土饅頭が作られていきます
真ん中に棒を突き立てて
そこから引っ張った糸を
コンパスのように利用して円を描きます
そこに丸く芝を載せていきます。
大袋からどんどん芝を放り出します
ぐるりと芝をめぐらせて
フォークレーンで土を掛ける
大事なところは手でやる
全工程を故人の遺影と位牌が見守っているのですが
こういうものを
地べたに突き刺しておくというのが
なんとなく韓国人と日本人の感覚の違いかなと
私なんかは思うんですけど。
日本だったらこの下に風呂敷一枚敷くのでは?って感じですが。
うちの子たちいないなあ と思って探しに行くと
山の別のところで遊んでいました
そこにも誰かのお墓が。
韓国の山の中は、土饅頭だらけです。
たしかにこの狭い国土で、一人に一つこのお墓を用意するって
かなりもう無理かもしれません。
こちらのご家庭なんかは
そうとう経済的に余裕がありますから
現代でも「土饅頭」で埋葬しようかとなりますが
この方法はお金も相当掛かりますからね。
戻るとほとんど完成していました
親方が高さと中心を確かめて
真ん中の棒を引き抜く。
このあとここで祭事を行っておしまいです
山を降りての帰り道に広がる麦畑。
こっちは葱畑
付近一帯に、葱のにおいがします。
ここらへんとても平野が広いのです。
埋葬の帰り道、夫が親戚の一人に
「うちの墓ちょっと見てくれんかな」と頼まれて
その方の墓に同行しました。
山の上、といっても、すぐ側まで道がついているので
車で乗り付けられます
これは、故人の墓ではなくて
「氏族」の納骨堂だそうです。
「一族」の墓として去年整備したそうです。
このご時世、「土饅頭」式の墓は望めない
だけどあの都会にあるような狭苦しい納骨堂も嫌だな
ということで
氏族だけが入れる納骨堂 だそうです。
700体のお骨を収められるそうで。
韓国のお墓事情も様変わりしているのだということを
実感した一日でした。
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