2013年一月の日本帰省で行った場所のひとつ。
徳島県上勝町です。
これは以前ブログでも紹介した
「そうだ!葉っぱを売ろう!」の町
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なんか私の書くものは
正確な情報記事というより
そこの行くまでの顛末を書いているので
これを読んだところで
そこまでちゃんとたどり着けることもないでしょうが
そういう案内は公的機関がちゃんとやってますので
私は気楽に再度ストーリーを書きまーす。
同じ徳島県とはいえ、ここは私の実家のある地域とは
かなり離れているので
帰省づかれが溜まってきた頃には
「葉っぱの里」に
行くだけの
元気が私から涸れていました。
しかし!夫がふと寄った博物館でもらった
徳島の観光地図で、こんなものを見つけてしまい!
日本の棚田100選
に選ばれた
上勝の棚田の写真でした。
専門が地理の夫は、その写真に釘付けになり
「絶対ここ行くから!」と勝手に決めました。
「え!そこ県内ではあるけど、すごく遠いよ!」
という私に
地図を出してきて
「見てみろ、直線距離だと一時間でいける距離だ!」という。
「いや!上からみたらそうかもしれないけど
この間に三つも山があるで!
この間って、車が通れるわけ?
一応道はあるみたいやけど、これ一時間でいけるかな?」
(出来ればそんな山奥に行きたくない私、すでに元気ないで)
絶対行きたい夫は
「絶対ある!」(と信じたい!)
私たち夫婦が地図をはさんで
やいやい言ってるのを見ていた
うちの父は
「わしも乗っていく!わしはその道通ったことあるぞ!
道教えてやるから乗せてけ!」という。
(ヒマな老人なので
どこにでも行きたい)
父と夫が結託したので
しょうがなく、家族で出発した。
ところが、うちの父がその道を通ったというのは
数十年前、軽トラでの話だったことが
出発後にわかった。
佐那河内村というところの、百姓市で
地元の人に、上勝に抜ける道を聞いた。
しっかし徳島の田舎も、過疎がひどくて
右見ても左見ても
百姓市の
客も売り子も
じいちゃん・ばあちゃん
ばっか。
うちの父が、
「佐那河内から上勝に抜ける道は、、、」とか
相手のおじいさんに地図をひろげてきくと
「老眼がひどくて地図がみえへん、、すまんなあ、、」と
言うので
うちの父は自分の老眼鏡を外して
そのおじいさんに掛けさせる!!
じじいがじじいにモノを聞くとこうなる!
老眼鏡のかしあいっこだ!
老眼鏡ならいいけど
入れ歯のかしあいっこは汚いだろうなあ、、、
補聴器のかしあいっこはまあ、いいか。
もう私は「これが老齢化社会だ!」の
見事なサンプルを見たようで
可笑しくて可笑しくて
死にそうだった。
結局そのおじいさんは私たちの車を見て
「この車じゃああの細い道の山越えは無理だろうなあ
この大通りにでて、町のほうから行くのが
一番早いとおもうわ」と
もっとも無難なコースを教えてくれたのでした。
うちの父も、夫も行きたいところにすごく行きたい人で
その部分そーっくり!
そのせいで、つい客観的事実を捻じ曲げるという癖がある!
直線距離での一時間と、実際の道は違うだろう!
二人ともわかっとるくせに!
父が乗り、夫が乗り
息子たちも後部座席に乗り ということで
ふと思うと
この車には、私の人生に一番ふかーく関わった男性が
すべて同乗しているではないか!
(あ!弟だけぬけてるか)
ここにいる 父親、夫、息子 との関係が
うまく回っていれば
私は「男運」が良いということでいいよね。
そうだなあ、 今のところ
五段階評価、5だな。
私の周りには「いい男」が多い!
いい男をすし詰めにした満員の車で
山道を諦め、ひろーい道から
「葉っぱの里」上勝に向ったのでした。
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