教育の話

裁縫の宿題2012.6.15

백강 문정사랑 2013. 9. 24. 15:12

うちの娘の学校の宿題

  


   手提げかばん作りキットです。



   
ソウルの教育ママ



 



  たまげたのが


  娘の指導の先生は



 「下げる部分の縫い付けは


  力が要って難しいから


   お店に任せてやってもらってきなさい


  と生徒達に指示したそうです。



  え?


 「おかあさんにやってもらいなさい」


  じゃなくて?



   スソンカゲといって


   丈を直したり、ウエストサイズを直したり


    壊れたジッパーを付け直してくれるお店が


    韓国あちらこちらにあります。



  そのお直し代は


   日本で「お直し」をしたことがある人なら


   こんな安くていいんですか?


   と思うような値段です。




   この「かばんのとってつけ」くらいなら


   1000w(75円)くらいでやってくれるそうです。



   

    私の場合は家にミシンがありますから


   それで縫ってあげるつもりですが


   韓国の一般家庭でミシンを常備して


   マメにマメに縫い縫いしたり


   自分でお直しする家庭ってあまり聞きません。


   特に趣味のある人以外は。



  


   

    しかもスソンカゲがいたるところにあるので


    主婦たちは簡単にお店に任せます。


    私も忙しい時はお店にお願いしてます。



    しかし自分で作ることが勉強なのに

 

    肝心の部分は「店にまかせろ」かあ


   先生からして。


   これじゃあまさか

 

   「ジッパーを縫い付ける」なんて


   ことは専門の技術者じゃないと


   学校では教えてくれないだろうなあ。


    
ソウルの教育ママ


  このかばんづくりキットは 3300w (220円くらい)


   


   娘に


   「これいくつか買いこんでおいて


     ちょこちょこ完成品つくりためて


     おいて、来年の一年生に


     一つ10000w(700円)で



      どう? って聞いてごらん


     きっと買い手には困らないと思うよ」



     と言ってみた


     別にやらなくていいけど。




   うちの娘はこういうものを作ったり


   絵を描いたりするのが大好きなので


   こういう宿題は大体クラスで一番に提出していて

 

   評価でもいい点をもらってくる。



    「科学の日用」とか


    「統一のためのポスター」とか


    いくつか作っておいて


    自己サイトに画像をアップして宿題用に販売する!


    学校裏闇サイトだよなあ これ、、、



   


    手作りの過程を楽しむ人がまだまだ少ない国だから


    「韓国の学生たちの手作りって


     学校内商売が十分できる技術の低さ」


     と思う。


     完成させることが目的じゃなくて


    「世の中にあるいろんなものは


     こういう過程を経て完成品になるんですよ」って


     ことを教えてほしい。



    だからスソンカゲに持ち込むにしても


   スソンカゲのおばさんが


    「どうやって縫っているのかを

   じっくり見てくる」


    ことまで宿題にするのがいいのだとおもうけどなあ


     評価目的じゃなくて、教育目的であるなら。

                         (えみこ)

   


 


こうやって端っこの部分を


 手縫いで縫って


ソウルの教育ママ



 

 あとはポケットを 縫い付けて


 

 手の部分を 縫い付けて ということなのですが