまいし!


 

 あんた子供かー!!





 

  そういうことプラス仕事でのトラブルがあって

 


 私は


 仕事内容の云々以上に


 この人と関わりたくない、、、、


 という思いを強くもつようになりました。





 こういうヘンなことをする男性というのは


 大体において「女性のバックアップ」


 きちんと受けられていないことが

 

 多いのではないかと私は疑っています。



 ご自分のご主人がそんなことしてたら


 「恥ずかしい!辞めなさいよ!」


 と進言しますよね。奥さんが。




 そんなことしてたら


 自分の選んだ夫こんなセコイ男だったのかと愕然として、


 自分の男見る目の無さを嘆くとおもいませんか?


 

 部下とか仕事先にすべてワンキリで連絡する責任者!


 しかも私はあなたの部下ではない!


 



 だからこういう姿を見ると


「この人、家庭内がチャンと回ってないのではないか??」


 という想像をしてしまいます。 私の場合。



 現にこの社長の奥さんと同席したとき


 奥さんがご主人のことを


 非常に悪く思っていることが分かりました。


 奥さんご主人のことを


 「うちの夫は、、、」というのではなく


 「この人間は、、、」と呼んでいました。



 自分と夫の間にはっきりぶっとい線を引いているのが


 分かりました。





 女が仕事先であれ亭主であれ


 相手に 「お世話になりました。」と


 お別れを告げる時というのは



 女の小さな「もうヤダ!」が


 チャリーン、チャリーンと積み重なって


 それが満期になった時だと思います。



 「男のケチ」というのはこの「もうヤダ!」貯金に


 複利を付けて倍にし、満期に近づくのに


  大きく貢献します。



 なぜ、女が「男のケチ」を許せないかというと


 多分女性は女性で男性の何かに


 「目をつぶってあげていること」があると思っているからでしょうか。


 また「あなたの気付いてない何かを


 私が助けているのですけどね」という自負心かな。


 


  女性のフォローというのは


 多分「目の前に落ちているゴミを拾うこと」に近いと思います。



 別に私の仕事じゃないけど


 これをどけとかないと、


 あとから誰かがすべるかもしれないし、という気配り。




 それが未然にトラブルを防いでいる部分が


 確実にあるはずなのですが


 それは「予防」なので、目に見えません。



 したがって後々高く「評価」されることもありません。


 きみぃ 良く予防したねえ!と。


 なにしろやってる本人も


 もともと評価を求めてやってるわけじゃないですし。



 『評価」されるには、一旦目に見える揉め事がおきたあと


 その『対策」を立てるために


 プロジェクトをたて行使しなければなりません。



 男社会で「評価」されることは


 事後にことが起こってからの問題解決です。


 時間が掛かり手間も掛かります!お金も掛かりますね。



 とかく「予防」とか「未然に」というものは


 その価値が見過ごされがちです。



 状態の良い感度の高い女性というのは


 さっさと目の前のチリを


 拾って捨てるのです。


 そこにあることが感覚的にイヤだから。


 多分男性でも感覚的な人はそうではないでしょうか?


 

 子育てなんて完全にそれです。


 「これは私の仕事じゃないから」という線引きが


 絶対に許されません!


 もしあったら家の中は大変です。



 自分の仕事であろうが無かろうが


 片付けないと前に進めないのが主婦業です。



 うちでも子供たちが


 「自分が汚したんじゃないのに


 なんで片付けないといけないの~?」とか


 文句いうことがありますが


 うちは夫婦そろって、その意見は一刀両断です!


 「誰が汚そうと、みんなで片付けるもんなんだ!!」と。


 


 ママにとって


 「誰が汚したか??」に何の意味があるのでしょうか??

 

 完全に無意味な問いです!!


 誰が汚そうが、片付けない限り片付かない!ではないですか。





 だから多分長くママをやって


 社会に復帰した人から見ると


 「自分の責任分担ではありません!」と

 

 責任逃れをしている社員の姿なんか見てたら


 「そんなことを言ったところで


  なにか解決のための発展があるのかしら??」


 と首を傾げざるを得ないと思います。





 家庭の中のことなんか


 「私がやったんじゃないけど、


 私が責任を取らないといけないこと」


 に満ちています。


 


 それなのにそんなふうに


 「裏方としての使命」全うしてきた自分を


 相手が(例えば配偶者が)


 それを認めてくれないと


 辛くなり、


 「こんなところでケチるか!」


 という怒りに火がつくのでしょう。


 それで満期がきたらきれいさっぱり終わるんです。




 一つ一つは小さなことなので


 当の男性は


 「自分が一体何をした??」と愕然とし


 胸に手を当ててもさっぱり原因が分からない。



 あの女の考えていることはわからない。


 男性は自分の脳を納得させる理由を探すため


 あの女は頭がおかしいに違いないとか


 なんとか理屈をつけはじめるものです。



 こういうことを知識としてでも

 



 知識で知らなくても


女性の心理というものを


ちゃんと理解しようという気があったり


または、女性との関係(妻とか母とか娘とか)が


 自然に上手くいってる男性が


 モデルとして近くにいた男性というのは


 無意識のうちにこういうことが分かってて


 女性に対する日ごろのマメな感謝を忘れないようです。



 こういうことは学校で「本」を使って「教科」として

 

 学ぶことではありません。


 そういうコミュニケーションが上手く取れている家庭に


 育った子は、自分も知らずに


 「そういうもんだ」と


 自然にできるようになる傾向があるようです。




 まったくそうではない家庭で育つと


 どんなに説明しても


 「一体何のことだか分からない」


 という差が生まれる可能性もあります。


  


 ということで、私が勢い(怒り?)にまかせて


 ががーっと書いた以上の文章を


 昼ごはんを食べに帰って来た夫に読んで聞かせると


 「どうもすみませんでした」 


 といって即座に謝り、


 「うちの奥さんはこの件に関して


  相当深く怒っているようだ」ということをすぐに察して


  この状態で家で長居をしてはいいことがない!


 もしかして今回の秋夕のことで、


  なにか怒ってるのでは??


 と危機を感知したのか、

 

すぐオフィスに舞い戻り仕事に向いました。


 この人はなかなかセンサー感度が高いのです。


 多分長生きすると思います。





 お姉ちゃんを連れて


 ハンバーガーを食べてきたはずのうちの長男は


 私と末っ子に


 「でかいピザ一枚」をお土産に買ってきました!

 

 おお!すごいぞ。 気が利くなあ。


 あなた本当に小学生??



 

 この人は一体どうして

 

こうなったのか分からないのですが


 随所でこういう可愛いことをするので


 私は長男がちょっとくらいデブでも(いやかなり)


 どんくさくても(相当どんくさい)


 成績がたいしたこと無くても(どーすべ?)


 ちょっと困ったいたずらをしても


 いつも彼に向って出る言葉は




 「あなたはどこに行っても


 きっと人に大事にしてもらえる。


 きっととても愛される。


 特に女性に助けてもらえるよ」 


 

 なのです。



 ちょっとくらい学校でいい成績をとるよりも

 

 こういう能力の方が


 

 一生モンだと私は思います。  



  しかし、「ケチな男」描写の部分は


 感情を込めすぎたかもしれないですね。


 熱くなりすぎました。 お許しを  (えみこ)


 おお、恐ろしいですねー!


 

 知っているか知っていないかでは


 一生の人間関係が


 大きく違ってくるのではないかと思います。