こんなこと、あんなこと

えみこ感動!2012.4

백강 문정사랑 2013. 9. 17. 09:58

 生きていると驚くようなことにぶつかります。


 


 わたしは2012年の一月に故郷の徳島に帰省しました。


 そのときのことは


  「徳島紀行」としてここにアップさせてもらいました。



  私の故郷と「豊臣秀吉の朝鮮征伐」との関わりを

  

   調べるために,行けるところには可能な限り行って調べました。



  また今回, 我が家の実家に


「朝鮮征伐でつれて帰った捕虜の墓」が


   二つあることが


   分かり、ささやかな供養をしてきました。


   それがその大まかな内容でした。



   その後、私は韓国に帰ってからも

  

  引き続き『秀吉の朝鮮征伐」関連資料を


  集め続けました。


   資料ってなんでこんなに高いんでしょう! 


   うわー!高いなあと思いました。





   その中にこんな本がありました。


(これはとても良心的なお値段でした!)

四百年の長い道―朝鮮出兵の痕跡を訪ねて/尹 達世
¥1,575
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   四百年の長い道 朝鮮侵略の痕跡を訪ねて/尹達世(ユン・ダルセ)

¥1,575
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 これは神戸にお住まいの在日韓国人のユン・ダルセ氏が


 

  秀吉の朝鮮征伐で日本に連れて来られた


 

  各地の朝鮮人捕虜のことを調べた本です。



 

 なんと本の一番最初に紹介されているのが


 

  私の故郷徳島の「川島朝鮮女の墓」でした。



 

 それに引き続いて、


 

 徳島に連れて来られた朝鮮人の現在を


 

  調査なさっています。



 

 私も資料だけなら「どこの誰が」まで


 

  分かっていることもあったのですが


 

 徳島の中であっても


 

 実際にそこまで行くことが難しく大変


 

  もどかしかったのです。



 

 しかしこのユン・ダルセ氏は私の行きたいところ、


  調べたいところに

 

 すべて実際に足を運んでそのレポートを残してくれていました。



 すばらしい!



 

  私はこの本を読んで、


 「誰かが絶対やらないといけないことを、

 この方はやってくれていた!」


  ということに感動しました。



 全国を回っておられますので


  取材には相当の歳月が掛かっています。


  現在は退職なさっていますが、取材なさった頃は

 

  まだお勤めだったようです。 


  その合間を縫っての取材です。



  本の帯にこう書かれています



  これほど克明に「朝鮮の役」の


  痕跡を調査した本が


  今までにあっただろうか。


    著者の執念と情熱が


   われわれにあらたな発見と感動を与えてくれる



  中には


 「これホントに全部実際に行ったのですか?」


   いぶかしがる人もいるそうですが、


  全部ご本人ユン・ダルセ氏の踏破した地です。



  それで私は先日


、このユン・ダルセ氏に電話をかけてみました。


  

   どういうわけか驚くほどあっけなく連絡先が分かり


   お宅に電話すると奥様がご本人を呼んで下さいました。


    

   「アボジー!!」と。



   電話にでてくださった


   ユン・ダルセ氏に私はお礼を言いました。


   

   「先生は誰かが


   絶対やらないといけないことを

   やってくださったのです。


 私は先生の本に出会えて本当に嬉しかったです。


    本当にありがとうございました。」 

 


   「ファンです! お話できてうれしいです!」とも


  


   5月に、韓国にいらっしゃる予定があるそうで


  その時にお目にかかる約束をしました。


   くわしいことはまた後日ということで。





    

   ユン・ダルセ氏はユン・ダルセ氏で


   「イキナリ掛かって来たこの電話の主のえみこって誰だろう?」と


    思ったそうで。




   快活な人だから、きっとなにかやってるんだろうと


  ネットで私のことを調べて


   この「ソウルの教育ママ」にたどりついたそうです。


  いまヤフーに『韓国 えみこ」と


  入力すると私の記事がトップに出ます!!


   びっくりしました。


 

 

   ユン・ダルセ先生は 


   この人だ!ビンゴ! ということで


   私の今までにアップした「徳島紀行」に


   目を通してくださったそうです!



   うわー!! 


   まさか、そんな専門家に読まれちゃうなんて!!


   へんなこと書かなかったかな ドキドキ!


 

   その中で、私の実家にあるという


   「朝鮮人捕虜の墓」というものに興味を持たれたそうです。



    それで先生が


   「徳島のご実家に伺ってそのお墓を見せて欲しいのですが?」と


    おっしゃる!



  徳島に入った蜂須賀家政の部下の


   尾張の『中村氏」に関しては


  もうすでにユン・ダルセ先生は良くご存知でした。


  それが私の先祖かどうかはハッキリしないけれど。



  

    「いつがよろしいでしょうか?」


    「ご実家がよろしいなら、今日にでも明日でも!」 


   ということで、


    とても行動的な方であるらしい!

  

    それだからあんな調査ができたのでしょうが。




    実家に問い合わせてみたところうちの父は


   「いつでも来てもらいなさい!」ということだったが



   一応母に聞かねば。


    男の事情と女の事情はいつもちょっとずれている。


   

   私が「徳島新聞に取材に来てもらうように電話しておこうか?」


   と父に尋ねたところ



  「おまえのようなペーペー


   電話をしたところで


   来てくれるか!


   ここはわしのような地方の名士が


   電話せねば!」


   と身をのりだしていたので


   父が自分で地元の新聞社にも一声掛けるようです。


 

   新聞社がその件に興味を持つか持たないかは分かりませんが。 




  父はきっとそういうだろうと思っていました、、、


   うちの父はそういうことが大好きです。



  我が家の家系図に韓国との血統的つながりが


  確認されなかったとしても


  多分、この父とわたし「えみこ」を知っている人は


  韓国系の血を引いていると確信するでしょう!



   

    ということで、ウチの田舎まで


    ユン・ダルセ先生がきてくださる!!!


    我が家の



    私はうちに子供がいなければ、


    もう朝の電話を聞いてすぐ


    釜山か仁川に走って飛行機に乗って


    実家に行っていたことでしょう!



   

  私はユン・ダルセ氏のやったことは


  本当に貴重な検証作業だったと思います。



  これは今は「学術論文」ではないけど


  後世の「朝鮮征伐」研究者が必ず目を通すべき本に

 

   なるだろうと思っています。




  ああ!来月著者と会える!しかもウチの墓まで調べてくれる

 

  

  しあわせ!!!    


 

   人生何が起こるかわかりません!