先週日本から帰って来た在韓の友人が
「面白いテレビ番組があったから
録画してきたよ。見てみて!」
というので彼女のスマホを覗いてみると
金スマでした。
端っこには
「男の子はカブトムシだとおもって育てなさい」
と書いてあります。
これは、、もしかして
「ねーこれ。もしかしてこの講師さん
高濱さんっていうんじゃないの?
『夫は犬だと思えばいい』の。
- 夫は犬だと思えばいい。/集英社
- ¥1,260
- Amazon.co.jp
』って本だした先生」
「あれ。なんで知ってんの?
そうだよ。その先生。
その本のことも、番組で紹介してたよ」
ということで、高濱先生は
今の日本で「時の人」だったのですね。
金スマに出てたのね。
彼女がスマホの映像を
私のメールに送ってくれるというので
うまくいったら、このブログに上げようと
思っていたのですが
どうもうまく行かなかったようです、、あしからず。
夫は犬
息子はカブトムシ、
なるほどね。
つまり「女性」とはまったく違った発想をするということを
前提において共存すれば
それほどお互いに苦痛ではないということでしょう。
さきほど紹介した書籍
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」では
夫婦関係のことだけではなく広く
社会問題、宗教問題などにも触れています。
箱庭療法の世界的第一人者である河合先生が
治療の過程で
患者に依存されてしまうこと
女性患者に惚れられてしまうこと
などに対する対処なども書かれていますが
答えが正直で面白い。
決してメソッドで動いてないところが魅力。
「患者と私の器の勝負です!」
精神医療に関わっている人には
大変興味深い一冊でしょう。
また、「現実には小説にないようなすごいことが
偶然に起こる。 その偶然が患者を治してしまうことがある。
私はその偶然を待っているだけ」
という内容の言葉もありました。
そう、あるある。
現実のほうが小説以上ってこと。
現実なのに。
河合先生が
『日本人にとって
夫婦というものは宗教を理解する手がかりになる」 と
言っていました。
(あ!もうどこに書いてあるのかすでに探せません!。
すみません。海の中に落ちた宝石です。)
つまり
『世の中には自分の理解を超えたものが
存在する!」ということを
一番理解する手がかりになるのが
「夫婦」である! という意味だったと思います。
そうそう、、私なんか毎日思ってますもんね。
夫に対しても
息子に対しても
こやつらの思考はとても理解できん!と。
だから時々
「犬」にしてみたり
「カブトムシ」に
なってもらったりしてるんですけど。
今日の朝 夫に
「私はあなたの行動の中で
●●と●●について
ひっじょーに気に入らない!!」
と最近気になっていることを
直接訴えたところ
「そうか、、。そんなに気に入らなかったのか。
ではそれについては
▲▲と△△の方法で対処しようと
思うのだけど
どうだろうか?」
という歩み寄り提案が
即座に帰ってきたので
大変すがすがしい気分で
夫を気持ちよく送り出しました。
ハブ ア ナイス デーイ!! ってなモンですよ
言葉一つで。
かなり単純ですが。
私は独身時代「結婚に向いてない」と
占い師に言われ、周囲の人にもいわれました。
(親しい人や身近な家族には意外と言われなかった。)
それでも、なんとか結婚生活歴史が
どんどん長くなっているのは
おそらくこの
うちの旦那さんの
「話し合いに即座に応じる可愛げのある姿勢」が
功を奏しているのだろうと思うのです。
多分これが村上春樹氏いうところの
「井戸掘り」なんだとおもいます。
うちの夫は村上氏の著作を一冊も読んでませんし
精神世界のなんとかにもほとんど関心がなく
夫婦関係におけるコミットメントで悩んだことなんか
たぶん一度もないシンプルな考え方をする幸せな人ですが
ちゃんと「あいての心を感じる」ということは
いつもやってくれる人なのです。
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