こんなこと、あんなこと

実家の家壊し2013.1.20

백강 문정사랑 2013. 10. 3. 10:33

 私の今回の日本帰省の一つのメインはこれでした


 家壊し。



 今まで実家で


 家族が台所アンド居間として使っていたスペースを


  従業員さん用のスペースとして解放するため


  改造することになったのです。




  うちの実家には働き手として


  家族以外で今、独身の男の子が四人。


  みんなまじめで可愛い子達です。


  彼らの数が増えてるのに


  ゆっくりご飯を食べてもらう場所もないなあと


  言うことで、今回手をいれることになったようです。





  それでそのスペースにあったものを


  私の親が住んでいる家の方に移すことから始めます。


  夫と二人で、子供たちにも手伝わせて


  どんどん運ぶ。



  私と夫は、こういうことを韓国でも


  かなりマメにやってるので


  あまり苦じゃない。

 

  うちの子達もせっせと手伝う。



  夫婦二人で、大型冷蔵庫まで動かしたので


  うちの母はびっくり



  これが冷蔵庫跡


  
ソウルの教育ママ



 


  おかーさん。これが私の韓国での暮らしぶりなのよ、、、


  今頃分かった?


  軍隊に行って来た男の前では


  ノーは無しなのよ。


  夫にやろうといわれたことは


  出来ようが出来まいが全部やってんのよ。


  そうすると結局、出来てたりするんだけどね。


  大型冷蔵庫ぐらい夫婦で運べる、、ということになってくるわけ。


  

  夫は、畳や


  シンク台までどんどん外していく。



  
ソウルの教育ママ



 畳の間に積もった埃の多いこと。




 韓国人が「畳ってさ、そうじが出来ないから不衛生よね。きっと」と


 よく言うんだけど


 この埃を実際にみてみて、


 「確かにそうかも、、、でも黙ってよう、、、」と


  おとなしく思いました。


  度々外すには重すぎるジャパニーズカーペットです。


  しかも冬場はコタツが載ってますしね。



 


  とにかく、たたみも障子も全部外しておけば


  大工さんが来て、すぐに作業にとりかかれる。


  商売してるから工事ははやくおわるほどいい。

 


  浄水器なんかも 夫が器用に外して


  別の場所に付け替えてくれた。




  
ソウルの教育ママ



 これも全部うちのだんなさんの手で


 解体してもらった。


 シンク台の上にあったつり棚とか


 換気扇なんか、ちょいちょいっと


 電動のドライバーで外してしまった。



  うちの母は


  「こんなことまで出来るの?!」と


  びっくりしてたが、


  「おかーさん、田舎生活ってね、自分に腕がないと


   ものすごーく不便になっちゃうんだよ。


   だからこの人水道もガスも自分で触れるよ。」



  「まあ!なんて便利なご主人!


  あなたのところは、技術者とか呼ぶ必要が


  まったくないわね!」



  そういえば、そんな人、この何年も呼んだこと無いや。


  全部うちの夫が直してくれた。





 一番大変なのは、二十年近くの間に


 台所に溜まった「モノ」を捨てること。


  私たちにとっては、「不必要」だと思えるものでも


  母にとっては「大事なもの」だったりするから。


  だから判断はすべて母につけてもらわないと

  

  あとあと「捨てられちゃった!」と後悔される。



  私が、モノ別に別けておいて


  「これ要る?要らない」をどんどん母に聞いていく。


  「捨てていい」と言ってくれたものは


  即座に処分。


  とにかく母の視界にいれさせない。


  あとで見ると、「やっぱり置いておこう」とか


  おもわれちゃうので。



  おかげでびっくりするほど、台所のモノが減った。


  ごみぶくろはどんどん膨らんでいった。


  大きな袋を少なくとも10袋は捨てた。



  私の祖母がつかってたものまであった。


  一体何十年使ってないのか!



  スパスパ捨ててたら


  どんどん片付いていった。


  母は、


  「今回、もう一つ整理棚を買って収納しよう


   と思ってたんだけど

   

   要らなくなっちゃった」


   と驚いていた。




 「あんたをどこかの引越し屋さんに貸してあげたいわ。


  移動が一日で終わっちゃったじゃない!


 

  ○○さんちも改築するって言って、


  一ヶ月前からモノ運んでるそうだけど


  全然片付かないっていってたからねえ。」



 「人様のお家でこれができるかどうかはわかんないよ。


  一応これでもお母さんの嗜好を踏まえてモノの分別してるから


  早く片付いたんだよ。」




  ここで育った娘だから出来ることだと思うと


  言おうとしたんだけど、


 いや、単に性格かも。


 のんびりものの私のお姉ちゃんが


  この場に居合わせたら


  きっと、うちのお母さんと一緒に


  「これどうしようか?」とモノをはさんで迷ってる。






 ということで


  夫婦二人で、どんどんモノを運んで


  不用品は捨てて


  必要なものを買いだしにいって


  ということを、帰省してからすぐにやっていました。



  大工さんが入ったのは


  もう私たちが、韓国に帰る数日前。



 こんな状態になってるところから



 
ソウルの教育ママ




ソウルの教育ママ



  カベを外し、タイルをはいでいく。



 
ソウルの教育ママ


  機械でやってるから早い。




ソウルの教育ママ



 浴室にも手をいれる。


 電気ドリルの音が響く。




ソウルの教育ママ



 


  コンクリートのゴミ袋がどんどん出てくる。




ソウルの教育ママ



  
ソウルの教育ママ





  

  次の帰省には完成品が見られることでしょう。




  今回の帰省は、この工事のせいで


  とっても疲れたのですが


  「あんたたち夫婦のおかげで


  ものすごく楽に終わった」と


  母にいってもらえたので


  やっぱりこのときに居合わせて良かったなあと


  思ったのでした。    よかったよかった。