こんなこと、あんなこと

小学校放課後教育の種類2013.3.12

백강 문정사랑 2013. 10. 5. 12:30

韓国の小学校では、学校が終わったあと


  放課後教室という授業が用意されています。



  私がソウルで子どもたちを小学校に送ってた頃は


  低額であってもその授業料は


  有料でしたが


  現在、地方で教育しているせいなのか


  それはほとんど無料です。




  現在、スンギくんの小学校でどんな科目が


  放課後教室に用意されているかを書き出します。




  
ソウルの教育ママ



 まず、英語


 これは任意のはずなんですが


 ほとんど全校生徒が、授業のようにして参加しています。


 正規授業がおわってすぐの時間にありますし


 英語をはずそうという父兄がいないことから


 特別なことがないかぎり全員参加です。


  

  週二回一時間ずつ、 


  正規の英語授業以外での教育です。


 


  英語のために予算を大きく取れる学校なら


  ほぼ毎日やるところもあります。


  


  そして、どんな科目があるかというと


 (以下、授業時間は40分ですが)


  


  コンピューター(毎日)


  美術(週三回)


  サッカー(週三)


  水泳(週ニ)


  ギター(週四)


  舞踊(週二)


  ナンタ(週三)


  囲碁(週三)


  バイオリン(週三)


  ピアノ(週四)


  


  などです。


  去年から韓国の小・中学校の土曜日が休みになってることを


  うけて、土曜日にも


  パンソリ

  

  茶道


  バトミントン


  水泳


  ロボット製作



  などの授業が、用意されています。



 この中で有料なのは、


  材料費・教材費と


 あとピアノ・バイオリン・コンピューターだけが


  月一万w(千円)の月謝を要求しているので


  まあ、ほとんど無償です。



  放課後塾に行く子が多くて


  この放課後教室の事実上の運営管理が厳しく


  〈任意で無償だから人がぼろぼろぬけちゃう!)


  そのため、教育時間を


  「昼食時!」にしている科目が


  サッカーに


  ナンタに


  コンピューターに


  舞踊に


  ギターに、、、エトセトラ。




  うちの娘はこちらの学校の放課後教室の


  美術クラスで二年間みっちり


  お世話になりました。


  (学校の前の美術塾の先生がおしえてくれる)



  しかし高学年の子どもたちの中で


  嫌がらず休まずそこに通えたのは


  絵を描く事がが好きで好きで


  どうせ放置しておいても『絵を描いてる」


  といううちの娘だけだったそうです。



  うちの娘はソウルでの小学校の低学年で


  「中国語」を二年間、放課後教室でお世話になりました。


 それが後々「中国語って面白い」とおもうきっかけに


 

 なったようで、幼少期のありがたい経験でした。


 

  



 

  とにかく複数の子を抱えて


 

  すべてに気前よく教育投資できない


 

  親の立場からしたら


 

  この『放課後教室」ってすごくありがたい存在なのです。



 

  ソウルで放課後教室の「チェロ」も


 

  娘にやらせてみたのですが


 

  まったく興味を示しません!


 

  チェロは完全に我が家のインテリアです。


 

  ネットで売ろうと思いながら


 

  なぜかいまだに流線美しい子供用のチェロがあります。


 

 



  去年、この学校にも


  英語以外の外国語クラス(日本語)


 

  があったのですが


  やはり運営と管理がむずかしいようで


  今年はなくなっていました。




  うちの長男は、現在外部講師に


  ギターを教えてもらっており


  スンギくんは「ピアノ」と「囲碁」をやっています。



  ピアノは楽譜が読めれば、上等だと


  とりあえず、子どもを送っているのですが


  囲碁は、多分スンギ君の性格に向いているだろうと思い


  送ってみました。



  行かせて見ると、やっぱり本人


  「おかーさん、囲碁っておもしろいね」


  「そーだろ。そーだろ」




 そんなこんなで、


  朝早くから自分で嫌がらずに学校に行って


  帰ってきても、ずーっとニコニコして


  静かに遊んでいます。


  

  放課後教室を


  二つやらせているので


  小学一年生なのに


  帰宅時間が、午後4時になってしまいました。


  もう自分で登下校します。



  私が何も言わなくても


  自分で筆箱を開けて


  鉛筆をけずっては確認し


  学校からきたプリントをちゃんと私に渡します。



  家でやってた公文プリント。


  彼は学校に持っていって

  

  空き時間で片付けてくるので


  家では私と一緒に別のことを勉強しています。



  小学校生活が落ち着いたら


 

  スンギくんにテコンドーを習わせようと


  思っているのですが


  体の様子をみて、来月からかな??と。



  

  ソウルで上の子を育てていた


  たった数年前までの時代でも


  こんなに韓国の小学校で


  多様なことってやらせてもらえなかったと思います。



  そういうこと「美術」「音楽」なんかは

 

  とうぜん『私費』教育ねということで

  

   すごいお金がかかる。



  だからその対策として


  4人くらいのオンマがグループを組んで


  先生を一人雇って


  教えてもらうことがよくあった。


  英語なんかもそういう形で。


 


  あのときは確か24万wで四人

 

  つまり美術で一人6万wくらいで(6000千円)


  この線で抑えようというレベルが、


  私の周りのオンマの出してる金額でした。


  たぶんあれもあがったはず。



  といっても、英語は塾でやらせて


  ピアノはどの子も必須。


  男の子はテコンドー 女の子はバレエ

  

  そこに美術。


  数学はぜったいにはずせない。


  読解のために国語もやらせないと、


  それから漢字教育を学校に頼れないから学習誌でね。


  ああ、水泳やカベもやらせたい、、、


  ということになると、、、、


  一体子どもにいくら掛かるのか、、、



  どうすりゃ庶民がそれを維持できるわけ??というのが


  私の当時の素直な気持ちでもありました。



  あれにはお金をかけて


  こっちは〆て、、というために


  オンマたちが集まればその情報交換です。


  私はときどきうんざりしていました。



 その中で「ひとのいい韓国人オンマ」友達はできて


  子どもを連れて家を行ったりきたり

 

  土曜は一日中遊ばせたり


  そういう人とは気楽に話せたのですが


  まあ、「教育」の話になったときお互いに


 完全な同感はできなかったなあというのが


   正直なところです。


  



  いまや、2013年


  ソウルにも「放課後教室」というのはあったのですが


  ここまで科目が充実していなかった。



  こんなに子どもたちに


  いろんな経験がさせられるようになった韓国の教育。



  これからが楽しみだなあ!


  この子たちが、こうやって多様なものに触れて


  そして、その中から「自分の視点」を


  獲得していくことができればいいなと


  思うのです。


  「勉強」だけではなく、「世の中」は


  いろんなもので成り立ってるんだよってことを。



  いや、(勉強)でえら~くなったような人


  汚点がなんにもないように見える立派な人であっても


  実は、どっかでこころのバランスとってて


  そのせいで、何かを犠牲にしてることもあるわけで。


  


 

  

  みたいな話を、いつか子どもたちと


  できればいいなあと思うのです。             (えみこ)


  

     あ、そうだ


 

  小学校でのさまざまなことに関して


   都市と地方では違いがあります。


  たとえば給食費なども


  ソウルでは有料でしたが(現在では一部無料)


  2009年から全羅北道で生活し始めた私には


  小・中学校の給食はすべて無料で

  

  驚きました。


  これも結構な額なんですよ。



  あと、牛乳代の徴収なんかもありますが

 

  これは『飲みたい人」だけ払うということです。



  だた、生活保護を受けている家庭など、


  経済面での困難を抱えている家庭になると


  そういったものも援助されるようです。