こんなこと、あんなこと

葉っぱを売る里(2)2013.1.21

백강 문정사랑 2013. 10. 3. 11:00

迷いながらも上勝へ


 といっても、無理せずナビにまかせたので


 あとは誘導どうりに。




 上勝にようやく入って、


 目的地に向かう。


 入ってからも相当の時間がかかった。



  この期間、上映された上勝を舞台にした映画

 

  人生いろどり


  のロケ現場でーす!という案内板が


  町のあちこちにたっていた。




  

ソウルの教育ママ



   「葉っぱ事業」の見学に来たのではないけれど


   一応、途中にあったお店で聞いてみた。


   (ここにたけのこですし飯を巻く!


   という珍しいお寿司があったので


   いくつか買ってみた。)



  「いろどり」ビジネスの見学ってできるんですか?


  

「あれは、どこかに集まってやってるんじゃなくて


 個人のおうちでやってるから


  多分難しいんじゃないかしら」



  農協に行こうにも、この日はたまたま土曜日だった。




  町の入り口に小学校があって


  役場はまだまだずーっと先。


  目的地は役場を超えたところから枝分かれするらしいが


  こんな人口2000人もいない町で


  小学校とか、役場とかが


  こーんなに離れてるってあり?



  いやあ、ほんとに田舎なんだ!


  本で読んだときも、


  


  いちおう私も徳島出身なので


  見えてくるものはあったのですが


  ここまで田舎とは!!


 

  ここに年商二億円のビジネスがたつって


   これ!ありえないよ!

 

  ここにきてさらにそう思った。




  この町の端から端まで


  トラックで走りまわって(家が山のてっぺんとかにある!)


  それをまた徳島の港まで


  運んで、、、、という農協職員の苦労が


  書籍にかかれてたけど


  これってホントに、、、


  この上勝からモノを集めるだけでも一苦労なくらい

  

  家があちこちに散らばっていた。



  しかもここから港に行くまでの道のりが


  これまた遠いんですよ!ここ。


  はあ~。こりゃ大変だわ。 


  

 


  私たちは目的地の棚田を見つけ


  夫は写真を撮る。



  


 今の季節の写真ではありませんが


 地形はこんな感じです。



  子供たちは、山のあちこちを走り回る。


  同乗してきた父は、


  田んぼに人を見つけては話しかける。


  棚田を借りて、農業をしている県外の男性がいた。


  平日はサラリーマン。


  週末はレンタル田んぼで農業というライフスタイルをおくってているそうだ。




  帰り道、夫に「満足?」と聞くと


  「満足!」と答える。


  ああ、良かったね。


  オタクの魂が、お腹いっぱいになって!



  棚田にはあんまり興味のない私は


  上勝ってとこが、すんごく小さくて不便で


  年寄りばーっかで、


  土地は狭いから山の上に


  棚田なんてもんまで出来たわけで


  ほんとになんにもないんだなあ!ってことを

  

  実感し(でもみかんはウマイ!)


  

  ここで、こんなでかいことが出来るんなら


  どこでだって、


  何だって出来るんじゃないのかなあと思いました。


 

  高齢化社会にとって


  地方の過疎問題にとって


  かなり希望的になれる「上勝パワー」


  見せてもらいました。 



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