ひらけ扉 日木流奈 大和出版
日木流奈という人がいます。
ご存じでしょうか。
日木流奈さんが書いた本「ひらけ扉」についての
書評を描こうと思ったのですが、
なにか書くより、まず先に日木流奈さんの
書いたものを感じていただく方が良いと思いますので
いくつか抜粋します。
以下
ー内容抜粋ー
もし、つらい方や悲しい方がいて、
とらわれの心から抜けられずにいたら、
次の四つのことを形だけでいいですから、
すべてやってみてください。
泣いて笑って寝る。
形だけ整えてみても、人は結構いやされたりするもんです。
これに続くのが「食って出す」ですネ。
健康な状態でいられることも、
楽になるためにはとても重要なものです。
悲しくて、泣いて泣いて泣ききったら、お腹がすいてきて
自分が悩んでたのか疑ってしまうという話を
よく聞いたことが あります。
その通りなんです。
そのあなたの悩みは幻なんです。
思い込んでいた過去なのです。
過去の思い出というのはあなたが作ったものなのです。
真実ではないのです。
だったら、できるなら、
苦しみではなく、楽しみを。
悲しみではなく希望をもって
生きたいとは思いませんか。
眠れずにいる方や、ご病気の方はとても大変だと思います。
それを形だけでもまねすることができないからです。
でも泣いたり笑ったり、どれか一つでもできれば、
その人の人生は変わることになります。
鏡をみて、毎朝笑い顔を作ってみたり、
何かしらきっとできるはずです。
自分が気持良い状態になる音楽を聴いてもいいし、
ふかふかのクッションに抱きついても良いでしょう。
自分を満たしてください。
どんどん満たしてください。
それを負い目なく続けることによって、
あなたは周りの目が気にならなくなります。
他人に評価されなくても幸せになっていきます。
これは知識だけで終わらせないでください。
実際やってみてください。
知識があっても幸せになれません。
動いてこそ幸せになれるのです。
扉はどこにでもあります。幸せへの扉です。
あなたのそばにいつでもあるのに、
あなたがその扉を見つけられないだけなのです。
どうか見つけてあげてください。
すぐそばの扉をみつけて
あげてくださいね。
いかがでしょうか。
ほかにもいくつも書き出したい素敵な文章にあふれた本です。
ところで作者の年齢はどれくらいだと思いますか。
50代?40代?もしかして20代?
なんと、この文章を書いた当時の日木流奈さんの
年齢は8才でした。
しかもこの日木流奈さんは
重度の脳障害を抱えた身体障害者です。
この当時は日木流奈くんと呼ばれていたと思います。
なぜ、障害を抱えた体でこのようなことができたか。
彼の両親は、流奈くんの治療に
グレン、ドーマン博士の治療法を選択しました。
一万枚を越える手作りのカードを使い、
育ててきた結果が、
健常児の8才でも及びもつかないほどの
知性の獲得につながりました。
もともと脳障害の治療のための方法だったのですが、
結果的に彼は健常児以上の天才児になりました。
彼が高度な知性を獲得した過程は別の本に記録されています。
この本には、彼の人生観、哲学が、平易な言葉で綴られています。
私はこの本をたくさんの方に読んでもらいたいと思っています。
健常なはずの体をもった私達に、この本はなにかを
呼び掛けてくるのです。
あなたの魂は喜んでいますか?
あなたは幸せですか?
彼は決して強要しません。
ただ、自分はこうしたいから、
こうやって生きているのだ、というスタンスで。
最後にもう一部分抜粋します。
この人の文章にはだれかの説明なんか要らないのです。
感じてみてください。
一番見えない部分のこと、
言葉で言うなら本質というものを知らなければ、
何をやっても方法しか見えません。
皆自分が納得したものを感じるセンサーを本当は持っているのです。
どこに所属しようとも、その本質さえ見極めていれば、
方法を間違えることはありません。
私が見る未来はいつでも明るいものです。
人の想念こそ、それを導く大きな力となります。
明るい未来を描き、瞬間を生きることで、
大きな縁が導かれるよう、
私はいつも祈っています。
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