こんなこと、あんなこと

韓国農村の村おこし(4)2012.4.13

백강 문정사랑 2013. 9. 17. 11:03

さてさて、こういう行事をやる場合


 セットで請け負う業者さんというのがいます。



 車一台でやってきて

 

 音楽や、司会や、見世物を一切合財引き受けてくれる業者です



  今回請け負った業者さんのメンバー



  


 左の方は「乞食ルック」で


 ふぞろいの靴下は「お約束」


 顔には鼻水が書かれ、


  歯は一つおきに黒塗りです。 つまり歯ヌケメイク



 しかしこの人、すごい役者で


  

歌も踊りもすごく上手い!



日本のブログで紹介したいというと


 「いいよ!俺みたいなすっげー芸人


 韓国唯一だからさ!」と笑いました。



 かーっこいい!私はこういう芸人さんが大好き!!


 




 


 こちらは本職の「歌手サマ」でした。



  

  観客席にも積極的に出て行く!出て行く!


 そうすると

ハルモ二のダンシングクイーン


  客席から登場!


  

 抱擁!


 愛してる!


 韓国の行事にはなくてはならない彼らなのです!

 

 

さてさて、開会式です



 まずは国旗に向かって


 「われわれは大韓民国の民であり、、、」


  



 



 

 これは韓国で何であれ、なにかをやる時


 

 必ず一番最初にやります。



 

 



 

会の代表者たちの挨拶が続きます。



 

郡からの代表の挨拶も


 

 

ところが、テントの中で食べ物を出し始めたために


 

聴衆がぞろぞろとそっちに行ってしまいました。



 

 


 

 あーあ。


 

 まだ早いってば。


 

 話終わってないよ。


 

 これも韓国では実によくあることです、、、



 



 



 

 とは言え、私もそのうちの一人


 

 「えみこさん、こっちこっち!席取っといたから!」と


 

 呼んでくれたので取材もそこそこに


 

 結局食べてる、、、 


 

 向かいは放送局のアナウンサーとカメラマン


 


 

 このアナウンサーさんが、

 

 

とてもキレイなお嬢さんだったのですが


 

 全く「笑わない」し、「喋らない」


 

 局で無駄口聞いてはいけないと躾けられてるのか。



 

 「そちらの局の歴史部門の今年の企画はどんな感じですか」と


 

 話を降っても


 

 「担当じゃありませんから」


 

 

 「いつもこういうところばっかり取材しているんですか?」


 

  「企画を立てる側に回ることもあるんですか?」


 

  「今までどういう企画を立てたんですか?」


 

  とか質問してみたのだけど



 

 とにかく言葉が少なく全く表情がない。


 

 そのキレイな顔が


 

 「もしかして整形のしすぎで筋肉の動きが悪くなって


 

  表情筋が死滅しているのでは?」と思わせるほど。



 

 そこに食事担当のアジュンマ登場!


 

 


 

ここが一応マスコミ関係者が食ってる席だと匂ったらしい。


 

 そして私に向かって


 

 「私はね アッチムマダン(KBSの朝の情報番組)にでたことがあるのよ!


 

  あなたはどこの局のアナウンサーなの?」


 と聞くではないか!



 

 えみこ感激!



 

 アジュンマ 

 見る目があるぞ!えらい!


 

 

 でもホントのアナウンサーはさ、


 

 私の目の前に座っている表情のない若い子ですよ!


 

 私はただの記者 しかもサボってる最中!




 

  



 

 酒も出てくる!

 


 

 

 牛肉も山盛り! 


 

 4月末まで この地区の精肉店では


 

 牛肉原価セールをやってくれるらしい。


 

  それでいったいいくらになるの?というのは聞かなかったけど。


 

  牛肉は韓国ではここのところ


 

  どんどん値段が落ちているからいったいいくらになるのか。




 

  



 

 ご飯が入っている入れ物に注目


 

 これは発砲スチロールの箱なのだけど


 

 そこにビニールを敷いてその上から炊きたてのご飯を詰めて


 

 もってくるのだ。



 

 これは、韓国ではどこかに集団で遊びに行くとき


 

  や


 

 農業のお昼ご飯の運搬に良く使われる。



 

 こうしておくとご飯があったかくておいしく食べられる



 

 韓国人は「冷や飯」を食べない人たちですからね!




 

 


 

 大鍋からクッパプ用のスープを


 

 個別に注いでもっていく



 

 


テントの下はハルモ二天国!


 

 キムチをあーん


 

 これが一番おいしい食べ方!



 

 

 こっちにもっとキムチ!


 

  


 

  ハルモ二たちのヘアスタイルが見事に同じで


 

 「皆さん 同じ美容院でなさってるの?」と


 

 聞きたくなる。



 

 私たち夫婦は昼から用があったので


 

 午前中だけで失礼したのですが


 

 ハルモ二たちにとっては


 

 楽しい一日になったのではないかと思います。




 

 しかしこのような行事が本当の「村おこし」になるかと聞かれたら


 

 私は実に懐疑的です。


 

 この商店街のアジュンマたちが


 

 いまさら


 

 「いらっしゃいませー 

 なんでも見て行ってねー!!」とか


 

 言えるでしょうか?


 

 無理!無理!



 

   人に変われなんていってはイケマセン



 

 私はこの傍若無人ですぐに喧嘩を売ってくるような

 

 商店街のアジュンマたちが、そのままの性格で


 

  やれるような「なにか」を探したほうがいいのではないかと


 

 思います。      (喧嘩ショーを見せるとか?)



 

   私はこれを簡単に訳して


 

  「村おこし委員会」に提示することにしました。



 

  

そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生/横石 知二
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  徳島の上勝町のように


 

  「葉っぱ」を売ろうと持ちかけるためではなく


 

 この町の「葉っぱ」を一緒に探すためにです!




 

 さあ!このことをネタにして


 

 上勝の横石さんから「一言」もらおうっと。