今日の朝食の食卓でひとつの気づきがありました。
いや、そんなに高尚なもんじゃないんですが、、、、
韓国語で これから、なにかを「します」 「やります」という言葉を
「ハゲッスム二ダ」 「ハルケヨ」
と言います。
日本語で
「やります」が 「やる!やる!」 に略されるように
この韓国語も同様に
「ハゲヨ」 または 「ハゲ」
と短くいうことがよくあります。
今日うちの旦那が 「○○の講義、やるか?」 と聞いたので
「やる!やる!やる!」 と答える意味で
「ハゲ!ハゲ!ハゲ!」
と三回連呼した時、そのことに気がつきました。
この「ハゲ」は 日本語の「禿げ」 と
アクセントもそう変わらない、、、、、
ということは、私達家族が日本のレストランかどこかで
「スキーするか?」 「やる!やる!」 くらいの意味で言った
「ハゲ! ハゲ!」は
周囲の日本人には
頭のハゲ
に聞こえていたのかもしれない!
だれかが周りを見渡したかも、、、
ということに、いまさら気がつき、
もしかして 知らない間に
髪の毛の薄い日本の誰かの心を傷つけなかっただろうか、、、、、
と思いました。
日本で軽く口にしてはいけない韓国語
というものがすでにいくつかあるのですが
この「ハゲ」も加えなければ、、、、、
と思ったのでした。
しかし、これって日本人の立場からしたら
なんて覚えやすい韓国語でしょうか。
軽く「やるー!」 って友達同士で言いたいときは 「ハゲ!」
といえばいいのですから、
しかしこういう言葉は 「初級韓国語テキスト」には載っていないのが常。
普通は 「ハゲッスム二ダ」 という言葉でこの表現を学ぶのですが
実際韓国の地に降り立って空港をでたら、
そんな言葉づかいしてるのは
誰もいない、、、という事実。
日本語も同じですよね。
本で学ぶ外国語会話と現実には常に乖離がある、、ということでした。
昔、大学付属の語学院で韓国語を学んだという日本人の男の子(20歳くらい)に
我が家で、私の作ったご飯を食べさせている時のことです。
「アジュモニ」
と呼びかけられて
激怒したことがあります。
私の年齢、性別からしたら 20歳の男の子に「アジュモニ」 と言われることは
決して間違いじゃないはずなんですよ。
彼が私に「アジュンマ」 というのは失礼だろうと思って
「アジュモニ」と気を使って言ったのではないでしょうか。
でも、韓国で使われる「アジュモニ」のニュアンスが、
年長の女性への尊敬を感じさせるというよりも
なんだか、「自分から遠い人」「関係の近くない女性」を
私に感じさせました。
気さくな電気店のおじさんが、うちに来て洗濯機の修理をするときなどに
私を呼ぶとき「アジュモニー!」 といったりします。
もっと気取ったサラリーマンのようなネクタイ締めた技術者だと
私を「サモ二ム(奥様)」 と呼びます。
私の手料理食べてる彼が言った
「アジュモニ」に、限りない違和感を感じて
「どんな韓国語習うてきたんやー!!
気色悪いわー やめんかい!!」
と、ぐーで どついたのでした。
彼はびっくりして
「どうも失礼しました」と即座に謝ってくれたのですが(東京の子だった)
一体私が何にハラを立てていたのか、きっと分からなかったと思います。
かわいそうに。(今思えば韓日の問題でもない、
大阪と東京における人間の距離感の差から出た問題でした)
今では「男の子」は 褒めて育てよう と思っているのですが
あの当時はそんなこと全然思ってなくて
彼が一生懸命学んだ韓国語をけなしてしまいました。
ごめんね。 ○○くん。
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