先生をマンガにする2012.11.

　かずこさんちはもう雪が積もり始めたんですね

　うちはまだかな

　　かずこさんちくらいになるのは

　　大体１２月の半ばか第三週を過ぎたころです。

　　そちらは同じ韓半島でも

　　冬が特に長いですね。

　　わたしはいつも釜山が

　　うらやまし～とか思ってたのですが

　　そちらから見れば

　　釜山もうちも大差ないことでしょう。

　　さて、先日、

　　娘の美術の宿題ネタを書きましたが

　　昨日はその宿題「薔薇」の提出日だったそうで

　　娘が学校であったことを

　　帰ってから教えてくれました。

　　その変わった美術の先生は

　　ものさしとか棒切れで

　　生徒の手のひらをよーく叩いているそうなのですが

　　昨日、課題ができていなかった子たちが

　　結構たくさんいて

　　やはりひどく叩かれたそうです。

　　　その中でも、美術の先生に一番叩かれていると

　　　自他共に認める「タヒちゃん」が

　　　授業後、悔し涙で

　　　こんなマンガを描いたそうです。

　　

　うちの娘が大笑いしながら

　もって帰って来た一枚のスケッチブックの切れ端

この怪獣みたいな目のつりあがった単純化されたキャラが

　　

　　

　　まずこのカットの台詞は

 

　　　「入れ！！」

　

　　

 

　　

 

　　「ゴラァ！！」

 

　　

 

　　「出てけ！」

気に入らないことがあると、

 

すぐその生徒を美術室から退出させるそうで

　

　昨日も娘の横のコが「出てけ！」と

 

　いわれて退出処分をくらったそうです。

 

　「退出の理由は？」

 

　「笑ってたからだって」

　「この絵のなにがリンゴ？

　　どこがリンゴ？

　　書き直し！」

このアタリから絵の色がピンクになってしまって

 

　見えにくいので台詞だけ。

　　「課題の提出日なんだから

　　

さー　さっさとスケッチブック開けろ！」

　　『たたく棒っきれどこ行った？？」

　　

　『先生も女子中学生だったけど

　　　あんたたちみたいな、

　　中学生じゃなかったわよ！」

　　

　「まったく、

これで絵のつもり？」

　　

　　この「一番怒られる生徒ナンバー1」のタヒちゃんは

 

　　美術室にある生徒叩き用の棒きれやものさしを

　　隠すことに力を注ぎ

　　先生はまたどこかから、

 

　　それを調達してくるという

　　鬼ごっこが

 

　　続いているそうです。

 

　こういう辛い先生で

 

　　学期初め、うちの娘は

 

　　「美術の先生大嫌いだ！」と

　　言ってました。

 

　　うちの娘もなんどか叩かれたようで。　

 

　それで結局あなたの「薔薇」は受理してもらえたの？

 

　　「あー恐ろしかった！

 

　　　私の横の席の子が、

 

　　　課題できてなくて、

 

　　　　叩かれてて

 

　先生が、『あんたもなの！」って

　　　　視線移してギロっと睨むから

　　　大急ぎで

　　　「出来てます！」って

　　　

　　出したら、先生が

　　「みんな！これを見なさい！」

　　て言って、

 

　前に持っていってみんなに

 

　　お手本としてみせたんだ。

 

　　私のは返してくれるとき

 

　　額縁に入れて返してあげるって機嫌よく言ってたよ、、、、、、

 

　　あー恐かった！」

 

　　ということで、娘の薔薇は

 

　　この変わった先生に

 

　　大変褒められたそうです。

 

　「おかーさんが代作した薔薇はバレなかったわけ？」

 

　　「知らない。あの時は見てなかったんじゃないかな」

 

　　ということでした。

 

　　つまりこの先生、作品の出来が

 

　　自分のお眼鏡にかなえば

 

　　べた褒めで、

 

　　人間扱いしてもらえるようなのですね。

 

　　しかし先生の基準をクリアしないと

　

　　バシバシ叩かれるみたいです、、、、、

 

　　そーか。そーか。

 

　　厳しいねえ。

 

　　娘が中学校に入ってから

 

　　この「課題」というやつがやたら多いのです。

 

　それもそんなに簡単なものじゃないんですよ。

 

　　

　　ああ、私の中学時代は、実にのどかだった。

 

　　課題？なんてあったかしら？？

 

　　あったんだろうけど、課題ができてなくて

 

　　とか、ましてや提出したけど

 

　　出来が悪くて受け取ってもらえないとか

 

　　提出物の出来が悪いからって叩かれることは

 

　　なかったよなあ。

 

　　まあ、うちの娘の中学校はいろいろ変わったことを

 

　　やってる私立中学なので

 

　　先生も個性派の人がたくさんいるのでしょう。

 

　　韓国全土がこういうわけではありません。

 

　

 

　　昨日は中学校で三時間目に

 

　　「自殺予防教育」！という授業があったそうです。

 

　　生徒たちは略して「自殺」の授業。

 

　　四時間目に国語の先生が

 

　　「三時間目なんだったの？」

 

　　と聞いたところ、

 

　　生徒たちがいっせいに口を揃えて

 

　　「自殺の授業！」と言ったので

 

　　国語の先生が

　

　　『略すな！！」　と怒ったそうです（笑）

 

　　また、娘のクラスメートのウンヒちゃんが

 

　　やたらと最近相談室に呼び出しを食らうそうで。

 

　　なんでアンタそんなにしょっちゅう相談室に呼ばれてんの？

 

　　と娘が聞いたところ

 

　　「こないだの自殺に関するアンケートで

 

　　　”自殺の衝動を覚えたことがある”　って項目に

 

　　　面白がって○つけちゃったんだよ。

 

　　　無記名のアンケートだって言うし。

 

　　そしたら、あれから毎日呼び出しだよ、、、、、」

 

　　　ということです。

 

　　娘の学校生活はそういう話が

 

　　いっぱいで、

 

　　私は娘のおかげでケタケタと笑っています。