全羅道にある大学の女性教授からのインタビューもアップします。
ソウルの教育ママ(2012.3.14)
崔敬仙女史のインタビューで全州に行ったとき知り合った方です。
全羅北道 芸苑芸術大学 文化観光科教授 金貞植教授です。
この教授のバックグラウンドをお伺いしたところ
私のインタビュー対象の、「ある日突然シンデレラ」の方では
ないようでした。
「韓国」というものをもっと知りたい方にとっては
韓国内部からのこういう声もおもしろいかなと
いろいろ聞かせていただきました。
私の取材対象の方というのが
現在セレブな方なのでその周りの方を紹介していただくと
どうしても小さい頃からお嬢様みたいな方が
入ってくると思います。
その辺はあまり制限を加えずに
答えていただける方にはお願いしようと思っています。
金教授はご主人のスイス留学で海外生活の経験もあり
その地で知り合った外国人との交流を通して
韓国という国を見つめなおす機会を得たとそうです。
この教授は私が日本人であるため最初からいいイメージを持っていたと
おっしゃいます。
「現地で知り合ったアキコという日本人がすばらしい人だった」そうです。
留学した韓国人の方の感想で、時々そういうのがあります。
日本人が人に親切にしたり美しく暮らしていたりすると
あとに続く私達も恩恵を受けるのですね。
私達もがんばりましょう。
ありがとう アキコさん!!
まず インタビュー内容から、
多文化家庭のことに関しては 「正直答えられるほどよく知らない」との
率直なお答えを頂いたのでスルー。
「韓国女性の非婚化とその原因」について 聞かせていただきました。
現在の韓国人女性の非婚化の原因はなんだと思う?
と女学生たちに聞くと
・拘束を嫌う女性たちの自由志向
・経済的安定を求める欲求
・結婚相手に求める高すぎる理想
とかの答えが返ってくるんです。
でも自分の考えでは、現在の韓国における性の解放が影響しているのではと思うんですよ。
「人々が結婚の必要性を感じない」というのが大きな理由ではないでしょうか。
学生同士の同棲率も高いし、
結婚に関して処女非処女が問題にならない時代になってきてしまったんですね。韓国も。
またその原因は現在の家庭教育の未熟と
韓国人としてのアイデンティティの喪失から来ているのではと思います。
特に韓国では現在女性を教育するということにおいて
間違った方向に流れているようで大変心配しています。
優れた民族というのは、女性が立っている民族なんですよ。
イスラエルなんかは母系史の歴史です。
この現在の女性教育の欠如というのは
将来の韓国社会にとっての大きなマイナスになるはずです。
現在、結婚適齢期にいる1980年代生まれの女性たちの
母親世代は1950年生まれの女性たちでしょう。
韓国動乱を経た世代であり、韓国が貧困から
ようやく起き上がり近代化へ向かおうとした世代であるといえます。
彼女たちが娘たちを育てる方法において
教えるべき秩序教育、家庭教育を喪失してしまったのではと見ています。
そのもっともなあらわれは韓国ドラマをみると分ります。
最近の若い夫婦は妻が夫を「オッパ」と呼ぶでしょう。
なぜ夫が「オッパ」なのでしょうね、まったく秩序を喪失していると思います。
夫婦関係には秩序があるのです。
女性教育からの秩序喪失は家庭を形成するという意味で非常にマイナスです。
結果として韓国の女性を非婚化に向かわせているのだと思います。
韓国人はもともと持っていたアイデンティティを取り戻し
もう一度家庭に秩序をつくらなければならないと思いますね。
以上が聞き取った内容なのですが、
この教授とにかく情の厚い方でして、
だんだん深刻になる地震のニュースに驚愕して「実家はだいじょうぶなの?」
と事後に何度も電話をくださいました。
多分在韓の日本人はあちこちから暖かい韓国人から家族の安否確認の電話を
もらったと思います。ありがたいですね。
そしてこの金教授なんかは、もうその容貌からして
「韓国ドラマにでてくるお金持ちマダム?」のような雰囲気を漂わしていました。
黒いファーなどが実にしっくりよく似合うのです。
私のへたくそ写真ではよく分らないかも知れませんが、
すごくきれいな人で、エレベーターから降りてきたときから
「芸能人?」みたいなオーラを発散していました。
何年か前に日本の京都大学に呼ばれて行ったというので
「教授、むこうでミスコリア出身ですか?とか芸能人ですか?とか言われたでしょう?」
と聞くと最初は謙遜しながらも最後は いっぱい言われたと正直に教えてくれました。
「私なんかそんなにすごく外見に気を配ってるわけじゃないんだけど
まあ、日本中国韓国の三国の女を比べたとき、どこに行っても一番華やかな格好しているのは
韓国人だと私も思うわね。日本人の女性ってのは本当に質素よね。
あ。あなたノーメイクでしょ」
「、、、、、、、」 (普段の二倍はきちんと化粧したつもりの私)
ということで、当たって砕けたえみのインタビュー記でした。
そして実は裏話として、 写真にまつわる話をくっつけてしまいます。
「一枚写真を、、」とお願いすると、
日本女性のようにすぐに撮らせてもらえないんです。
先にアップした崔敬仙女史もそう。
服の着替えとか始まってしまうのです。
おそらくこれが女としての意気込みの違いなのでしょうが、
その割りに下手な写真で申し訳ございません、、、
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