我が家の子供達が、家庭で日本語を使っているせいか、
「どうやったら、韓国で育てながら、子供達が日本語スピーカーになるんですか?」と
ちょくちょく聞かれる。
私は計画的にバイリンガル教育をしようとしたんじゃない。
新婚当時から、夫が「こどもに日本語を」とかなんとか言ってたような気がするが
当時の私はあんまり気を入れてなかった。
たまたま、一番上の子が女の子で
親に似ておしゃべりで、好奇心が強くて、
なぜか日本語の吸収が良かったもので、
韓国で育てていながらも、
彼女がすぐに日本語に不自由がなくなった。
帰省のたびに、私の日本の家族と楽しく会話していた。
私と長女が家庭で日本語会話が成り立つものだから
続いて生まれた息子達も結局日本語ができるようになっただけだ。
家庭にネイティブ並みのスピーカーが二人いる場合
周囲の人間の語学学習が飛躍的に楽になるみたいだ。
これを英語学習に適応して
一つの教室にネイティブスピーカー二人の先生を基本としておくことで、
大成功している英語塾が九州にある。
韓国は、子供にやらせることが、すごく多いので
小さいときに、母親の母国語を習得して、バイリンガルに育てておくと、
あとあと、実にいい。
何より三ヶ国語目の習得が、子供にとってすごく楽だ。
それでも、母親ひとりいれば、母親の母国語できるようになりますよってのは
あまりにも、楽観的かもしれない。
母親の私が本好きなので、教育意欲が低いながらも、
家庭に日本語絵本だけはあったみたいで
それが力になってくれたのかもしれない。
だからここにその絵本を紹介することにします。
「もこ もこもこ」
最初から最後まで、楽しい擬態語の連続。
詩人の たにがわしゅんたろうさん
絵本の世界で、よーくお目にかかることになりました。
翻訳家としても活躍されたんですね。
いわずと知れた大ロングセラー
松谷みよ子さん 監修の絵本の数々
これは 「いない いない ばあ」
なんと今でも 絵本のベスト5にはいりつづけている! (読売新聞)
初版 1960年代ですよ!
福音館書店ははずれなし
五味太郎さんを よまないと 「立派な大人」になれないような気さえする。
個人的に一番すきなのは せなけいこさんの作品
私もおばけになっていたずらしたーい。
この中で、最初の一冊なら絶対これがいい!
男の子のいる家は、これがいい。
今でも、4歳の息子に、一日10冊は読んでます。
上に上げたレベルの絵本じゃなくて、もっと字の多いものですが。
これを赤ちゃんの時からずーっと、続けてきたと思います。
おかげで、我が家の子供達は
これだけは いつももらってきます。
「読書王」 の賞状
これは、今日娘がもらってきた一枚
お母さんが外国人の家庭は韓国語能力の低下が、心配されている昨今です。
でも小さいときから「言語能力」自体を磨いておくと、
どの言語にも適応できるようになるようですし、
韓国語も普通の韓国人家庭以上のものを身につけることができると思います
このブログを読んでくれている方の中に、在韓日本人ママさんがたくさんいらっしゃるようです。
個人メールを頂いて知ってびっくり(ノ´▽`)ノ
こんなにたくさんの方が韓国から見てたんだ!!
ということで、
韓国で日本語教育をしたいママさんに(2)
韓国で育てても、子供達が日本語ができるうようになるお助けグッズナンバー1
「絵本」
私達夫婦が子供のために買い集めた日本語の本の中で
こども達が好きで、結局なんどもなんども読んじゃった本を紹介します。
いろいろなところで紹介されている名作絵本セレクトとかぶっていると思いますが、
あれは馬鹿にできません。
「なにを買ったらいいかわからない」 方は
素直に、ああいうセレクトのまま買ってみるのも良いんじゃないかと思います。
私は 「絵本ソムリエ」 というネット上のお店を利用したことがあります。
ある程度の金額をこちらから決めて、子供の年齢、嗜好を伝えたうえで
絵本ソムリエのセレクトに任せます。
とても良い本が届きました。
すでに手持ちの本がセレクトされてもいましたが、
事前にリストが届くので、それを伝えれば別のものと交換してくれますし。
絵本もある程度、自分で買ってみると
そのうち自分で選べるようになりますので、失敗は勉強料かなと。
では、絵本の紹介
名作「11ぴきのねこ」シリーズ
多田ヒロシ先生の代表作 「りんごがドスーン」
家にあった日本語版がみつからないので、韓国語版で。
多田ヒロシさん韓国でもすごい人気があります。
これは確かうちの娘に初めて買ってあげた韓国語絵本。
「赤羽末吉」さんの絵は、なんともいえない吸引力があるのか
子供が喜びます。
参拝客が減ってしまい、食べていけなくなった天狗様の人間界就職奮闘記
「すってんてんぐ」
男の子にも、女の子にも。
なんの仕事をしても「長い鼻」がつっかえちゃって、仕事にならないんです。天狗様
一体かれの天職はなんだったったのでしょうか?
武田美穂さんのは 私が好きで買い始めましたが、子供達もハマリました。
こういうの読んでおくと、数の概念が掴みやすいようです。
右にある「かぞえてみよう」のスカリーおじさんシリーズは
「言葉編」もあります。
原語で買っておけば、英単語のエントランスブックに使えると思います。
多言語で購入できるものは、買うようにしてました。
比べて読むもの楽しいです。
現在「銀の匙」を使った読書指導が、日本で話題ですね。
今回叔母が日本から来るときに買ってきてもらうつもりだったのですが、
「売り切れ」ですって、、、、 (iДi)
上記の「おじさんのかさ」は 「百万回生きたねこ」で有名な佐野洋子さん本
右下にあるのは、その「おじさんのかさ」を使った読書指導が詳しく紹介された本。
こういう本を読んでから、絵本をみると、それはそれで面白い。
韓国には「読書指導」をしてくれる訪問サービス業者があります。
娘が小一の時、3ヶ月だけやらせたことがありました。
読ませる本なんかもきっちり決まってましてね。
好き勝手に大量の本を読んできた私には
その先生が娘にしている指導方法は
「こうるさい!!」 ヽ(`Д´)ノの一言でした。
「本を読むってコトは、超たのしいことなんだから細かく干渉すんな」
としか思えなかった私は
すぐにやめさせてしまいました。
「プ○トン」という会社で、結構大きくて有名な教育組織なんですけどね。
(ヒント、ソクラテスの弟子でアリストテレスの先生)
「プ○トン」の先生は考えなしに家に呼んだのですが
それ以降は、その教育会社の担当者に
「御社の教育目標は何ですか?」
とか
「先生にとっての人生の目標は?」
と必ず聞きました。 まーいろんな答えが返ってきましたが、
子育て観があわない先生とは、どうせおたがい長続きしないだろうとおもいましてね。
最近では「反面教師も教師」だと思い、あまり神経質にならなくなりましたが
「世の中いろんな人がいる」
ということがよくわかりました。
母親にとっては教育が、世間との付き合いの窓口になりますから。
私は韓国で子供を三人育てているんですが、
日本人ママの中にはもっと多い人もいるし、少ない人もいるでしょうね。
でもみんな共通して言えるのは、
「子供がいなかったら韓国のこんな面は知らずに過ぎていっただろう」
ってことじゃないかと思います。
いいも悪いもね。
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