「あなたはホントに運がいい!」
別に浅見帆帆子さんの書籍レビューではありません。
昨日私がある男性に
言った言葉です。
昨日の夕方、お直しさんに
冬服をもって駆け込みました。
修理できればありがたいし
出来ないと次のを買わないと。
もう雪が降ってきちゃったから。
ここをこうしてああしてね、とお願いした後
その場で直してくれるのを待ってました。
直してくれている
目の前の50代くらいの男性が
「コチャンの人じゃないんだね、どこに住んでんの?」
と聞くので
「ああ、私日本人なんですよ」
「あなた外国人なの?
自分はそういう意味で言ったんじゃなくて
都会の人だなって思ったんですよ。
言葉がここの方言と違うなって。
どれくらい住んでんの?」
「もう10年以上ですよ。長くなりました」
と世間話を始めると
どうもうちの夫を知っている人だった
「もしかしてあなたの旦那さんって
背が高くて体に厚みがあって、メガネかけて
良くしゃべって」
「そうそう!!」
「それでちょっと生え際が後退して来てる感じのある!」
「そうそう間違いなし!!」
なんでこの人が
うちの夫を知ってるかというと
うちの旦那さんが郡の「外国人の妻を持つ夫サークル」の
お役目についているからです。
そのアジョシは私に言いました。
「自分もね、嫁さん外国人だったんですよ、、
でもね、家から出ちゃって、逃げちゃって
今どこにいるか分からないんですよ、、、、」
「どこの人だったんですか?」
『ベトナムから、、、二年前に結婚したんですけどね、、、」
「子供さんはいるんですか?」
「いえ、それはまだだったんですよ」
そのアジョシは、なんでこうなったか
自分が考えるにべトナムからお嫁に来た
若いお嬢さん(23くらい)が、家を飛び出した原因は
ああじゃないかこうじゃないかを
私に話してくれた。
そのアジョシが言うには
「韓国料理も作れない
いっつも携帯を耳につけて
、同じ国からきた女の子としゃべってるばっかり
工場で働きたいっていうけど
もうちょっと韓国語を真面目に勉強してからにしたら
どうだろうか?って言ったら
本人が気を悪くして、、、帰ってこなくなったんだ」
という。
ふーん。そうなんですか。
大変でしたね。
その期間お金も大変掛かったそうで
その金額に私は「ひえ~!!」となった。
「日本人ってのは、韓国語と言葉が似てるから
やっぱり上手だよね。
あっちは全然違うから、いつまで経っても覚えなかった」
私はとっても韓国語が上手な
ベトナム人を何人も知ってるし
10年住んでも韓国語をしゃべれない日本人も確実に知っている。
でもそのことはなんにも言わなかった。
それで、結局そのアジョシに
「あなたはホントに運がいい!」
と言ってしまったのです。
アジョシは、今さっきあった女からそんなこと
いわれるとは、それも「外国人嫁」から
そんなこと言われるとは思いもしなかったらしく
ちょっとびっくりした顔をしてた。
「だって、そーでしょ。
その人がまかり間違って、ちょっと我慢して
子供でも生んでた後だったらコトが大きくなりますよ。
その人、韓国語も勉強しないわけだし
韓国料理も作る気がないわけだし
韓国に入っていこうとか馴染もうって
姿勢がまったくみえなかったんでしょ。
(拉致されて韓国にすんでるわけじゃなし!)
ベトナムに帰省もさせてあげてた。
生活費もちゃんと渡してた
それでもそうやって文句ばっかり言ってるんだったら
そりゃご主人は大変ですよね。
そうなるとママになっても
子供の教育にも、
多分いろんな問題が出る可能性がありますよ。
だから、そういうことになる前に
自分から出て行ってくれてホントに良かったですね!!」
と言ってしまった。
アジョシは、
「自分でも実はそう思うんですよ、、、、」
でも、元気がないですよね。
そりゃそうだ、、、、
奥さんがいなくなったんだから、、、
私も無責任なこといってんなあと思うけど
やっぱりこれが夫婦の問題から
子供の問題に発展する前でよかったと思う。
お母さんがいつまで経っても韓国語しゃべれないことも
そのことで、お父さんといつもケンカしてることも。
子供にとっては、あまり良い環境だとは思えない。
ベトナム人でもカンボジア人でも、中国人でも
しっかり農村で『韓国の嫁」やってる外国人がたくさんいる。
だけど、そうじゃない人、キレちゃう人や
逃げちゃう人がいるのも、田舎の現実。
ごめんなさい。
もっと上手くいってあげられたらいいんだけど
いや、韓国語能力の問題でもないよな
私の場合、どうせ日本語で言っても
同じこと、人に言うんだろうけど。
かといって、『次行こう、次!」とも言えないよね。
『愛する人と家族」を作りたい思いで、
言葉も通じない外国人嫁の手をとった男性たち。
その中には、少なからず、「奥さんに逃げられてしまった」人がいる。
ある村では
「あそこのベトナム人も逃げたし、
あっちのベトナム人も逃げたし
ずーっとあっちに行ったところの中国人も逃げたし」
とお年寄りに言われてびっくりしたことがある。
こんなの聞いたら
韓国人男性ってむちゃくちゃ悪いのか?
嫁を人間扱いしないのか?って
思っちゃいますよね。
決してそうではないのですが、
まあ、あれです。
あまりコミュニケーション能力が高くない人が
国際結婚を選ぶ韓国人男性たちの集団に
集まっているようではあります。
あまり上手くないんですね、
自分の気持ちを表現することが。
そしてやってくる外国からのお嫁さんは
どの人も20代前半。
そしてどうもある国から来るお嫁さんは
10代の女性まで混じっているという噂がある。
お金を渡して書類だけ20代に書き換えてもらって。
だから50代の韓国人男性に20代どころか
10代!!の女の子が実はついている場合があるそうで。
うーん。そりゃあかんわ。
父と娘以上じゃないか!!
下手したら孫??
飛込みで入った直しやさんで
そんな話になってしまったのでした。
それでも私はやっぱりこの人のことを
『運がいい」とは思うけど
「運がいいから」 すべてがおさまるってわけじゃないもんね。
こういう韓国の田舎の国際結婚の状況
もうちょっとなんとかなったらなあ、、、
と思うのでした。
先にお嫁にきたその国の人たちが
これから来る人に向けて
情報発信することが
微々たる力ではあっても
一つのたすけになるのではないのかなと
思っていますけれど。個人的には (えみこ)
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