パンソリ公演で知り合った日本人男性は
名古屋の方でした。
もともと高校の数学の先生で、
現在は定年退職の身。
韓国に語学を学びに来ている方でした。
お名前は大川さん(仮名)ということで
話を進めます。
大川さんの韓国語勉強法は、一日二時間
マンツーマンで韓国人の先生についてもらって
一ヶ月過ごすという方法でした。
この方法にトライしたのが3回目だそうで
週末ごとに韓国の各地を旅しているそうです。
「レベルとしては中級と上級の間くらいでしょうか?」
と伺うと
「いえいえ、 上級なんてトンでもない
中級です!」 と大川さんはおっしゃるが
文法的にはとても正しい韓国語を話される。
大川さんはzainiti74さんの、
実に韓国人らしい韓国語に感嘆する。
ほんとにね
zainiti74さんの韓国語のイントネーションって
ネイティブ並みなんですよ。
そこでzainiti74さんに語学上達法を披露してもらうと
まず、zainiti74さんのおうちには高齢のハルモ二がいらした。
このハルモ二は日本にいっても
日本語をしゃべらず
ずっと韓国語だけで通したそうです。
買い物などは若い者がするから
それが可能だったそうです。
またこのハルモ二のお友達の韓国人ハルモ二たちが
zainiti74さんのおうちに遊びに来ては
泊まっていくことは珍しくなく
場合によっては二日三日とそのままいたそうです。
これは昔の韓国社会ではよくあったことですね。
そのハルモニたちの韓国語トーキングのなかに
小さい頃のzainiti74さんはどっぷり浸かって
(当時は日本語で教育を受けた時代)
この言葉は自分の感性に合うなあと
思っていたそうです。
おそらく幼少期にたっぷり聞いた韓国語の素養の影響は大きいでしょう。
しかしzainiti74さんに言わせると
「自分は実は、上手に見せるコツを知ってるだけ」と謙遜する。
では、そのコツとは?
語学は先手必勝!!
つまり
イキナリ外国人に話しかけられたら、オタオタするが
自分から話しかければ
主導権をとれる!ということです。
だって話のテーマは最初から自分が把握してるんだから。
向こうから話しかけられた場合
話のテーマは向こうがもってますからね。
大川さんは
「ファジャンシル オディエヨ?」(トイレどこですか?)
が通じなかったと
3回も言い直したのに、通じなかったと
がっかりしている。
「ちょっとそれ言ってみてください」とお願いする。
私も夫も一緒に耳を傾ける。
ちゃんと言えてますよ!
うちの夫も「大丈夫ですよ。間違ってないですよ」
と太鼓判を押す。
多分それが通じなかったのは
その韓国人が、外国人に話しかけられて
固まってしまったのではないでしょうか?
と私は推測する。
「ファジャンシル オディエヨ?」(トイレどこですか?)
が通じなかったわけじゃない。
去年でも、私が小学校に行って
日本語を教えに入ると
「はじめて日本人見ちゃった!」と
カメラを持って私の写真を撮りに来るような人が、存在するんですよ!!
ほんまか!
でも私が聞いてて
マンツーマンでの韓国語講義をこれ以上続けるよりも
大川さんがお好きな分野で
韓国語を使って学べるものなどを探して
そこに飛び込んで生活する というのが
良いのではないかと思い、聞いてみた。
一ヶ月ずつの語学留学が出来るのなら。
「ご趣味はなんですか?」
「サムルノリを20年やっています」
「サムルノリ!!!」
それだったら、もうソコまで韓国語の基本が分かってるなら
サムルノリ留学に切り替えましょう!
実際にしゃべる韓国語は生活の中で覚えたほうが早いですよ!
大川さんは
「ご迷惑をおかけして、、、」 云々いっている
(なにしろ高校の先生だった方ですからね。 ちゃんとしてるんです)
私と夫は
「別に構いません。迷惑じゃないです」
zainiti74さんは
「ここのご主人はとても人が好きなようです。
旅の楽しみはこういう偶然に出会うことでしょう
のってみたらどうですか?」
と大川さんの背中を押した。
「じゃあ、、 お願いします!」
ということで、
次の朝 コチャンの 農楽伝授館にお連れすることを
約束して、お宿にお送りしたのでした。
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