こんなこと、あんなこと

夫の徳談2012.11.2

백강 문정사랑 2013. 10. 1. 14:45

週末、来月結婚する二人が



招待状を手に



我が家を訪ねてくれました。




ソウルの教育ママ



  明日は式で着るドレスを選びに行くんだと。




 お式は来月の頭。



 うちでご飯を食べて


 いろんな話をしていきました。




 夫が紹介して


 まだ寒さの残る春に


 はじめて顔をあわせた二人なのですが


 うまく偶然が重なり


 トントン拍子で話が進み


 雪のふるまえにめでたく


 「ククス モッケ」


  (麺を食べる)ことになりました。



 婚礼ではククス(ソーメンみたいな細い麺)がでるので


 結婚すること、結婚式に呼ばれることを


 「ククス モンヌンダ」 と表現することがあります。



 講義から帰って来た


 うちの旦那さんは


 二人を前にして


 お話をしています。



 
ソウルの教育ママ


その話の内容が



 

 私からすると


ここで主礼という仲人さんみたいな人が


 話す話「徳談」(トクタム)みたいな話だったんですね。



(↓これこれ この真ん中にいる方が主礼です)


ソウルの教育ママ




 

 
ソウルの教育ママ


 

まあ、難しい話しなくても


 

 二人の服の色だけみても


 

 この二人が上手くいってることが分かる。


 

 同じトーンだし。




 

 「一緒に買いに行ったのね?


 

  選んだのは彼女でしょ?」


 

 というのが一目瞭然です。


 

 「え!なんで分かったんですか??」


 

 と驚くけど、バレバレだよーん~~( ̄▽+ ̄*)




 

 今回のお式も


 

 二人の紹介者であるうちの旦那さんが


 

 主礼役をするみたいな話もあったのだけど


 

 まあ、今回は新郎がお世話になった大学院時代の教授にお願いしよう


 

 とかいってるうちに内気な教授が逃げちゃって


 

 さっさと決めないといけないから


 

 新郎の地方の名士に出てきてもらうことになった。




 

  そのうち、うちの夫は


 

 もうちょっと年齢が行ったら


 

 たぶんこの「主礼」というのを


 

 たくさんやることになると思う。


 

 だって顔が主礼に向いてるんだもん。


 

  おめでたい感じ??



 

 二人が最初にあった日、帰りの車で


 

 こんな話をしたんだ。


 

 みたいなことを「今だから大披露!」


 

 「え~そうだったの??」


 

 「うそ~~!!」



 

  今回の新婦さん


 

  地域では大変評判の良い「働き者の親孝行娘」


 

  かつ、とても可愛い顔をしている。


 

  だということで、今まで数限りなく


 

  近所から、上司から


 

  縁談が持ち込まれた歴史があったのですが


 

  彼女がことごとく「お断りします!」を

 

  貫き通してきた。




 

  それで彼女は「あの鼻の高い●●」と


 

  カゲでは言われてたらしい。



 

 その彼女があっさりと短期間で


 

 「結婚します!」と言ったことで


 

 うちの夫はその周りの人たちから


 

 「一体どんな新郎を紹介したんだ!!


 

  今回も絶対無理だって、みんなで言ってたのに!!」


 

  と不思議がられている。



 

  うちの夫は


 

 「うまく行く縁はどーやったってうまく行くんです!!

  

  わっはっは!!」 


 

  と機嫌が良い。



 

  彼女は今回の新郎に

 

  最初の出会いのときに


 

  『携帯の番号教えてくれる?」と聞かれて


 

  「教えてもいいけど、私知らない人からの電話とらないのよね


 

   文字メールも無視しちゃうから、そのつもりでね!」


 

  と高飛車にいいおいて別れたそうだ。


 

  いつも彼女はこんな感じだったんだそうだ。ふつーに。


 

  



 

  彼は彼女を車から降ろして家に帰る道すがら


 

  はじめての文字メールを彼女に送ってみた。


 

  


 

  「あんなこと言ってたしなあ。返信くるのかなあ?」


 

  と内心思いながら


 

  「今日は楽しかったです。また会いましょう」とうちこんで彼女に送った。



 

  すると返信が帰って来たというので


 

 自分でもびっくりしたそうだ。

 

  「知らない人からの着信は無視すんじゃなかったの?」


 

  それが始まりで、週末ごとに二人はどこかに遊びに行き始めたそうだ。




 

  じゃあ、お高い彼女がなんで


 

  携帯メールに返信したのか??



 

  それにはこういうウラがあったそうだ。



 

  自分では最初とるつもりがなかった。


 

  それなのに家にいた


 

  お姉さんの子供が着信音に気がついて


 

  文字メールを表示して彼女に持ってきたそうだ。


 

  じーっと表示を見てる彼女に


 

  「返信しないの??」と聞いたんだという。


 

   


 

  そして二回目か三回目に一緒にご飯を食べたとき


 

  なんとな~くこの男の人とは


 

  これからもずーっと会いつづけるような気がしたんだと。



 

   私たちには結婚をはっきり決めるまでの

 

  細かい中途報告はまるでなかったので


 

  今二人の話を聞いてみて、大変おもしろかった。




 

  彼女は田舎のお母さんと二人暮しだ。


 

  いままで結婚を決められなかったのも


 

  自分がお嫁に行っちゃうと、お母さんが一人暮らしになってしまう。

 

 そこまでして結婚したい人も


 

 いままでは現れなかったみたいだ。


 

 だから人から「高慢な!!」と思われるくらい


 

  次々と縁談を断ってきた。


 

 

  ところが今回の話ではそれが上手くいったわけだから

 

  まったく人のご縁はどうなってんだか分からない


 

  新郎の家はけっして彼女の家から近いわけでもないのに。



 

  私たちは来月、田舎からの婚礼バスに乗って


 

  新郎の親の住む地方で開かれる結婚式に行く。


 

  その婚礼バスでは、


 

  多分親族の誰かが


 

  ずっとマイクをもって歌を披露し


 

  状況によっては誰かがバスのなかで踊りだし


 

  (これは現在やってはいけないことになっているそうです!)


 

  つぎつぎにご馳走がバスの中で振舞われ


 

  式場に着く前にはすでに満腹というあれだ。


 

 帰りの行程も右に同じ、、、



 

 私はあれを別名「おなかいっぱいバス」と呼んでいる。


 

 韓国でも都会ではもうそんなものないけど


 

 田舎ではまだまだ残っていたりする。



 

 私はこの結婚式とは別に

 

 来月末、この「お腹一杯バス」の招待側に

 

 回る可能性があって、戦々恐々としているのです、、、、


 

 バスの中でずっと歌を披露し


 

 座る間もなく、食べ物を乗客にご接待、、、


 

 いやや~~~!!!       


 

 とにかく今年中うちの家族には

  

  まだまだ結婚式が続きます。


 

  めでたい、、めでたい、、、、