恵実子の書評

野口嘉則 「三つの真実」

백강 문정사랑 2010. 4. 3. 10:53

 

 

野口嘉則 「三つの真実」
 人生を変える”愛 と幸せと豊かさの秘密”

プラス思考、成功法則を勉強してトントン拍子に
人生が展開してきた会社社長が、部下の裏切りで、いきなりニ
ッチもサッチもいかない状況に追い込まれた。
 仕事も、家庭も。
 一体どうしたらいいんだ。絶体絶命の社長の前に
不思議な老人が現れた。

  「君は今とても困っているのじゃろう?」

 話していくうち、警戒心の消えた主人公に老人は

「その知るべきことを、今から教えよう。それは三つの真実じ
ゃ。その真実は、君が自尊心を満たし、本当の幸せに至るのを
助けてくれる。そしてその三つの真実を自分のものにしたとき
、、君は愛を動機に生きることができるようになる。そのとき
、君はゆるぎない中心軸を確立したことになるのじゃ。」

 といって主人公に語り始め、、、

 帯に「泣かされた!」というレビューが多かったので、
泣かされないぞ、と読んでいたのですが、やっぱり最後は泣い
てしまいました。

 泣く泣かないが問題ではないのですが、なぜこの本で
こんなにたくさんの人がなくのかと考えてみたときに、
 みんな愛を動機に生きたいのに、それが出来ない世の中に生
きているのですね。
 だから愛をもって生きるという本心の喜びに触れて、それが
この厳しい世の中でも可能だということを知ったとき涙がでる
のではないでしょうか。

 私達がなぜ愛を動機に動けないか、
 人の行動の動機は二つしかない、それは愛か恐れかである。

 こういう内容を実に分かりやすく、平たく、物語として
進めてくれます。

 私達は外にむけてやることがとても多いし、在韓の日本人
としてある意味地域の有名人なので、心が伴ってなくてもやる
ことってあると思います。

 でも私達の行動の動機が間違っていればいくら動いても
自分も疲れるし、実りはないし。
 いつもいつも私の心は間違ってないかな、それを感じて生き
ていくのがいいんだと思います。
 
 日本人である私達は一概に
感情表現が下手だと思います。

社会性を重要視する国で育ったせいでしょうか。
あれもだめこれもだめ。
 
 しかし、感情というものをなくしてしまっては喜ぶことさえ
できません。
 この本では感情との付き合い方に関しての記述もあるのです
が、個人的にはこの部分に強く惹かれました。

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